熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

九州山行・高隈山と桜島

2015年11月14日 | 登山

明け方から雨音が響く中、6時に起床して朝食。

「雨でも登るの」と言われながら 6:30に宿を出発。お世話になりました。

 

国道と砂利林道20kmを走行。砂利道は特に慎重に走りました。

【11/8、垂水市-登山口-大篦柄岳-登山口-垂水市-桜島展望所-人吉市泊り】

7:30に大篦柄岳登山口-625mに到着。

   

今日は高低差625mのピストンです。雨具・スパッツを着用し、7:40に登山口を出発。

前半は緩やかな樹林帯を進みます。 

     

8:00に七岳分岐を通過。すでに廃道のようです。

さらに沢水飲場への分岐点を通過。 

徐々に急登になりました。これで標高を稼げます。 

雨で濡れた根っ子と桜島の黒い泥でしょうか。
荒れた登山道は良く滑り、まめに造られた迂回路を見つけながら登ります。

大岩の三連続通過は難所ですね。四足で登ります。

岩の上からの展望。雨に霞む鹿児島湾方面。

右手に桜島。青空も見えています。午後の本降りは外れかな・・

傾斜が少し緩んで登りやすくなりました。

     

8:55に七合目を通過。荒れた木の根と泥滑りは続きます。

     

大隅湖分岐点-1150mを直進。嫌な急登が終わり、緩やかな稜線になりました。 

9:05に杖捨祠を通過。登山の安全を祈願、交通安全も祈ったのですが・・・ 

あと10分の標識を通過。

ヤブの上に山頂が見えてきました。

深い竹やぶの道になり、ここもスリップ注意です。 

9:25に300名山・大篦柄岳(高隈山)-1236mに到着。

高隈山地(たかくまさんち)は、大隅半島中央部の鹿児島湾沿いに連なる山地。一般には鹿児島県鹿屋市と
垂水市との境界付近に横たわる南北約25km、東西約15kmの山地を指し、中心部にそびえる大篦柄岳
(おおのがらだけ) や御岳などを含む標高1,000m以上の山岳群を総称して高隈山(たかくまやま)と呼ぶ。
古くから山岳信仰の対象で、江戸時代末期の3月から4月にかけて盆山、大篦柄岳、小篦柄岳、妻岳、権現岳、
中岳、近戸宮を巡る七岳参詣が行われていた。盆山、大篦柄岳、小篦柄岳、妻岳は樹木を御神体とする。

       

山頂は雨が止んで快晴になっていました。桜島方面も見通せます。

     

雨具を脱ぎ、絶景を見ながら昼食。297座目も幸運に恵まれました。

9:40に下山開始。次の298座目の桜島・観光?に向かいます。

木洩れ日が当って木の根が少し乾いてきたようです。

しかし桜島の黒泥はズルズルなままでした。

大岩から見えた桜島。湯之平展望所からの景観に期待です。

大岩の三連続道を慎重に下ります。

ここで二人組の登山者とすれ違い、晴れて良かったですねとご挨拶。

樹林帯の迂回路を活用しながら下山。10:40に沢水飲場分岐点を通過。

緩やかな樹林帯になり、嫌な泥滑りは無くなりました。

午後の本降り予報が外れて助かりました。朝方の中降りで半日早まったようです。

   

11:00に登山口に帰着。高低差625m、4時間20分、16,000歩の前半雨中山行でした。 

着替えて桜島にナビを設定。何故か来た林道の反対側にある猿ヶ京温泉を示しています。

 

猿ヶ京温泉見学を期待し、11:10に出発。上空に高隈山稜線が見えています。 

廃道のような砂利道を30分走って着いた先は通行禁止のゲートでした。
三年前から土砂崩れで閉鎖されており、馬鹿ナビに騙されました。悪路を戻ることになります。

已む無く元の砂利道を慎重に戻り、13時に舗装国道に出ました。
パンクは防げたと思い、垂水市に下って行くと右前輪のタイヤが徐々に萎んでペチャンコになりました。

垂水市のスタンドでタイヤ交換。日曜日のためタイヤの配達待ちでに2時間掛かりました。
広場に濡れた雨具類・登山靴を広げて日干し、アイスと牛乳で時間を潰し、10,500円を支払い。

二度のパンクを嘆きながら、馬鹿ナビを呪いました。

14:30にスタンドを出発し、39km先の湯之平展望所-373mに15:30に到着。

   

すでに桜島はガスの中、湯之平展望所で200名山・桜島の登山記念撮影。

桜島(さくらじま)は、日本の九州南部、鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12km、南北約10km、
周囲約55km、面積約77km²の火山である。かつては文字通り島であったが、1914年(大正3年)の噴火
により、大隅半島と陸続きとなった。湯之平展望所は桜島の北岳の4合目に位置する、一般の人が立ち入る
ことのできる 最高地点です。目の前には北岳の粗々しい山肌、眼下に広がる大正溶岩原、錦江湾を 挟んで
西側には鹿児島市街地360°の絶景が広がっています。

   

桜島は古代において「鹿児島」と呼ばれていたとの説があるが確証はない。1334年(建武元年)頃の
記録では「向嶋」と呼ばれており、「桜島」の名称が記録に現れるのは1476年(文明8年)以降である。
その後しばらくの間、「向嶋」と「桜島」の名称が併存していたが、1698年(元禄11年)薩摩藩の通達に
よって桜島の名称に統一された。「向嶋」の名称は、東西南北どの方向から眺めてもこちらを向いている
ように見えることに由来する。なお、御岳は「筑紫富士」とも呼ばれている。

16:00に湯之平展望所を出発。次の人吉市まで九州自動車道を使って126kmを走行。

暗闇の中、18時に人吉市の旅館に到着。

   

早速、温泉券を貰って近くの新温泉に入浴。小母さんが座る番台にビックリ・・・

  

新温泉とは明治の銭湯を思わせるノスタルジックな浴場。有形文化財に登録されても良さそうな素晴らしい
共同浴場です。時の狭間に佇むような木造の湯小屋、扉に付けられた扇形の男女の印、脱衣所に掲げられた
ペンキ塗りの看板、素朴な番台・・・これ程の琴線揺さぶられる共同浴場は滅多にあるものではありません。

その後、人吉駅とからくり時計を見学。

人吉駅前にある人吉城をイメージした「からくり時計」。人吉城のお殿様が城下見物 を行う
という物語が、民謡「球磨の六調子」の音楽をアレンジした曲にのせて展開されます。

     

コンビニで買い物後、居酒屋風の宿で夕食と洗濯。

二度目のパンク修理で人吉市内観光ができませんでした。三度目のパンクが心配されます。

23時に就寝。明日も雨予報ですが、299座目で、200名山最後となる市房山に登ります。


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