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教科書の販売応援

2010-03-24 20:08:09 | 出版業界

 今は卒業式まっ盛りだが、業界的には新学期の学校採用品販売がピークを迎えている。

 この時期は担当業務の垣根を越えて、教科書を扱う書店のお手伝いに行くことがある。

 時間と労力がかかるのはセット組み。学年によって、また同学年でも選択によって教科書や副教材が異なるので、事前に生徒数分をセットしておくのだ。単純な作業のようだが、気を抜いていると最後に残り冊数が合わなくて、おおごとになる。搬入時に冊数は確認しているから、どこかで組み間違えたわけで、最初からやり直すことになってしまうのだ。

 販売は学校に出向いて行って、1時間ほどで集中的に売ることが多い。これも銘柄や、つり銭を間違えないように気をつかう。生徒たちは親からもらったお金を封筒に入れて、大事そうに持ってくる。きちんと勉強するんだよ、と自分のことは棚に上げて学生たちに本を渡す。

 ぼくは行ったことがないが、看護学校の教科書販売は厚く重い専門書が多いので、1日販売していると腕が抜けそうに疲れるという。持って帰る方も同様で、さすがに最近は宅配便が増えているそうだ。

 教科書販売がひとだんらくすると新学期。企業は新年度。去る人、来る人、悲喜こもごも。さてさて、わが身はあと何度の春を迎えるのだろうか。

 


贅沢な読書

2010-03-04 19:48:46 | 読書

 先月、たまたま箱根の温泉宿に安く泊まれる機会があった。

 とはいっても、おひとり様で冬の箱根である。3時半にチェックインしたら、あとは温泉に入ることしか、することがない。

 チェックインする。

 温泉に入る。

 本を読む。

 温泉に入る。

 夕食をとる。

 テレビでニュースを見る。

 本を読む。

 温泉に入る。

 本を読む。

 寝る。

 起きる。

 温泉に入る。

 朝食をとる。

 本を読む。

 チェックアウトする。

 結局、持参した新書1冊、文庫の時代小説1冊、漫画1冊の計3冊を読了していた。

 なんだか、思いっきり贅沢な時間だった。

 作家がホテルにカンヅメになって小説を書くという話は聞くが、ただの読者が読書のためにだけ温泉宿にカンヅメになるというのは、あまり聞いたことがない。昨年は褒賞休暇を使って観光密度の濃いエジプト旅行をしたので、今年は何にもしない旅の路線もいいかな、と思った。

 思ったので、さっそく今週も伊豆・修善寺の温泉宿を予約してみた。幸い?天気も悪そうだし、1時にチェックインしていいということだし、年度末の忙しさが本格化する前に、積んどいた本を持って、ふやけてこようかと思っている。観光は一切しないつもりだ。

 変ですかね?