北海道山行八日目、今日も快晴に恵まれました。
3:30に起床して朝食。ベッドを整理してゲストハウスを後にします。
二日間お世話になりました。4:00に十勝岳温泉に向って出発。
約40kmを走行し、4:50に十勝岳温泉-1270mに到着。
駐車場は混み合っています。今日は高低差650m、富良野岳-上ホロカメットク山を周回します。
【7/22、十勝岳温泉-富良野岳-上富良野岳-上ホロカメットク山-十勝岳温泉】
登山準備後、5:00に十勝岳温泉登山口を出発。
岩だらけの緩やかな登山道を進みます。
安政火口が見えてきました。次々と先行する登山者が見えてきます。
5:20に安政火口前-1410mを通過。今日は混み具合から熊鈴を外して歩きます。
汗拭きタオルを車に忘れましたが日陰で助かります。富良野平野が広く見渡せます。
右手奥に富良野岳が見えてきました。右斜面への長いトラバース道が続きます。
5:40に上ホロカメットク山分岐-1502mを通過。
やっと高度を稼げる登り道になりました。
整備された階段道になりました。
両側にポツポツと花々が咲いています。
ここまで30人位追い越して先行する登山者は見えません。熊鈴は不要でしょう。
左側に十勝岳への稜線が見えてきました。
6:40に縦走路分岐-1740mに到着。
単独登山者が二人いましたが、一人は空身で山頂に向いました。
右折して階段道を登り、最後の高低差160mを頑張ります。
ここから登山道は一気にお花畑となりました。
小ビークを越えると山頂が近づいてきます。
今日も快晴が続き、幸運な北海道山行に感謝です。
7:10に花の百名山・富良野岳-1912mに到着。
富良野岳(ふらのだけ)は、石狩山地の十勝岳連峰の南西部に位置し、富良野市と上富良野町にまたがる
標高1,912mの山である。山域は大雪山国立公園に指定されている。火山ではあるが、山麓の安政火口を
除き、古い時代に活動を終えたと考えられる。そのため、安政火口近辺を除いて全山高山植物が豊富で、
特に山頂部は夏の時期は広大なお花畑が広がる。花の百名山に選定されていて、著者の田中澄江は代表
する高山植物としてエゾノハクサンイチゲなどを紹介した。エゾウサギギク、エゾツツジ、エゾノツガザクラ、
エゾルリソウ、コイワカガミ、ダイセツトリカブト、チングルマ、フタマタタンポポなども見られる。
隣接する十勝岳が有史以来の激しい噴火のため、山頂部に植物に乏しいのと対照的である。
360度の大展望が広がります。西側の前富良野岳方面。
東側は十勝岳-トムラウシ山-大雪山への縦走路。素晴らしい見通しの良さです。
南側は下ホロカメットク山-大麗山が雲に覆われている展望です。
先着した単独登山者と20分程会話しました。昨日から十勝岳-富良野岳と縦走してきたそうで、
もう一人の方は大雪山から完全縦走してきたとのこと。驚きです。
私は7:30に富良野岳から上ホロカメットク山に向います。
山頂を下り、7:50に分岐を直進して縦走路を進みます。
稜線に日陰はありません。タオルを忘れた事を後悔する暑さとなりました。
最初のピークに着きました。三峰山はこの先になるようです。
富良野岳を振り返ります。素晴らしい快晴でジリジリと肌が焼けます。
十勝岳への縦走路を進みます。二組四名とすれ違い、熊の心配は無いようです。
次の小ピークが三峰山-1866mで、8:40に通過。
次の上富良野岳が確認できます。
緩やかな稜線を登り詰めて、9:10に上富良野岳-1893mに到着。
また鞍部まで下り、上ホロカメットク山に登り返します。
9:25に上ホロカメットク山-1920mに到着。
十勝岳が目の前になりました。長い構造物を運ぶヘリコプターが頻繁に往復しています。
単独縦走の二人とすれ違い、三連休を利用して富良野岳まで歩いているようです。
特異な安政火口と富良野平野を見ながら小腹を満たします。
ここは富良野岳と十勝岳の中間点になるようです。
9:40に下山開始。上富良野岳に戻って下山道を下ります。
9:50に上富良野岳を通過。
ここから赤茶けた岩場を通って高低差400mを下ります。
火口壁に沿った下山道が見通せます。
富良野岳からの稜線を展望。
途中から見事な階段道になり、登ってくる登山者はヘロヘロになっています。
四組10名程とすれ違い、稜線はキツイ陽射しで焼けますよとご挨拶。
10:30に上ホロカメットク山分岐に到着。登るにはキツイ階段道です。
中学生30人程の団体とすれ違い、この先暑くなりますがお花一杯ですよとご挨拶。
10:55に安政火口前を通過。親子連れの一般観光客が訪れています。
登山口の十勝岳温泉が見えてきました。
歩きにくい岩ゴロゴロ道と、強い日差しに嫌になります。
杖をついた外人の老女が登ってきましたが、一般観光には厳しい道です。
11:20に十勝岳温泉登山口に帰着。
四座目は、高低差650m、6時間20分、28,000歩の花の百名山でした。
十勝岳温泉は山の水が涸れて源泉を薄められずに入浴不可とのこと。
代わりに飲料水を使うとコスト高になるため、困っているそうです。
タオルを忘れたため、急ぎトイレの水道で顔と両腕を洗い塩気と汗を拭き取って着替えました。
11:40に次の神威岳に向けて出発。160kmを走行して浦河町を目指します。
樹林帯を走行中、白い結婚衣装のペアモデルと撮影隊に遭遇。
ゲストハウスで話題になっていたアジア系旅行業者のパンフレット撮影のようです。
12時に農道脇のラペンダー畑に立ち寄り、昼食を摂ります。
観光トラクターが周回しています。ジャガバターと牛乳を美味しく頂きました。
十勝連山と富良野岳が見えます。明日は北海道全土に大雨・雷警報が出ています。
富良野から樹海ロード日高を走行し、日高の海岸線に出ました。
左に牧場、右に海岸線が広がり、浦河町に近づくと濃い霧に覆われていました。
最後はライトを点灯し、薄暗い霧に包まれた浦川町の旅館に16:20に到着。
ここで神威岳のガイド・参加者と合流し、入浴後に夕食。
参加者は二名で、今日は花の百名山・アポイ岳に登ってきたそうです。
山の神様に天候回復を祈りながら20時に就寝。夜半にはまだ雨が降っていません。
明日は3:30に起きて、大雨・雷警報の中、ガイドの判断で300名山・神威岳に挑みます。
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