文を長くする 6 to 不定詞
動詞というのは実は 不定詞(意味がきちんと定まらない動詞のこと)とも
言えるんだ、と前回説明しました。
英語の文では、実は動詞のようなものがあっても必ず助動詞で味付けを
すると言いました。この理解は必要です。
He plays tennis. (習慣を表すdoes という隠れ助動詞がある)
I play tennis. (習慣を表すdo という隠れ助動詞がある)
これを疑問文にすると、隠れ助動詞も出て来ます。
Does he play tennis?
Do you play tennis?
Can you play tennis?
普通、play を「動詞」って習ったけど、今日からは 「不定詞」っていう言葉で表します。「動詞の原形」っていう言い方もする人もいます。不定詞と同じことです。
「不定詞」。わかりにくい言葉です。論理的には、英語には必ず助動詞があり、次に動詞がくる、っていうことです。その動詞という言葉を「不定詞」に変えようって言っています。助動詞がないと意味が定まらないからです。
とにかく 動詞と習ったのを「不定詞」って覚えなおしたらいいということです。
今回は不定詞の前に to という文字がついた表現のし方を説明します。
① I want to have coffee.
② I like to watch TV.
③ I went to U.S.A. to learn English.
④ He lived to be ninety years old.
⑤ I have a lot of things to do at home.
こんなもんかな。不定詞に to がついてるよね。こういうのを to 不定詞と言います。 to 動詞って言ってもかまいませんが。
意味はだいたい推測できるはずです。そうなっている。しかし、不定詞の意味はしっかりとしているわけではないんだ。4つほどに意味合いが分かれてしまいます。しかしなんとなく文全体から何を言っているのかわかります。。
① は 何を望むかと言えば 「コーヒーを飲むことを」望む というわけで、「コーヒーが飲みたい」ってなる。つまり、to 以下がwant の目的語(何を)にあたる言葉のようになっています。
目的語になるのは「名詞」だから これを「to 不定詞の名詞的用法」などと
中学や高校では習いました。
② 同様ですね。何が好きか。テレビを見ることが 好きなのです。
③ は 「英語を学ぶためにアメリカへ行った」 行った目的や理由は
英語を勉強するため、なんだ。つまりこういうのは「副詞的用法」と習いました。
④ 「彼は90歳まで生きた」彼は生きて死んだ。結果90歳だった。
こういうのも「結果を表す副詞的用法」といい、「になるまで」って感じです。
⑤ は 「今日は家ですることがいっぱいある」
いっぱいあることってどんなこと?って言えば、「家ですること」
で「こと」という名詞を詳しく表しているから、「形容詞的用法」と習いました。
こんな風に 不定詞に to をつけることによって文の構造を重層化し、複雑にし、より長い文が書けるようになります。
I went to U.S.A. to learn English.
これを品詞別で言えば、
代名詞 動詞・過去 前置詞 名詞 to 不定詞 名詞
これを文の構造から見ると
主語 述語 場所を表す副詞句 目的を表す副詞句(learnの目的語はEnglish)
となります。なんだか難しいですよね。中学生ぐらいですともうわけがわからないという生徒も多かったと思います。
*******
1995年前、1993年、4年のことです。ソニーと提携していた頃、ソニーの秘術者がが言っていました。「もうアメリカへ行って学ぶものはない!」と。その頃から20年以上経ちました。わずか20年でアメリカは工場をもたない新たなIT産業が成長し、20年の間で世界を支配するに至りました。日本は3、4周遅れと言われています。急速に力を失ってきた日本。外国に留学する人も減り、企業は優秀な技術者を迎え入れることに消極的です。英語ができないからです。英語の学習が不要にはならないはずです。AIとて、人と人のコミニュケーションの間に入るには時間がかかる不便さがつきまといます。
私は普通の人がちょっとした英語が喋れて、聞ければいいと思います。それだけでも日本は大きな変化です。他言語を知るということはその言語を話す人の背後にある文化理解することでもあります。
個人ブログ http://blog.goo.ne.jp/enomoto8172
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動詞というのは実は 不定詞(意味がきちんと定まらない動詞のこと)とも
言えるんだ、と前回説明しました。
英語の文では、実は動詞のようなものがあっても必ず助動詞で味付けを
すると言いました。この理解は必要です。
He plays tennis. (習慣を表すdoes という隠れ助動詞がある)
I play tennis. (習慣を表すdo という隠れ助動詞がある)
これを疑問文にすると、隠れ助動詞も出て来ます。
Does he play tennis?
