7時から朝食。
出発時間までマウントクックの朝焼けを観賞。
アオラキ・マウントクック山頂が朝日に染まります。最高点は隠れて見えないとのこと。
マウント・セフトンの山頂も染まってきました。
ニュージーランドの最高峰マウント・クックは、エドモンド・ヒラリー卿が人類初のエベレスト山登頂を成し遂げる
前に登山技術を磨いた山です。ニュージーランドの最高峰と最大の氷河南島のマオリの部族、ナイ・タフ族に
伝わる昔話によると、アオラキは空の神ラキヌイの息子で彼には3人の兄弟がいました。アオラキと兄弟達が
海を渡っていたところ、カヌーが礁に乗り上げ、転覆してしまいました。カヌーの上によじ上った彼らに凍りつく
ような南風が吹きつけ、彼らを石に変えてしまいました。そのカヌーが南島となり、アオラキとその兄弟は
サザンアルプスの山々となりました。その昔話から、南島はマオリ語で「テ・ワカ・オ・アオラキ(アオラキの
カヌー)」と呼ばれ、最も高い山マウント・クックは「アオラキ」と呼ばれているということです。
ヘリコプターやスキープレーンを利用すれば公園内の美しい氷河の上に降り立つこともできます。氷河スキー
を楽しむなら、中級スキーヤーにはタスマン氷河がお薦めです。タスマン氷河は全長27kmの巨大な動く大地
です。少しずつ谷間の岩肌を削り取りながらゆっくりと動いています。ここを滑走路として、スキープレーン
(スキー付き小型飛行機)やヘリコプターなどが離着陸することもできます。マーチソン氷河、ダーウィン氷河、
ボニー氷河は上級スキーヤーにとってもチャレンジしがいのあるコースです。自然が造り出した氷の彫刻や
洞窟の上に降り立った瞬間から、きっと忘れられない思い出となることでしょう。10月から5月の春から夏
にかけての季節には、タスマン氷河の湖をボートで渡ることもできます。
8:30にハーミテージホテルを出発。
【7/11、マウントクック-クライストチャーチ空港-オークランド空港-市内泊り】
穏やかな快晴に恵まれたマウントクックに別れを告げ、クライストチャーチへ5時間、340km走行します。
今日は前列シートに割り当てられて写真が取り易い席になりました。
ブカキ湖にガスが棚引いています。
背後のマウントクック。三つ峰の最高点が確認できます。
湖畔を進むと徐々にガスに包まれてきました。
テカポ湖に向かう標高700mの峠はブラックアイスバーンで通行止め。
已む無く南太平洋岸に下って海岸線を迂回します。
空港到着が遅れるため、2時間後の便になりそうです。
トイレ立寄りで有名なシュレックのポスターを見ました。
毛刈りが嫌で、2004年まで6年ものあいだ洞窟に潜伏。冬は低木を餌にするなどして生き伸びてモコモコに。
ニュージーランドで一番有名な羊となり、毛刈りの様子は全国内に生中継。毛皮はオークションに出され、
小児がん患者支援基金へ寄付された。その功績により、当時の首相ヘレン・クラーク氏とも謁見。2011年、
享年16歳~17歳で惜しまれながらその人生を終えた。その後も第2~第5のシュレックが出現中。
マウントクックでは感じなかった寒波で周辺は冷え込んだようです。
徐々に標高が下がり、春のような景観に変化。
南太平洋の海岸線に出ました。
オアマル(オマル?と聞こえますが)からティマルへ走行して昼食タイム。
いまや貨物専用となった鉄道駅舎の食堂コーナーで食事。店員さんはパニックです。
平坦で春先の様な海岸線を走ってクライストチャーチ空港へ。
14:50にクライストチャーチ空港に到着。
ドライバーさんともお別れ、近年レンタカーで観光するC 国旅行者が増えたため
スピードや追い越し等マナー違反が目立ち、牧歌的・平穏なドライブと油断はできないようです。
17時発のオークランド行きに搭乗。
結局、2時間遅れで南島の夕景を見ながら北島に飛びます。
18:20にオークランド空港到着。
夕闇のため、市内観光を諦めてホテルにチェックイン。
一息入れてから夕食会場に向かいます。
ハーバーブリッジを車窓観光。
スカイタワーと高層ビル群。
鉄板焼きのお店で最後の夕食。
調理パフォーマンスに見とれながら美味しく頂きました。
北島観光はまたの機会となりました。
ホテルで最終のパッキング。23kgをオーバーすると
自動重量計測のため、ベルトからはじきだされるそうです。
明日はオークランド空港から成田空港まで11時間の飛行で帰国します。
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