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渇く間もナシ。~日々是歳々~

在って有るこの世のモノ。楽水楽山急急如律令。

model"PARMARK"ネット完成

2009-06-05 | ランディングネット制作
この2週間ほど、アミ編みも塗装も頑張りました。やっと完成です~~


今回のはやたら長かった・・・本格的に作業し出したのが2月半ばだったから、制作は実に3ヶ月半。この形のデザインを考え始めたのが昨年の夏頃だったので、準備期間を含めると1年がかりだっだりして(笑)

インレイでやると決めてから、魚とパーマークのデザインを考えて、インレイの素材を選び加工と施工。この工程がとにかく大変だった・・・2~3週間で出来るかなあと思っていたのが間違い。倍かかりました。まあ次はもっとスムーズに出来るでしょうね。この苦労は勉強代です。


明後日。いよいよオーナーさんに手渡します。

手を離れるのが惜しいような寂しいような気がしています・・・

いよいよ完成間近

2009-05-30 | ランディングネット制作
先週から約2週間。ネット本体の塗装は最終段階に。


最近の塗装工程は4段階に分けています。

下地をしっかりやった後、最初の塗り重ねを筆で5~10回塗り。

800番耐水ペーパーで磨き、2度目の塗り重ね。筆で3回塗り。

800、1000番で磨き、3回目の塗り重ね。ティッシュで拭き塗り3~5回。

1000~1500番で磨き、吹き付け塗装。って感じ。


現時点で3段階目の途中。来週末のオフ会で手渡しするべく頑張っているのですが・・・間に合うのかな(汗)

あ、アミがまだだったりして

model"PARMARK"仕上げ完了~

2009-05-22 | ランディングネット制作
先週からは連日の集中作業。
反対側のインレイ加工と塗装前の仕上げをやってました。

平日は仕事から帰ってからの2~3時間。
休日は丸2日間を費やして・つ、ついに。


両面同じではまるいねっと的に面白くないので(笑)、楕円と円の「金」と「銀」の部分を入れ替えたデザイン。


ネットは本流用で全長53cm。フレーム内径の縦36.5cm、横29cm。
今まで作った中で最大サイズとなりました。


今は下処理のオイルを乾燥中。もう手を加えることはナイと思うけど。
あとはオーナーネームを入れてやっと塗装です・・・あ、アミも編み始めてマ~ス。


結局、3ヶ月半もかけてしまった超大作で~~す。
・・・サボリ過ぎたかな釣りで

model"PARMARK"ひとまず完了・・

2009-05-09 | ランディングネット制作
あ~もう疲れたあ~~身も心も(笑)

連休の後半3日をまるまるインレイ作業に費やし、引き続き平日も頑張って、なんとか形にしました。片面だけ・・・

ネットのグリップに「パーマーク」ってのはこういうのを考えてたんです~~形に表さないと伝えれないですからね。とてもお待たせしました。

今回は楕円と円の組み合わせだけで、ヤマメの紋様を表現するってのをやってみました。

自分的には、なかなかいいんじゃないかと・・・ね。


ただ技術的にもゲイジツ的にも(笑)問題が山積みです。

楕円形のエッジがしっかり出てなかったりとか。
もう一種類ぐらい貝を使えば良かったなあとか。


それは次への課題として。

さて釣りにでも行こう~~っと。あ、もう片面仕上げなきゃ

インレイに挑戦2

2009-04-28 | ランディングネット制作
魚のインレイだけでは寂しいので、グリップに「パーマーク」でインレイしましょうとオーナーさんに伝えて了承してもらったのはいいけど。

この2週間ほどまったく進みません・・・
もう何十回と位置の調整をしたことか。

間隔を微調整したり。

角度を変えてみたり。

時間を置いてみると気に入らなかったりで、最初からやり直したり・・・翌日に見るとまた気に入らなかったり(泣)


写真の手前の丸パイプは空気入れの取手。

金属板から切り抜いたパーツを、ラウンド形状の表面に合わせて金槌で叩いて曲げるのですが、適当なのがコレでした。


さらに何度も何度も検討して。

最後は結局、
あ~もう、えいやっ!と決まるんだろうな~~

いよいよ成形を

2009-04-20 | ランディングネット制作
先週は彫り込んだインレイの接着とエンドの穴開け加工で終止。

接着剤が乾くのを待って、インレイ加工のため平面を残したグリップの成形を日曜一日で終えました。それにしても、いい天気だったこと・・・一歩も家を出なかった(笑)


数種のヤスリを駆使して成形完了。グリップはなだらかなラウンド形状としました。

で、ちょっとオイルを塗ってみると完成した姿が見えてきます。


魚インレイもこのように面を出すまでは接着剤でゴテゴテでした。削るまでは分らないのでちゃんと出来てるかどうか心配でしたが・・・

お~良いんじゃない

インレイに挑戦1

2009-04-12 | ランディングネット制作
さて、前回切り出したパーツを、今度はネット本体にインレイしています。

先週からの休みは全部釣りに行ったので(笑)、平日のわずかな時間で少しずつやってました。なのでまだこれだけ・・・


昨日メインの魚マークが終わったところです(両面)。

以前に2本ほどインレイを入れたネットを作りましたが、大まかに切っただけの「なんちゃってインレイ」(笑)だったので、まともに細かく彫り込んだのは実は今回が初めて・・・

