熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

残雪の300名山・男鹿岳

2014年05月01日 | 登山

残雪期の300名山・男鹿岳に登るため、P社の現地集合山行に参加。

【4/18、昭島駅-会津高原尾瀬口駅-民宿泊り】

小雨の昭島駅を11:16に出発。JR-東武線-野岩鉄道を乗り継いで移動。

15:54に会津高原尾瀬口駅に到着。

ここは荒海山に登った時に車で通過した南会津の駅です。

小雨っぽい中、徒歩5分程で集合地点の温泉宿に到着。

スキーシーズンを終えた辺りは閑散としています。

宿には渓流釣り客が数名宿泊しており、先週は大雪で撤退したそうです。

温泉入浴後、参加者6名とガイドで自己紹介しながら山の幸で夕食を頂きます。

熊の遭遇話に盛り上がり、今夏に予定の北海道遠征が怖くなってきました。
二度目の温泉入浴後、20時に就寝。
 

【4/19、民宿-男鹿岳-会津高原尾瀬口駅-昭島駅】

4時に起床。朝食弁当をお昼に回し、手持ちの食料で朝食を済ませます。
晴れ予報がどうやら当ったようです。

 

5時にガイドの車に乗って宿を出発。

除雪が終わった村落の細い林道を通り、栗生沢ゲートに5:20に到着。

二組の登山者が先行していきました。
登山支度を整え、ガイドが用意したワカンを持って栗生沢ゲートを5:40に出発。

今日は、登山口-795mから男鹿岳-1777mまで982mの残雪登山になります。

崩れた林道を進み、やがて男鹿岳山頂方面が見えてきました。

完全に廃道となった林道です。

徐々に残雪が多くなり、凍結しているため途中でアイゼンを装着しました。

背中には残雪に覆われた300名山・七ヶ岳。朝日が当ってきました。

 

7:15にオオガ沢橋-1050mを通過。

7:45に残雪期に登れる尾根の取り付きポイント-1150mに到着。
目印はありませんが、大川峠ルートを通らずにショートカットできます。

ここから急登の雪渓歩きになりました。

雪は凍結しており、潜らずに快適に歩けます。

熊の爪痕があちらこちらに見られました。

今年の残雪状態はベストとのこと。私はピッケル、ストック無しで歩けました。

背後の七ケ岳が綺麗に望めます。

ヤブ漕ぎも無くて山頂に直登するルートを取りました。
こんなに良いコンディションは滅多に無いとのこと。ゴールは間近のようです。

9:45に300名山・男鹿岳-1777m山頂に到着。
取り付きから2時間の安・近・短でガイドさんに感謝!!!

300名山・男鹿山(大佐飛山地-おおさびさんち)
那須岳から鬼怒沼山に至る70kmにおよぶ栃木県と福島県の県境上には、人の訪れることもまれな、
いくつもの山々が連なっている。三倉山、男鹿岳、荒海山、枯木山、帝釈山などのこうした山々の中でも、
男鹿岳は最も登られることの少ない山だろう。 那須野ガ原の北西に位置するこの山は、山頂の
大佐飛山(おおさびやま)の陰に隠れて栃木県側からその姿を望むことは難しい。

 

すぐ北に大川林道が、そしてすぐ東には塩那スカイラインが開かれているものの、全山深い樹林に
覆われ太古の静寂の中にある。山頂には三等三角点が埋設され、那須方面の展望はまことによい。
明瞭な登山道はないが、塩那道路から稜線上に踏み跡がある。男鹿岳から大佐飛山一帯にかけては、
ルートファインディングを確実に行う必要がある。
主峰は大佐飛山(1908m)であるが登山道などは
整備されておらず、笹藪の影響を受けにくい残雪残る
4月ごろがアクセスしやすいと言われている。
周辺は「大佐飛山自然環境保全地域」に指定されており、
手付かずの自然が残る自然の宝庫となっている。

那須連山方面の展望でイマイチでした。

夏道となる板室温泉からの長~い林道方面。

大佐飛山方面になります。樹林帯で展望のない山頂ですが、残雪期のメリットですね。

三角点は雪の下、GPSを見ながらその付近の雪面にタッチしました。

大川峠経由の登山者が見えてきました。お疲れ様です。
我々は軽くお腹を満たし、10:10に下山開始。

まだまだ固い残雪を踏んで、同じ尾根ルートを快適に下ります。

踏み跡が少し見られますが個人では怖い尾根ルートで、ヤブ漕ぎになったらアウトでしょう。

熊棚と呼ばれるクマの座布団。木の実を食べた跡です。

11:15に尾根の取り付き点に到着。約1時間の下山でした。

ここからノンビリと林道歩きになります。

残雪が緩くなって少し潜ります。朝一の固さは無くなりました。

林道脇の滝から落下した大きなつららです。

11:30にオオガ沢橋を通過。

途中で雲の合間の青空を見ながら、宿のお弁当で昼食を摂りました。

持参したワカンを使いませんでしたが、装着方法を練習しました。

残雪が消え始めてアイゼンを外します。

 

所々の残雪も緩くなってきて問題ありません。

13:00に林道ゲートに帰着。高低差982m、7.5時間、34000歩の快適な残雪登山となりました。

駅に向かう途中で放射能計測器に立寄り。0.044μSv/hとありました。

宿に戻って荷物をまとめ、温泉をパスして14:19の区間快速電車に乗りました。

19:00に昭島駅に帰着。ガイド登山のメリットを享受できた残雪の山旅でした。

次は200名山の難関峰・笈ヶ岳に残雪ルートで登ります。


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