熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

東北山行・台風下の太平山

2014年10月21日 | 登山

6:30に起床して朝食。台風通過中だが午後には天候が回復するとのこと。
登山口で最終判断することにし、8:00に秋田駅近くのホテルを出発。

国道-林道を30km走行して9:00に太平山の旭又登山口に到着。

強風のうなる音と中降りの雨で登山を迷うところです。

一瞬、雲の切れ間から太陽が見えました。昼過ぎの回復を信じてトイレの軒先で登山準備。 

雨具・スパッツ・ザックカバーを装着して9:30に旭又登山口-310mを出発。

【10/14、旭又登山口-御滝神社-御手洗-太平山-往路下山-青森・みちのく温泉泊り】

一座目は300名山・太平山。高低差900mのピストン登山です。

一応、熊鈴を鳴らしながら太平山登山口に入ります。

しばらくは樹林帯で強風が避けられます。 

 

すぐに平坦な林道歩きになりました。森林軌道跡とのこと。

狭いコンクリート橋を渡ります。

木道脇に水場がありました。

  

緩やかな登りになりました。

新しく設置された木橋を渡ります。

 

ここから山道になり、9:45に御滝神社-410mに出ました。

 

登山の安全と天候回復を祈願。この先から中斜面の本格的な登りになります。 

木の根だらけの登り坂にあやめ坂とありました。

 

木々の合間からガスに包まれた山肌が見えます。

 

木の根だらけのブナ林は水気タッブリです。

10:45に御手洗-832mに到着。 

御手洗の池は湧水のようです。一口味わいました。

 

残り高低差300mの登りをゆっくりと進みます。

ガスに包まれた稜線が近づきました。 

 

山頂到着が遅いほど、天候と眺望回復が期待されます。

11:30に稜線の赤倉岳分岐点-1100mに出ました。鐘をひとつ鳴らします。 

 

右折して小雨混じりの横風を受けながら山頂を目指します。

アルミ造りのような銀色の鳥居を通過。

予測した稜線の突風はなく、雨も小止みになりました。

 

登って正解と思いながら山頂の避難小屋が見えてきました。

 

11:40に300名山・太平山(奥岳)-1170mに到着。

太平山(たいへいざん)とは、秋田県中央部、秋田市と上小阿仁村とにまたがる山である。太平山を中心と
して
太平山県立自然公園に指定されている。秋田市内の各地から望むことができるため、市のシンボルの
ひとつと
して校歌などに歌われることも多い。秋田市中央部に近い側から前岳、中岳、鶴ガ岳、剣岳、宝蔵岳、
弟子還岳、
太平山(奥岳)、旭岳など多数の山頂が連なる。年間を通して熊が出没するとのこと。

 

奥岳には太平山三吉神社の奥宮が設置されている(里宮は秋田市広面赤沼にある)。また奥宮参籠所
(山小屋)
があったが、2008年(平成20年)9月22日に火災のため焼失した。このとき奥宮の被害はなかった。
参籠所は
再建工事が終わり2009年(平成21年)9月1日より利用可能となっている。またいくつかの登山道
の中腹には
女人堂があり、太平山もかつては多くの山と同じように女人禁制であったことをうかがわせる。
山名の由来は
太平の後背に位置する事からである。太平は「オイダラ」に字を当てたもので、由来は
「大江平」「狼平」など
多数語られているが、一説によるとアイヌ語で「山の麓の動揺する地」の意ともいう。

 

全方位がガスに包まれて展望はありません。

 

奥宮参籠所(山小屋)は土足禁止のため、入口に座って風雨を避けながら昼食を摂ります。

 

時折り強風が吹きぬけ、天候回復は遅れているようです。

 

山頂下のトイレは使用禁止のようです。12:00に下山開始。

また風雨が強くなりましたが、稜線を下ると一安心です。

宝蔵コースか赤倉コースの下山も考えましたが、展望無しで旭又コースを戻ります。

積もった落ち葉が小石や木の根を隠して足場が不安定です。

楽な下山路と思っていましたが、頻繁にコケそうになります。 

12:30に御手洗の広場に出ました。

二体の御地蔵様が寄り添っています。ここで湧水を頂き、大休止。

 

また滑りやすい落ち葉だらけの道をゆっくりと下ります。 

山並みはガスのままで、天候回復には恵まれませんでした。

 

ブナ林の紅葉に包まれながら北東北の山旅を味わいます。

 

明日の世界遺産・白神山系のブナ林も楽しみになります。

13:20に御滝神社を通過。台風下での安全登山に感謝しました。

 

落ち葉が少なく、安心して歩ける道になりました。

 

旭又沢の木橋を通過。

沢の水量は朝方と同様のようです。

ブナ林から秋田杉の道になります。

 

木道脇の水場で一口味わい、コンクリート橋を通過。

台風の影響で、今日の登山者は私一人のようです。

13:40に旭又登山口に帰着。高低差900m、4時間10分の雨中山行でした。

雨具を脱ぎ、衣服を着替えて次の白神山へと移動します。

 

14:00に旭又登山口を出発。135km先の青森県・みちのく温泉まで約4時間です。

林道を下っていくと青空が見えてきました。平野は天候回復したようです。 

林道脇にある仁別森林博物館の池を撮影。

平地には秋のススキ野が広がっています。

 

秋田道から大間越道を走行し、日本海の美しい海岸線をチラ見します。

雲の合間から太陽光が差し込んでいます。

日本海の見所が一杯の大間越線でした。

16:30に青森県・深浦町のみちのく温泉に到着。

日本一の大水車と観音像が名物の宿です。 

チェックイン後、雨具を干してから温泉で汗を流します。
露天風呂から見える日本海の夕陽は、すでに終わっていました。

夕食後、ライトアップされた日本一の大水車と観音像を見学。

 

二度目の入浴後、明日の200名山・白神岳に向けて21時に就寝。 

ライトアップも21時に終了。明日は台風通過後の快晴予報です。

明日の世界遺産・白神山地の核心地域を味わうにはとても足りないですが、
今回は白神岳を登り、時間があれば十二湖にも立寄る予定です。


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