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《注》各記事の最後に「出所」と明記のものは原本記事からの抜粋・要約に基づきます。

シアヌークビル空港 航空航路受入れ

2007年01月21日 | 運輸業-航空運輸業
カンボジアのリゾート地として有名なシアヌークビルの、カン・ケン空港(Kang Keng airport)は週明けの2007年1月15日(月)、再開港したと世間に公表し、この空港への最初の離発着は航空会社PTM airのデモンストレーション便として就航。1980年代以来のことであった。

この三番目に新しい空港を含め3つのカンボジア国内の空港は、総て某大手フランス企業出資により運営されている。今回の新たな空港にはマレーシア企業の融資も入れられ(※融資額は非公表)、同国の航空会社Air Asiaもこの空港への就航に関心を示した。が、国際線を飛ばすには離発着のための滑走路距離がこのままでは足りないことが懸念の一つにある。
国際線就航の受入れは可能――1800メートルから2200メートルの滑走路延長工事に以後6ヶ月かかるが。

今回デモンストレーション就航を行なった航空会社PTM airはシェムリアプとシアヌークビル間を週三便就航予定。ただし航空運賃価格は未設定のままだ。

実は一昨年(2005年)11月、同社がチャーターした就航便にて二名の傷者を出した傷害事件が起きている。
注: この事件にかかわった航空機は、かつて滑走路にて横滑り事故を起こした中国製航空機で、元の所有者は現在では完全破産消滅した航空会社Royal Air Phnom Penhになる

更に2006年5月には、カンボジアの文官航空局からこの航空会社PTM airに対し、就航時のエンジントラブルについて事実を隠蔽し未報告だったことについて注意勧告を出している。

同航空会社は2006年7月、ラタナキリ州とプノンペン間の就航を一時閉鎖している。同年11月には運行を再開させたが、需要的にはカンボジア市民向けというよりも外国人向けに再開された背景があることから、その航空チケットは通常価格の二倍に吊り上げられた。

このような様々な傷害事件に繋がる/繋がりかねない出来事が重なった航空会社PTM air。
同社総括責任者Sar Sareth氏は言う――「我社の飛行機は安全に飛びます」(了)

出所: 2007年1月16日付 The Cambodia Dairy –Headline-


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