イバラの道をスキップ

3年前に離婚しました。生涯孤独な57歳おばさんです。
茨の道をスキップで歩けるよう、只今人生を模索中です。

自己満足な趣味は10分やれば十分

2023-11-14 10:53:39 | 日記

だいぶ前ですが、

ある病気の専門病院でボランティアをしていたことがあります。

県内有数の大きな病院だったので、

ボランティアの人数も50名程とかなり大規模に活動していました。

 

私は園芸班でした。

病院の至る所にある花壇のお花の植え替え、水やりなど、

今まで全くやったことのない土仕事を一切合切任されました。

もちろん自分以外にもたくさんの方がこの仕事に従事しており、

ド素人の私を一からみっちり鍛えてくれました。

 

教えていただいたスキルは、今の園芸人生?に充分生かされている。

2年在籍していましたが、本当にやってよかったと思っています。

 

その中でかなりご高齢な夫人がいました。

でもいつもしゃきしゃきと動き、着ている服も洗練されている。

いくら庭仕事とは言え、だらしない恰好はタブーです。

さりげなくトレンドを取り入れ、尚且つこういう作業に馴染むスタイル。

なかなか難しい服装ですが、この方は実にさりげなく着こなしていました。

 

ある時、彼女と一緒にビオラの花がら摘みをすることになりました。

休憩時にいろいろ話をしたんですが、とても印象に残っている言葉があります。

 

「あのね、

自己満足な趣味に費やす時間は10分あれば十分なのよ。

それより働く。お金を得る為に働くことよ。

職種はトイレ清掃だって、道路の旗振りだっていいの。

とにかく働くこと。

その次は今やってるボランティアで活動する。

お金はもらえないし、実は究極の自己満足かもしれない。

でも何らかの為にはなることよ。やりがいはあるわよね」

 

その時はただただ、「ふ~~ん」と聞いていたけど、

今はとてもよくわかります。

 

テレアポなんて底辺中の底辺ワーク。

しかしながら、自分なりにやりがいを感じている。

仕事をしている時は、緊張しながらも必死に頑張っている。

そういう己は嫌いでないです。

 

何だかんだ言って、この仕事が好きなんだと思う。

根暗だけど、営業の電話は好き。人と話すのが好き。

トークがお客様に響き、アポになれば大きな達成感も得られる。

お金も合わせて上乗せされる。自分を褒めてあげたくなる。

仕事で得る幸せ、満足感は生きていく上での大きな糧です。

 

家でちまちまハンドメイドの趣味に浸る時間は、確かに楽しい。

でも誰からも評価されない、本当に自己満足な物作りはどこか虚しい。

負の気持ちで作った作品は、どこか負のオーラが漂う。

 

動くからにはそれ相応の対価をいただく。

その為に一生懸命働く。

対価がないなら、何かの役に立ちたい。

 

これからの我が人生の指針になるような言葉。

ふと思い出し、記事にしてみました。

 

 

 


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