５月１８日の経過～プチうつ気分

久しぶりにひとりで目覚めた朝ですが、どうも会社に行く気分がしないまま、それでも出社しました。ちょっとした事務手続きをしてしまうとやることがなく、ただ存在するだけの午前中はうつ的な気分が広がっていきました。何も仕事をしていないのに、昼休みは食後の歯磨きをする気力すらなく、ソファで寝転がっていました。午後に入ると、データ整理の単純作業が入り、少しは気がまぎれましたが、３時になると仕事に励む同僚たちを尻目に退社です。自分がアルバイター以下の存在だと思い知らされた一日でありました。

５月１７日の経過～妻の帰省

この日も出社してメールさばきと事務手続きをやっていましたが、これらもようやく一段落ついてきました。明日は実質的な仕事を始めるために、職場の先輩と話し合いを持たなければならないと思います。上司にもそのように釘を刺されました（汗）。

ところで妻のことですが、この日彼女は大忙しでした。午前中は師事していたピアノの先生の葬儀に出席、自宅に舞い戻ってピアノのレッスン、そしてそれが終わると里帰りのために出かけていきました。妻を見送ってしばらくすると、女の人から電話がかかってきて、「先生はいらっしゃいますか」というので、妻が見ているピアノの生徒さんのお母さんかと思って話を聞いていると、どうもまた妻に子供を習わせたいという人が私たちの住んでいるマンションにいるらしく、また後日電話しますとのことでした。妻がこのマンションでピアノを教え始めて２年弱になりますが、生徒さんは９人になり、まだひとりも辞めていない状態です。妻の評判は悪くないらしく、妻がその気なら口コミで生徒さんはまだまだ増えていきそうですが、妻の方はこれ以上はちょっとということらしいです。

５月１５～１６日の経過～千葉出張

１５日は出社してから３時間ぐらい打ち合わせがあり、昼食を１３時から食べました。１３時半からまた短い打ち合わせがあり、後の退社するまでの１時間は事務手続きに費やしました。
これで１日は終わりです。やはり４時間勤務だとあっという間に時間が過ぎてしまいます。午前中の打ち合わせで、私がいない間に皆さん仕事が大変だったということがわかりました。あらためて申し訳ない気持ちです。

１６日は４月まで在籍していた千葉の職場に出かけていきました。机の整理と事務手続き、そして休職以来顔を出していないので周りの皆さんへの挨拶のためです。
お昼になって職場の同じチームの人たちと食べに行こうとするといつも行く食堂と別の方向に皆が行くのでついていくと、社内のちょっと高級なレストランにやってきました。よく訊いてみると私が来るというので、送別会代わりの昼食会をやろうということでした。ありがたいことです。
仕事上の書類を全て裁断し、宅急便で送ってもらう荷物などを箱詰めして、職場を引き上げていきました。思えばこの職場にやってきたからうつ病が悪化したのですが、人間関係で病気が悪くなったわけではないので、いざこれでおさらばかと思うと寂しさを感じました。
帰りの途中で焼き菓子を買っていきました。お菓子を家に常備していないと妻が「お菓子ない～」とうるさいのです。家に帰るとゆめコープから食料品などが届いていたので、それらを冷蔵庫につめてこの日のお仕事は終わりです。

５月１４日の経過～復職初日

この日の起床は６時半ぐらいで早朝覚醒かどうかは微妙。まあよく眠れた方でしょう。
１０時に間に合うように自宅を出て車通勤。電車に乗らなくていいというのがありがたいです。
会社に着いて周りの人に挨拶。まあこれはスムーズにできました。
隣に座っている先輩から職場の状況などについて話を聞いているとすぐにお昼になりました。昼食はその先輩と食べました。
午後は休職中にたまりまくったメールをさばきましたが、この日のうちにはさばききれませんでした。
転勤に伴う手続きをするのを思い出しましたが、それも途中で終わりました。
４時間の勤務だと、時間はあっという間に過ぎていきます。
１５時に申し訳なさそうに会社を退出し、この日の出社は無事に終わりました。
これでニートからフリーターに昇格という所でしょうか？（←暴言？）これから１ヶ月正社員昇格（＝通常勤務）を目指して、ぼちぼちやっていきましょうというところです。

