熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

近畿山行・護摩壇山、伯母子岳、大和葛城山

2013年11月28日 | 登山

効率良く近畿地方の四山を登るE社のツアーに参加。
11/7、20:00に東京駅前を狭いマイクロバスに乗って出発。

タイヤ上の座席に当ったため、窮屈でほぼ眠れないまま第二東名-名神-名阪自動車道を走行。

高野龍神スカイラインを登って、6:20に道の駅『龍神ごまさんスカイタワー』駐車場に到着。

駐車場で明るくなるのを待ちながら朝食と登山準備。

今日の第一弾は300名山・護摩壇山で高低差100m、1.時間程のハイキングです。

【11/8、登山口-護摩壇山-龍神岳-往路下山-登山口-伯母子岳へ】

初日は天気予報通りに快晴になりました。明日は大荒れの予報ですが・・・。

6:40に駐車場奥にある護摩壇山・龍神岳登山口-1280mを出発。

一応、ザックに食料・水・雨具等の装備一式を詰めて登ります。

 

広々とした緩やかな階段道を進みます。

展望が良く、両側にくすんだ紅葉の山並みが広がります。

15分で300名山・護摩壇山-1372m山頂に到着。

 

護摩壇山(ごまだんざん、ごまだんやま)は、和歌山県田辺市と奈良県吉野郡十津川村との県境にある。
標高は1,372m。紀伊山地に属する。落ち延びた平維盛が、高野山を経て逃れてきた時に
平家の命運を
占うため、ここで護摩を焚いたとの言い伝えからこの名が付いた。

和歌山県・朝日夕陽100選の碑がありました。

 

記念撮影後、最高峰の竜神岳に向います。

50m程のアップダウンの稜線歩きになります。

 

15分程で和歌山県最高峰・竜神岳に到着。

護摩壇山が和歌山県の最高峰であると言われてきたが、国土地理院が2000年に護摩壇山の東方約700mの
峰の方が10m高い(1,382m)ことを確認し、和歌山県の最高標高地点となるこの峰は「龍神岳」と命名された。

 

和歌山県最高峰の石柱とNHK中継局の石柱があります。

 

この山塊は同じような1000m級の山々に囲まれていて、山頂から遠くまで見渡せます。

龍神岳から護摩壇山を振り返ります。

7:20に護摩壇山経由で登山口に戻ります。

 

7:40に登山口・駐車場に帰着。記録的な安近短の300名山でした。

バスに乗車して左側奥に見えている伯母子岳への登山口に移動します。

稜線沿いに造られた林道を20分程走行して登山口に到着。鹿が一頭飛び出してビックリしました。

【11/8、遊歩道入口-伯母子岳-熊野古道小辺路-大股登山口】

第二弾は200名山・伯母子岳で高低差700m、4時間程のハイキングです。

伯母子岳遊歩道入口-1260mを8:10に出発。

 

落ち葉に隠れた小石で歩きにくい遊歩道でした。8:40に小ピークの『口千丈山』-1330mに到着。

 

100m弱のアップダウンが続く縦走路です。

9:10に小ピークの『牛首山』に到着。隠れた小石で歩きにくい道が続きます。

 

小ピークの先に目指す伯母子岳が見えます。

風も無い秋空で少し汗ばんできました。

気持ちの良い水平道ですが、落ち葉の季節は隠れた小石で疲れます。

まもなく伯母子岳への登りになります。

遊歩道分岐点を直進して伯母子岳山頂に向います。

高低差100m程の最後の登りに一頑張り。

背後に歩いてきた遊歩道の稜線が見えます。

10:05に200名山・伯母子岳-1344mに到着。

 

伯母子岳(おばこだけ)は、紀伊山地西部に属する奥高野の山である。日本二百名山の一つに数えられる。
伯母子岳一帯は高野龍神国定公園に指定されている。山名の由来は北側山麓の子ノ谷に住んでいた美貌
の乳母に村の長者が子育てを頼んだことであるとされる。北側の平集落は流浪の武将、平維盛が
この地で
生涯を終えたとする伝説があり、「平維盛歴史の里」としての施設がある。

西側に朝方に歩いた龍神岳-護摩壇山-ごまさんスカイタワーが見えます。

北側は高野山方面、その遠方に夕方に登る大和葛城山があります。

東側に広がる展望。修験道の大峰山系が一望されます。

北側に下山ルートの大股方面。

軽くお腹を満たし、10:15に大股登山口に向います。

100m程を下って遊歩道に合流しました。この地点が桧峠のようです。

ここからは熊野古道小辺路の伯母子峠ルートになります。

よく踏まれた路面で、小石が少なくて歩き易くなりました。

 

