この町に一人の罪深い浪人がいた

ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると、
一人のオラエモンが民衆から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子が民衆の一人に問うと、
「この男は浪人だからだ」と答えた。
それを聞いたイエスは民衆にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、一度も２浪で入った大学を中退し、3浪目は2日目のセンター試験から逃亡し、親の財布から金を盗むギャンブル依存症で４浪した事のない正しき者だけこのオラエモンに石をぶつけなさい」
民衆は、怒り狂い、やがて一人また一人と説教厨となり、
石をぶつけていないのはただの一人もいなくなった。