以前のは「なんちゃって」とは言え色々と問題点が出てしまい、以降、他のネットに採用せずそれっきりだったので、今回は素材自体に一工夫してから取りかかりました。ま、結果オーライです巧くいきましたし。


コレ、2mm程度の深さで型どおりに彫りこむだけなんですが。

とてもとても細かく長時間な作業・・・簡単な方法はありません。とにかくほんの少しずつ彫り進めるのがベストです。


最初の一個の時、肩凝りましたね・・・

精緻を極める

2009-03-29 | ランディングネット制作
製作中ランディングネット用の要パーツを公開。

魚型を製図し直し切り出しまでで疲れました・・・


今週はこれだけで終わりです。
糸ノコでキコキコと切り出すだけですがもう~大変。


も~だめこれ以上小さいのは出来ない・・・

今はこれが限界

新デザインネット制作2

2009-03-07 | ランディングネット制作
今週で最後の接着作業が完了。すべて隙間無くピッタリ完璧~
僕の作るネットには珍しい内張りフレーム仕様です。


LLサイズなネットなので(内径縦35.5cm)念のため入れてみました。入る魚が大きく重くても大丈夫なように・・・

もっとも竹フレームがねじれやゆがみを吸収してくれるので強度的にはオーバースペックなぐらい。もうガッチリです。

外周の竹フレーム以外は2種類の木材しか使っていません。
黒い材はグリップもフレームもウォールナット。白いフレーム材はメイプルです。

僕は作る時にテーマをまず決めてデザインするのですが、素材の種類に拘ることなく色の対比だけを考えて構成を決めます。

これは大きなネットなのでシンプルに「黒と白」というのがメインテーマです。黒と言うかウォールナットは焦げ茶なので竹のフレームフィニッシュがマッチしてますね。

エラそうなこと書いてますが、ラフスケッチがあるだけで設計図なんてありません一発一本勝負ですいつも(笑)。


先に頭の中だけで組み立て素材を用意し、加工、接着。

こうして思惑が目に見える形になった時が実は一番嬉しい(完成時はなんだかちょっと寂しい)・・・まあ、これからの作業のがもっと大変だったりしますけど~

新デザインネット制作1

2009-03-05 | ランディングネット制作
かなり間が開きましたが新デザインようやく形が見えてきました。
竹フレームばっちりくっついております。

何が時間かかってると言うと1枚フレーム材を接着し、1日半~2日間乾燥後、削って次のフレーム材1枚を接着とやってたものだから。エンドをすっきりしたかったのでわざわざ1枚づつ貼ってみました。

4枚目外周の竹フレームは半分づつの接着方法で。時間のほとんどは接着剤の乾燥時間ですね。

竹フレームの曲げ加工と接着には苦労しました。

焼きを入れることによって竹ってとても反発力が強くなるものなので(バンブーロッドがそうですね)、ランディングネットのフレーム材として上手く曲げるには、本当は焼きを入れない方がいいのでしょう。

が、そこは「こだわりのネットだよ~ん」って一言で(笑)。マジメに木材だけならこんなに苦労しなくて良いんです・・・


写真は少しバリを削り又の部分をカットしたところ。全体の形を見てほぼイメージどおりになったことに満足満足。

でも、まだまだこれからで~す。はあ

復活のマイネット

2009-02-19 | ランディングネット制作
ある行事で直りかけの風邪をこじらせてしまい、今週は体調が最悪・・・

今日はどうにもフラフラしてたので仕事を早退し病院へ行ってきました。薬がとても良く効いて楽になりました。もっと早く行けばよかったですねえ~はあ。

ま、先週遊び過ぎたのがいけなかったようで・・・後悔先に立たずです。


釣りに行った日も少しずつ編み進めていた「手編みネット」が一昨日完成しました。先ほどエンドの飾りも付け終え、ようやく自分用ネットの復活です。

アミは藤色(パープル)の一色で編むつもりでしたが「普通過ぎてツマラン」ので(笑)、途中から色の違う糸で編みました。色はブロンズ。

アミ側面の立ち上げ3段までが藤色で、プラス3段と取り付け目がブロンズ色という構成になっています。もちろんこれには「つなぎ目」があります。つなぎ目のないアミ編みと以前解説しましたが、編み進め方はまったく一緒です。

本体の塗装は結局、最低限。まあ自分用なのでいつでも手を加えることができるわけで。「半ツヤ」仕上げも通常は3~5回程度念入りに行うんですが1回で済ませました。


このネットが今年も活躍することでしょう。
さて、いつ行こうかなあ~とりあえず風邪を治さないと

ニューオーダーなネット

2009-02-15 | ランディングネット制作
解禁のおま釣り(お祭り)騒ぎも一息(笑)