５月１３日の経過～復職前日

いよいよ復職を翌日に控えたこの日、どの面下げて会社に行けばいいものやらと不安になる中、妻と久しぶりにセックスをしました。会社に行き始めると滅多にできないからなのですが、これで機嫌を良くしてもらえれば私としては安心です。病状としてはうつ的気分にはなっていないので、スムーズに会社に行けると思います。でもやっぱり不安ですね・・・。

５月１２日の経過～通院日

この日は妻と一緒にかかりつけの精神科に行きました。前日の面談について報告し、勤務時間を配慮してもらえてよかったねという話になりました。その後ヨドバシカメラに行って妻の買い物に付き合いました。帰ってくると疲れてソファで寝込みました。外出するたびにこうなってしまうと、会社に行き始めたときどうなるか少々心配です。

５月１１日の経過～面談当日

きちきちのスーツに腹を締めつめられながら、私は会社の健康管理センターに出かけていきました。久しぶりに電車・バスに乗ったためか、少し気分が悪くなりましたが、途中で昼食をとるとましになりました。健康管理センターは街中にある目立たない比較的古い建物の中にあり、私は待ち合わせた上司とともにそこに吸い込まれていきました。中に入った我々は待合室で先に入っていた総務の人と顔を合わせました。そこでどうでもいい世間話をしながら時間が来るのを待っていると、まず私だけが呼ばれて産業医と面談と相成りました。面談では病状の経過・服用している薬物・休職中の生活などについて訊かれ、復職については基本的にOKだが、１日４時間勤務で１ヶ月様子を見ることになりました。その後上司と総務の人が合流し、復職後の勤務ではいきなりきつい仕事を振らないようにとの注意と、勤務形態についての説明がなされて終了となりました。これでついにニート生活とおさらばということになりました。帰宅した私はスーツを脱ぎ捨ててぐったりとしてソファに横たわりました。私は普段の仕事ではスーツを着なくてもいい職場で働いていました。復職後もそうです。それが非常にありがたく思えるこの日の面談でした。

５月１０日の経過～面談前日

産業医との面談を翌日に控えたこの日、当日着ていくスーツをチェックしていました。面談には私の上司と総務の人も同席するので、普段着ではまずいと思いました。しかし最後にスーツを買ってから何年も経っており、メタボリックな腹にはどのスーツもきついということがわかりました。比較的何とかなりそうなスーツを着ていくことにしましたが、これは明らかに冬用で今から鬱です。

５月９日の経過～さわやかな風の中で

この日の朝、妻はバイト仲間の昼食会に出かけていきました。ひとり残された私は読みかけだった小説を読み終えると何もすることがなくなって、窓を開け放った寝室のベッドに転がって、吹き抜ける風を気持ちよく感じていました。この日の日本列島はとても暑かったそうですが、マンションの６階では心地よい風が吹いていました。それでも私は自宅を警備する身の上に、自己嫌悪を感じずにはいられませんでした。そんな中妻が上機嫌で帰ってきました。仲間たちととても楽しいおしゃべりをして、たらふく食事をしてきたそうです。私は彼女の様子に安心しながらも、近づいてくる復職の日に不安を感じ、部屋の中でうずくまるのでした。

５月８日の経過～妻はドルセ

この日の朝、妻は仏頂面で病院の産婦人科に出かけていきました。前回（４月１１日）行ったときはヒステリーを起こして帰ってきたので、その再現があるかとびくびくしながら家で留守番をしていました。午後１時半ごろ思ったより普通の様子で帰ってきましたが、依然昨日のことを怒っている様子です。それでも３時からピアノのレッスンがあるため、営業スマイルを取り戻すよう努力した様子です。レッスンの間私は自室に閉じこもり、生徒さんの目に触れないように身をかがめてじっとしていました。そのうちうつ状態になり寝込んでしまい、起き上がったころにレッスンが終わっていました。そのころ妻の機嫌は少し回復しているように見えましたが、妻は相当根に持つタイプなので油断はできません。夜一緒に「ホジュン」を見たあと、妻はドラマに出てくるドルセという登場人物がうっとうしいねと感想を述べました。自分の失策で母親を失明の危機にさらしながら医者にそれを治せと泣き喚くドルセの役柄に前日の自分を重ねたのか、妻は「私ってドルセ？」と私に訊きました。私は口では「そんなことないよ」と言いましたが、内心そんなことあると思ってます。