北海道山行二日目、6:00に起床して6:30より朝食。
7:00にホテルを出発して、300名山の大千軒岳に向います。
【10/1、函館市-松前町-石崎松前林道-新道登山口-大千軒岳-往路下山-函館市帰着】
8:30に予定した奥二股登山口のある福島町の林道入口に到着。
しかし、激しい雨とガスで視界も無いため、最短ルートの松前町側登山口に変更。
9:00に松前警察署に立寄って林道ルートを確認すると、三箇所あるルートは通行止めとのこと。
焦りましたが、林道管理部に電話すると迂回路の『茂草大曲林道』は通れるとのことで出発。
●松前町上川ルート : 袴腰ゲート通行止め → 迂回路あり
●福島町千軒ルート : 先週から補修工事中で通行止め?
●上ノ国町石崎ルート: 通行止め
舗装された狭い『石崎松前林道』を走行して9:30に袴腰ゲートに到着。
しかし、迂回路の『茂草大曲林道』は重機二台で塞がれています。
逆に袴腰ゲートは開放されていて、補修工事終了と判断して進みました。
荒れた砂利林道は問題なく走れましたが、最後の大曲ゲートが閉まっていてガックリ。
Uターンして分岐まで戻ると『茂草大曲林道』が通れる状態になっていて、やっと先に進めました。
11:00に大曲ゲートの反対側に到達。二時間近いロスになりました。
林道合流点を右折して『新道登山口』に向います。
途中にある『旧道登山口』を11:20に通過。
11:40に『新道登山口』-640mに到着。
広い駐車場には先行車が一台駐車しています。
風が弱いので傘を差し、11:50に登山口を出発。
出だしは樹林帯で、熊鈴を鳴らしながら進みます。
渡島駒ヶ岳に続いて高低差430mのハイキング気分です。
徐々に傾斜がきつくなり、小まめに山頂までの距離が表示されています。
ここで笛を吹きながら下山してきた中年夫婦とすれ違い。
『こんな天気でも登る人が居るんですね』と互いに挨拶。300名山狙いの本州からの遠征組でした。
袴腰ゲートの話をすると、運良く管理車が来て重機を動かしてくれたそうです。
私が通過した直後のようで、一緒に登れたのに残念でしたねとのこと。やはりヒグマが怖いようです。
別れるとまもなく笹原の『見返り坂』に出ました。
お天気が良ければ展望のある気持ちの良い稜線です。
小さなアップダウンを越えて進みます。
刈り払いされて整備された笹原で、花の季節には一面お花畑とのこと。
登山道には沢山の白マイマイと黒マイマイがいました。
山頂が近づきましたが視界無し。
12:45に300名山・大千軒岳-1072mに到着。
北海道の最南端にある、南部渡島山地の最高峰。山容は比較的平坦だが、中千軒岳、前千軒岳、袴腰岳と
峰を連ね、深い谷を刻んでいる。大千軒の由来は、山麓で金を産出した時期、人家が千軒あったからという
説と、浅間信仰からの転訛ともいわれている。古くは鬱金(うこん)岳とも呼ばれていた。
この山は、幕府のキリシタン弾圧を逃れて逃げ込んだ人たちが処刑された場所。
知内川上流の処刑地跡には十字架が建てられている。
登山道は国道228号線から分かれ、知内川沿いに奥二股幕営地まで車で入れる。
奥二股から頂上まで約4時間の行程。山頂付近の尾根道は見事なお花畑で、山頂からの眺めも雄大だ。
羊蹄山、駒ヶ岳をはじめ、津軽海峡を隔てて岩木山まで望むことができる。
北海道最古の三角点の記念碑がありました。今年で117年になりますね。
風雨とガスで展望無し、当初予定した福島町千軒ルート側も見えません。
小腹を満たして13:00に下山開始。
ヒグマが出没するため、帰路も熊鈴を鳴らしながら降ります。
通行止めやUターンで登山を諦めかけましたが、山頂に立ててほっとしました。
樹林帯に降りてくると寒さは感じません。
冬装備も持参しましたが、本州と変らない暖かさで助かりました。
高低差430m、2時間弱の雨中ハイキングで13:40に登山口に帰着。
今日も他の登山者はお二人だけでした。
駐車場奥に立っていた小屋は壊れたトイレでしょうか、未確認です。
14:00にレンタカーをこすらない様、ゆっくりと帰還します。
雨が小止みになりましたが、ガスは晴れません。
ダンプや工事重機とのすれ違いに注意、一般車は来ませんでした。
松前町の海岸線に出てほっとしました。狭い林道走行は疲れます。
二日間続いた雨も明日は止みそうです。
道路脇に展示された深海調査船KUROSHIO。
17:00にホテルに帰着。温泉三昧と豪華な夕食で癒されます。
明日は函館から離れて200名山・樽前山に登ります。
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