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Bar輪gマスターの酒ってやつぁ…

新宿歌舞伎町のBar輪g(りんぐ)のマスターが送る、素敵なお酒のエピソード。

オーバン14y

2006-03-08 21:42:03 | ウイスキー
シングル・モルト、

「オーバン14y」

はスコットランドのイングランド本島北部に位置する、ハイランド地区のモルトです。
オーバン・ディスティラリーはハイランド西部、
の港町オーバン(小さな湾という意味のゲール語)にあります。

けっこう観光に訪れる人が多い町ですので、
これをご覧になっている方の中に、
行かれた事のある方がいらっしゃるかも知れませんね。


母体はDMH(ディアジオ・モエ・ヘネシー)
以前紹介した
「カリラ」
は同グループの

ヒドゥン・モルト・シリーズ

でしたが、
「オーバン14y」は

クラッシック・モルト・シリーズ

の一つです。

アイラ・モルトの様にピート香をがっちりきかせる造りではありませんが、
程よくピート香がします。
円やかですが、しっかりした厚みを感じるタイプです。


なかなかスマートなボトル&ラベルデザインがお気に入りなんですけれど
みなさんはいかがですか?

ジャック・ダニエル

2006-03-03 23:29:30 | ウイスキー
テネシーウイスキー、

「ジャック・ダニエル・ブラック」

アメリカン・ウイスキーと言えば、

バーボン・ウイスキー

と思われがちですが、
(法律上の分類はまた違うのですが、ここでは酒類分類上の話です。)
テネシー・ウイスキーと言う物があるのです。

テネシー州で蒸留、
テネシー州産のサトウカエデの炭で濾過。
そしてテネシー州で熟成させた物を言います。


1866年、アメリカで最初の政府登録蒸留所です。

創始者はジャック・ダニエル。
当時、なんと16才!!!


柔らかな口当たりとすっきりしたフィニッシュが特徴なのですが、
それはサトウカエデの炭で濾過する為に生まれる特徴なのです。
濾過槽はなんと深さ3メートルもあり、
蒸留直後に一滴一滴濾過されます。


ジャック少年の創った蒸留所。
なんて素敵なんでしょう!
バーボンとは少しイメージが違うテネシー・ウイスキーはいかがでしょうか?

ハイランドパーク12y

2006-02-14 20:50:24 | ウイスキー
シングルモルトウイスキー、

「ハイランドパーク12y」

オークニー諸島のメインランド島に蒸留所はあります。
ヴァイキングの言葉で
‘アザラシの島’
を意味するオークニー諸島の中にあり、
北緯59度とかなり北にある蒸留所です。

スコットランドはゲール語と言う英語とは微妙に異なる言語を使いますが、
ヴァイキング由来の単語などがあり(もちろん英語にも色々あります。)
世界史に詳しい方ならば思い当たるでしょうが、
ノルマンコンクエスト
の影響なのかな?と思ったり、
他にもフランス、オランダなどヨーロッパからの文化・言語の影響を受けながら
それも日本とは異なり、他国の支配を受けたり、
他国から支配者を迎え入れたりと
複雑な歴史に思いをはせてしまいます。


1798年に建てられた蒸留所は
現在も昔ながらのフロアモルティングという技法を用い、
硬水を仕込み水に使う等、
数々のユニークな特徴を持っています。

そうして出来上がる酒は
複雑なアロマ(香り)とコクをもち、それでいてしっかりとしたボディを失う事はありません。

全モルト中で《出色の食後酒》と言われ高い評価を得ています。

ブレンデッド・スコッチの原酒としても使用され、
「フェイマス・グラウス」などに使用されています。

スコッチでは1:1の水割り(氷無し)にする事を、

加水する

と言います。
通常、仕込み水と同じ性質の水を使います。
ほとんどのモルトは軟水なのですが、
「ハイランドパーク」は硬水を加水したいところです。

ハイランドウォーターという硬水も販売されている程、酒飲みに敬意をはらわれている酒。
少しこだわって豊かな味と香りを楽しんで下さい。

ブッカーズ

2006-02-12 22:04:11 | ウイスキー
バーボンウイスキー、

「ブッカーズ」

は樽出し強度で瓶詰されたバーボンです。
スコッチやモルトウイスキーでは、
樽出し強度瓶詰を

カスクストレングス

と呼びますが、バーボンでは特にそう言った表示をしないで、
アルコール度数を記載するだけの物が多いです。


「ブッカーズ」は筆記体で書かれたラベルが目に付くボトルですが、
そこには「ブッカーズ」とはどんな酒かということが書かれています。

曰、
ジム・ビーム社の創始者の六代目に当たる
ブッカー・ノウ
と言う人物(ジム・ビーム社名誉マスター・ディスティラー)が
※本人の名前は書かれていません。


ジム・ビーム社(正しくは、ジェームズ・B・ビーム・ディスティリング社)の優良原酒を
樽出し強度で瓶詰した物ですよ。

と書いています。


アルコール度数は63度。
植物系、それも草だけでなく樹木の柔らかい香りを持ち、
ロックで少し氷が溶け始めた頃の口当たりは、
最高に贅沢な印象を与えてくれます。

日本にもファンの多いこのバーボンは
バーボンのくせに(失礼)高価ですが、
それだけの価値があります。

メーカーズ・マーク

2006-02-06 20:44:10 | ウイスキー
バーボンウイスキーの中で

「メーカーズ・マーク」

を愛飲している方は多いのではないでしょうか?