Do you play tennis?
Can you play tennis?
普通、play を「動詞」って習ったけど、今日からは 「不定詞」っていう言葉で表します。「動詞の原形」っていう言い方もする人もいます。不定詞と同じことです。
「不定詞」。わかりにくい言葉です。論理的には、英語には必ず助動詞があり、次に動詞がくる、っていうことです。その動詞という言葉を「不定詞」に変えようって言っています。助動詞がないと意味が定まらないからです。
とにかく 動詞と習ったのを「不定詞」って覚えなおしたらいいということです。
今回は不定詞の前に to という文字がついた表現のし方を説明します。
① I want to have coffee.
② I like to watch TV.
③ I went to U.S.A. to learn English.
④ He lived to be ninety years old.
⑤ I have a lot of things to do at home.
こんなもんかな。不定詞に to がついてるよね。こういうのを to 不定詞と言います。 to 動詞って言ってもかまいませんが。
意味はだいたい推測できるはずです。そうなっている。しかし、不定詞の意味はしっかりとしているわけではないんだ。4つほどに意味合いが分かれてしまいます。しかしなんとなく文全体から何を言っているのかわかります。。
① は 何を望むかと言えば 「コーヒーを飲むことを」望む というわけで、「コーヒーが飲みたい」ってなる。つまり、to 以下がwant の目的語(何を)にあたる言葉のようになっています。
目的語になるのは「名詞」だから これを「to 不定詞の名詞的用法」などと
中学や高校では習いました。
② 同様ですね。何が好きか。テレビを見ることが 好きなのです。
③ は 「英語を学ぶためにアメリカへ行った」 行った目的や理由は
英語を勉強するため、なんだ。つまりこういうのは「副詞的用法」と習いました。
④ 「彼は90歳まで生きた」彼は生きて死んだ。結果90歳だった。
こういうのも「結果を表す副詞的用法」といい、「になるまで」って感じです。
⑤ は 「今日は家ですることがいっぱいある」
いっぱいあることってどんなこと?って言えば、「家ですること」
で「こと」という名詞を詳しく表しているから、「形容詞的用法」と習いました。
こんな風に 不定詞に to をつけることによって文の構造を重層化し、複雑にし、より長い文が書けるようになります。
I went to U.S.A. to learn English.
これを品詞別で言えば、
代名詞 動詞・過去 前置詞 名詞 to 不定詞 名詞
これを文の構造から見ると
主語 述語 場所を表す副詞句 目的を表す副詞句(learnの目的語はEnglish)
となります。なんだか難しいですよね。中学生ぐらいですともうわけがわからないという生徒も多かったと思います。
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1995年前、1993年、4年のことです。ソニーと提携していた頃、ソニーの秘術者がが言っていました。「もうアメリカへ行って学ぶものはない!」と。その頃から20年以上経ちました。わずか20年でアメリカは工場をもたない新たなIT産業が成長し、20年の間で世界を支配するに至りました。日本は3、4周遅れと言われています。急速に力を失ってきた日本。外国に留学する人も減り、企業は優秀な技術者を迎え入れることに消極的です。英語ができないからです。英語の学習が不要にはならないはずです。AIとて、人と人のコミニュケーションの間に入るには時間がかかる不便さがつきまといます。
私は普通の人がちょっとした英語が喋れて、聞ければいいと思います。それだけでも日本は大きな変化です。他言語を知るということはその言語を話す人の背後にある文化理解することでもあります。
個人ブログ http://blog.goo.ne.jp/enomoto8172
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