緩やかなアップダウンが続きますが、熊野古道と聞くと味わいがあります。 

木陰から伯母子岳が見えています。

古道崩落による迂回路がありました。ここで昼食を摂りました。

  

11:10に右斜面に造られた迂回路に入り、5分程で左斜面の古道に合流します。

左斜面に出てからは、小石がゴツゴツした長い下り道になりました。

秋の陽射しが当り、七色の古道歩きを楽しみます。

標識のあった夏虫山でしょうか。美しい紅葉に包まれています。 

250mほどジグザグ道を下って、11:40に萱小屋-1000mに到着。

史跡は無く、今はキャンプ場として使われているようです。

 

11:45に萱小屋を出発。ジグザグ道の急降下が続きます。 

ここで伯母子岳に向うパーティとすれ違いましたがキツイ登りになります。

 

やっと十津川村が見えてきました。

 

橋を渡って小辺路・大股登山口-700mに12:10に到着。

 

世界遺産・熊野参詣道の掲示坂です。
重機による補修箇所が見られましたが、落ち葉に覆われて古道歩きを楽しめました。

護摩壇山から登って楽をした高低差700m、4時間でしたが疲れる下山道でした。

次の300名山・大和葛城山に登るため、12:30に十津川村を出発。

 

高野山経由で金剛生駒紀泉国定公園の葛城山ロープウェイ駅に向います。

高野龍神スカイラインに入り、祭礼・観光客で賑わう高野山を通過。

高野山の大規模道路工事で渋滞したため、予定より30分遅れで15:15に葛城山ロープウェイ駅に到着。

第三弾、大和葛城山はロープウェイを利用するため、高低差90m、30分の散歩登山です。

【11/8、葛城登山口駅-葛城山上駅-大和葛城山-葛城高原ロッジ泊り】

山中泊りになるため、荷物を全て背負って行動します。

葛城登山口駅から15:30発のロープウェイに乗車。

眼下には歩いている人が見えますが、我々は高低差500mを一気に登ります。

 

6分で葛城山上駅-870mに到着。山頂に向って15:40に出発。

 

しばらくは舗装された自然探求路を進みます。

ここは山頂周辺のツツジ園が有名とのことですが、今はススキ野に覆われています。 

大勢の観光客が満員のロープウェイで下山していきます。

麓の奈良盆地が少し霞んで見えています。

店仕舞い中の食堂を過ぎて右折、最後の階段登りになります。 

 

山頂周辺はツツジ園で有名とのことですが、今はススキ野に覆われています。 

15:50に300名山・大和葛城山-959m山頂に到着。

大和葛城山(やまとかつらぎさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する山。
標高
959.2m。近鉄沿線の観光地として和泉葛城山よりも知名度が高いため、単に葛城山と呼ばれる
こともある。
金剛生駒紀泉国定公園内にあり、北の二上山、南の金剛山とともに連峰をなしている
金剛山地の山の一つ。
山の形状がなだらかであるため、この付近を葛城高原と呼ぶこともある。

 

「葛城山」の名称はかつては金剛山を含む葛城山脈の総称として用いられており、現在の葛城山
(大和葛城山)は古くは大和では戒那山(かいな-)・天神山・鴨山、河内では篠峰(しのがみね)と称した。

南側には明日登る金剛山が見えます。

西側は大阪平野になりますが、モヤで霞んでいます。

北東側に奈良盆地の街並みが広がります。

記念撮影後、山頂直下にある本日の宿・葛城高原ロッジに移動。

 

葛城高原ロッジ-920mに16:10到着して登山終了。
部屋に荷物を置き、日没前の撮影にと山頂周辺を一回りしてみました。

ロープウェイの最終便が近づいて、山頂から人影が消えました。

 

秋風にそよぐ広々としたススキ野原に癒されます。

 

明日の悪天候の前兆でしょうか、太陽にリング状の虹が見られます。

 

ススキと紅葉と緑葉樹の配色も見事です。

今日は最後まで素晴らしい秋空に恵まれました。

明日はこの先の水越峠に降りて向いの金剛山に登ります。

ひときわ目を引く赤い紅葉樹。

日没は16:50、残念ながら大阪湾ではなく雲に隠れてしまいました。

宿に戻って大浴場で汗を流し、明日の登山準備を終えて夕食待ち。

18:00から名物料理かも鍋を美味しく頂きました。締めはうどんとご飯を鍋に入れて満腹です。

夕食後に再度葛城山頂に出掛け、東側に広がる奈良盆地を撮影。

西側には大阪平野の夜景が広がって見事です。きらめく宝石のような夜景をしばし鑑賞。

もう一度大浴場に入って体を温め、21:00に就寝。
今日は三山登頂しましたが、山頂まで10分と15分は最短記録です。

やはり明日の天気予報は荒れ模様で、何とか撤退せずに金剛山に登りたいですね。


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