蝋留めのトップは綺麗で、
一本一本流れた蝋の形が異なります。
それでいて開封するときに余計なストレスがかからず、
スムースで綺麗にあけられます。


ブランデーのような酒


という定評を得る程の味わいは、
ライ麦を使用せず、
とうもろこ70%
大麦麦芽16%
冬小麦14%
と言う原料比率からこだわり造り出されます。


また、冬小麦はロレット教会のカトリック修道尼たちが育てた物を使用し、

手造り感覚による少量生産

を社是とする、
メーカーズ・マーク・ディスティラリー社
ならではの酒が生み出されているのです。

酒造りには様々なこだわりが込められますが、
それは職人の誇りであったり、歴史であったりします。

19世紀始めからウイスキー蒸留を手掛けて来た、
同社の経営者である
サミュエルズ家
の歴史とこだわりのウイスキーをどうぞ。

オールドパー

2006-02-03 19:32:02 | ウイスキー
以前、オールドパークラッシックを紹介したので

「オールドパー」

についてはくどくど説明する必要はないかもしれません。

そちらをあわせてお読み下さいませ。


今回は「オールドパー」のボトルについての話をしましょう。

昔、流通の主役が船だった時代の事です。

当然の如く船は波に従って揺れ動きます。
普通の酒瓶では、揺れると倒れてしまい、
悪くすると破損してしまいます。

そこで考え出されたのが、現在の「オールドパー」のボトルです。

傾けても自立する独特の形状とバランス。


その簡単には倒れず踏み留まる姿が
多くの人に勇気を与えて来ました。

試してみる機会があれば、傾けてみて下さい。
おもしろいですよ。

アベラワー10y

2006-02-01 20:12:27 | ウイスキー
このブログをずっとお読みいただいている方なら、
モルトウイスキーについて何となく知識が蓄えられてきたのではないでしょうか?

中には実際に紹介した酒を味わったり、
もっと詳しく興味を抱いた方もいるかもしれませんね。

「アベラワー10y」

は国際ワイン&スピリッツ大会で、
6度の金賞を受賞した実力派モルトです。

スペイ川沿いのアベラワー村で
1826年に創業し、
現在はペルノ・リカール社の傘下にあります。


ラムレーズンやバニラエッセンスのような濃厚な風味が特徴の
スペイサイド・モルトの佳酒です。


ブレンデッド・スコッチの
「クラン・キャンベル」や
「ハウス・オブ・ローズ」の
重要な原酒でもあるので、
飲み比べてみてもおもしろいですよ。

スペイサイド・モルトと言えば
「マッカラン」
「グレン・フィディック」
「グレン・リベット」
が有名ですが、
他にも旨い酒がゴロゴロしています。

このブログは初級者~中級者向けに書いているので、
まだまだ入口といった所です。
モルトでもワインでも焼酎でも奥は深いですよー。

楽しくって仕方ありませんね♪

アーリータイムズ

2006-01-31 22:05:13 | ウイスキー
バーボンウイスキーの中では定番とされるものの一本、

「アーリータイムズ」

1860年、折まさに南北戦争が始まろうとする、その前年に生まれました。

創業地は今はなきアーリータイムズ村。
その名前が現在もこのベストセラー商品の名前として残っています。

ライトな口当たりと甘い香り、切れの良さと
現代人の好みにマッチする味を守り続けています。


南北戦争は多くの小説や映画を生み出しましたが、
親しい人が亡くなるという、苦しみでもありました。
それはどんな戦争でも同じですが…


アーリータイムズの優しい味は、
きっと、打ちのめされた人の心を癒した事でしょう。

疲れたあなたにロックで一杯。
そして、明日からまた頑張りましょう。

カリラ12年

2006-01-17 22:55:38 | ウイスキー
シングル・モルト・ウイスキーの

「カリラ12年」

は1846年創業の

『アイラ海峡』

という意味のゲール語の名を持つ蒸留所で造られます。

蒸留所はアイラ海峡を望む、海辺の崖下にあり
海辺のウイスキーらしい、潮を感じさせるような強いピート香とスモーキーなフレーバーが特徴です。


また、カリラの特徴として必ず言われるのが

フィニッシュの長さ

です。
飲み下した後の余韻の事なのですが、
非常に強く長いのです。

一口のウイスキーを染み渡るように飲む事が出来る酒なんですよ。


アイラ島で最大級の蒸留所で造られたカリラは、
DMH社のジョニー・ウォーカーの原酒として用いられていますので、
シングル・モルトとしては比較的入手困難な部類に入ります。
2002年に
『ヒドゥン・モルト・シリーズ』
として発売された事で、一般的に入手する事が可能となったのは、
ファンとして大変喜ばしい事です。

ブラントン

2006-01-16 23:57:20 | ウイスキー
バーボンウイスキーの中で別ブランドをいくつかもつ事は珍しい事ではありません。

「ブラントン」

もその一つです。
エイシェント・エイジ社が
1984年に子会社を作って発売したブランドです。

ウイスキー造りの名人と謳われた、

アルバート・ブラントン氏の名前から酒名をいただいたシングル・バレル・ウイスキーは
氏の愛弟子であるエルマー・T・リーが製品化の責任者として造ったのです。

冬季に集中して行われる、
発酵と蒸留。
樽を選び、場所を選んで行われる熟成。
そして、一樽づつ丁寧に瓶詰されます。


こだわりのブランドらしく、シックな袋に入れられて

届けられる「ブラントン」は
贅沢を感じられるバーボンの一つです。


ロックで溶けゆく氷を眺めながら、
ゆっくりと味わいたい酒なのです。