ペースはぐっと落ちましたが(まあ~釣りに行った日はほとんどやってませんので)制作もぼちぼち続行中です。


とりあえずスペシャルモデルの一本は置いといて・・・

もう一本の方もぼちぼちと思い準備してたら、ご依頼が舞い込んできました(1月末頃)。いろいろと仕様など相談しこの一本(写真)は依頼品に昇格です。まさにグッドタイミングでした。

内径縦は約35cm。さらに一回り大きい「本流用ランディングネット」となる予定です。これからはこちらの方を優先します。

これも竹フレーム仕様なのでもう一枚削り出すとして・・・はてさて、どう料理しようかな~

網編み2

2009-01-31 | ランディングネット制作
さて、このところひたすらアミを編み続けてます。そりゃもうひたすらです(笑)

で、ちょっと小休止がてら網編み解説の続きを。これも重要なので。

前回は分りやすいようにネットの取り付け目を「30」として解説しましたが、今編んでいる僕のネットは取り付け目が「36」です。

したがってまず、横18目、縦18段を編みました。

まずは片方の編み針で、縦9段。

反対の編み針で残りの9段を編み、合計18段です。段の数え方は編み針が同じ側にある時に、反対側の縦の目を数えます。


次に側面を編んでいくのですが、ここがこの編み方のキモです。

コマを使わずに、これまで縦の目だった糸に蛙又結びで「三角目」を一つ作ります。

ココを小さくするとキレイに見えますが、あまり小さくすると後で編み針が通りません。面積的に菱形目の2/3程度が目安です。コマを使わないので少し難しいですが慎重にやれば大丈夫。

この三角目の次からはコマを使って側面の縦糸を編んでいきます。反対側の編み針も同様に三角目を一つ作って編み進め、両方の編み針が真ん中で出会ったら片方の糸をもう一方で蛙又結びします。

そこから折り返すようにして今度は反対側へ。

両方の編み針でそれぞれ編み進め、反対側の角にも「三角目」を一つづつ作って編みます。つまり底の四方に三角目を入れるのが、この編み方の重要ポイントなのです。

反対側でまた編み針がぶつかりますので、同じように蛙又結びし、これを繰り返してアミの側面を立ち上げていきます。

側面は4~5段も編めばアミとして機能します。深くしたければそれだけ編めば良いだけですので、頑張りましょう~~。


では、また編むとするかな。はあああ~。
寝てる間に妖精さんがこっそり来て編んでくれないかなあ・・・

久しぶりに網編み

2009-01-28 | ランディングネット制作
今週は解禁に向けて自分ネット用に網編みです。

昨年、でかいネット用にひと月半ほど集中して編み続けたので、さすがに嫌気がしてしばらく編む気にならなかったんですが(笑)


つなぎ目のないアミ編み
この編み方は最初がとにかく大切なのでちょっと手順を言いますと。

1.好みの色で糸を染める。やや多めに。
2.糸の乾燥後、編み針2本に均一に巻く。長い編み針のがより多くの糸を巻けます。足りないとつなぎ目のあるアミに・・・

3.いらないフライラインなどに編む糸と違う色(太さ)の糸で、ネットの取り付け穴の半分+1個(30なら16)輪を「本目結び」で編む。

ココはなるべく大きめのコマを使うと太い編み針が通しやすいです。僕はプラスティックの定規を使いました。

「本目結び」にするのは後でこの糸は外してしまうから。ほどきやすいので。

4.編み針の糸の真ん中から最初の編みこみ。コマを使って右の編み針のみで「本目結び」で先の輪に編んでいきます。左から右へ(左利きの人は逆)。最初の段を編むと山は15になるはずです。ここが肝心、目数を間違えないように。

5.コマを抜いて全体をひっくり返し、今度は「蛙又結び」で左から右へ編んでいきます。コレで菱形の目が一段出来ることになります。

6.片方の編み針だけで7段と半分になるまで繰り返して編みます。

7.片方を編んだらフライラインと最初の糸を解いて取り除き、使わなかった反対の編み針でまた7段半編みます。合計で縦の段が15となります。

これで横が15目、縦15段の「底部」が編み上がりです。
後は側面の編み上げですが、

今はここまで進んでませ~~ん・・・はあ~編むとするかな

竹フレーム作成part2-2

2009-01-23 | ランディングネット制作
補修で自分のネットをいじり始めたので、こちらは遅延ぎみに。

再作成した竹フレームは、さらに薄く・・・割らないように。

表皮側の湾曲した面を残しているので、裏から圧力をかけ続けると割れちゃうんですね。昨年はどう薄くしたかなあ~?としばらく考えました(笑)

節の前後はやや厚い部分がありますが、2mm厚なら曲がると思います。

全体を均一な厚さにするのにかなり時間をかけました。竹の場合、裏から見て繊維が揃うのがミソですねえ~やっと思い出しました。

しかし、夢中になり過ぎて竹の細かなササクレが手に刺さったらしく痛くて痛くて・・・