朝7時に快晴の新宿をマイクロバスで出発。
1000円割引が廃止されたおかげで順調に走り、素晴らしく晴れた日光・男体山が見えてくる。
少し雲が湧きはじめた中善寺湖と戦場ヶ原を通過。
樹林帯の中の林道を登って10時30分に山王峠登山口に到着。
快晴のなか、ここからスタートします。
久し振りの快晴で今日はラッキーな山行になりそうです。
・山王峠手前の登山口
山王峠から約一時間で 山王帽子山頂に到着です。
木々がジャマで展望は良くありません。
・山王帽子山(2077m)山頂の標識
・木々の間から男体山と戦場ヶ原
山王帽子山と小太郎山の鞍部へ一旦下ります。
滑りやすい笹の道です。
ここで昼食を取りましたが、小太郎山方面に黒い雲がかかってきました。
12時頃からバラバラと雨が降り出し、午後3時からの50%降雨予報が早まったようです。
雨具を着用して小太郎山に向かいましたが、さらに激しい雨となり、
周辺の空からはバリバリと雷の連続音が響いてきます。
ここでガイドが降雨による下山ルートの危険性と雷による撤退について
意思の確認を行い、12名が撤退、3名が継続を希望しました。
携帯でマイクロバスの運転手に電話しましたが通信できません。
そこで小太郎山まで登ってから最終判断し、バスに連絡することになりました。
小太郎山に登りながら懸命に雷雲が去ることを祈りました。
・小太郎山(2328m)山頂
山頂では雹がバラバラと降ってきました。
どうやら上昇気流が冷やされて雷雲が奥白根方面に移動したようで
連続する雷の音もパリパリと遠雷に変わってきました。
遠雷になったことで続行となり、雹雨と雷音の中を太郎山に向かいます。
登りの途中で携帯が通じなかったことで撤退せずに済みました。
・太郎山へ向かうヤセ尾根・剣ケ峰と周辺に咲くシャクナゲ
太郎山へはヤセ尾根を渡りますが岩場が危険です。
ガイドが最初の女性をロープで支えて降ろそうとしていますが、
恐怖のため5~10分経っても足場を決められずに降りれないようです。
小太郎山頂から岩場を迂回する二人組が見えてましたので、
迂回路を探すと岩場の左側にありました。
ガイドに伝えて特に危険もなく通過できましたので見た目ほど怖くありません。
標識がないため迂回路に気付かないと1時間以上ロスするところでした。
少し登りかえすと右下に火口跡の「お花畑」が見えてきます。
太郎山の頂上はかなり広く、頂上からの眺めは最高ですが、
雨と暗い雲と遠雷の中で周囲の展望を撮影。
・太郎山(2367.5m) 山頂
日光白根山方面は黒い影で、今日アルコ隊が登っている燧ケ岳は雲の中です。
左から 女峰山 小真名子山 大真名子山 男体山の山影
お天気雨の様相に変わって来ましたが午後3時に下山開始。
入場門のような大岩の間を抜けるとお花畑です。
花のまったく無い草原の真ん中を通ります。
この先に日光三険といわれる新薙がありますが、 ガレ場はしっかりしており落石注意で通過。
木漏れ日が当ってきましたが、小雨が続き遠雷も時々響いてきます。
・木漏れ日の男体山と中善寺湖
ここから濡れた急斜面を下りますが、補助ロープが連続します。
参加者がロープを摑むとガイドが下から右、左と足の置き場を指示しています。
指示通りに動こうと指示待ちの人がいて、300mの急斜面に2時間掛かってしまいました。
このスローペースは岩稜ルートなみです。
手掛かり、足掛かりは充分にあるのですが、ロープと指示に頼るため足場が見えず
手も使えずで、ガイドの指示を待ってから一歩一歩降りています。
ロープを摑む順番待ちで時間がどんどん過ぎていきます。
・小太郎山-太郎山の稜線と下り急斜面
登るよりも時間が掛かっており、薄暗くなってきました。
結局、標高差600mで2時間程のコースを3時間掛かってバスの待つ林道に到着。
一時間以上の遅れのため、温泉入浴をカットして午後6時に下山口を出発しました。
初級の上の一般向けコースでしたが参加者には濡れた下山ルートは厳しかった様です。
途中の高速で事故渋滞があり、一時間程ノロノロ運転となりましたが、
午後10時に新宿に到着して解散です。
四国、岐阜に続き6回連続の雨中山行となりましたが、運良く撤退せずに登れました。
全国で梅雨が明けましたので、これからは熱中症対策が必要になります。
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