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Bar輪gマスターの酒ってやつぁ…

新宿歌舞伎町のBar輪g(りんぐ)のマスターが送る、素敵なお酒のエピソード。

吉四六

2006-03-20 23:50:06 | 焼酎
大分の麦焼酎、

「二階堂 吉四六」

きっちょむ
と言う、愉快な響きの名前を持つ、
知名度の高い麦焼酎です。
二階堂酒造は麦焼酎の元祖をうたう歴史ある酒蔵です。

約三百年前に麻地酒(アサジシュ)と言う焼酎の原型が偶然生まれ、
将軍家への献上品となっていたそうです。

その製法を受け継ぎつつ、
原料を「麦」のみとして造られたのが
二階堂麦焼酎だそうです。

現在、六代目を数える二階堂酒造は
爽やかで飲みやすい焼酎を造り続けています。


親しみやすさを前面に出した営業戦略からか
二階堂酒造の奨める飲み方は
「~割り」
です。
いくつか挙げると、


ビーちゅう:ビール割り
レッドむぎ:トマトジュース割り
むぎピス:カルピス割り
ちゅうブラック:コーヒー割り
月見ちゅう:生卵に砂糖添え

中には驚きの物もありますね。
しかし、可笑しいのはこれらのネーミングです。
こんなに愉快な名前をきっと大まじめに会議して決めたんだろうな…
って思うと………


笑えますよね。

おまち

2006-03-14 22:53:11 | 焼酎
岡山、米焼酎

「おまち」

お客様のしょうご君のお土産第二弾♪

岡山県、利守酒造が造る本格焼酎です。
原料には岡山で取れた赤磐雄町米(あかいわおまちまい)を使用。

この米は日本酒の原料として使われる米です。
雄町米で造られた吟醸酒や大吟醸を飲まれたことのある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

その米を十分に生かした「おまち」は
吟醸香のような香りを感じられる秀逸な焼酎です。

こんな焼酎が産まれるのも米どころ岡山ならではですね。

ボトルも素敵な色と形です。
最近、自分が「ボトルデザイン」に非常に弱いと再認識しました。

えぇ、例の「ポーション」ってやつに踊らされまくりました。
プレミアムの六種類のボトル集めましたし(笑)

と、とにかく、美味しい焼酎です。
しょうご君ありがとうございます!
※以前紹介した「きび焼酎幾星霜」もプレゼントしてもらいました。
今度は貰ったその日に飲み干してませんので(笑)しばらくはありますよ♪

一刻者

2006-03-01 23:14:21 | 焼酎
薩摩(鹿児島)の本格芋焼酎、

「一刻者」(いっこもん)

小牧醸造が造る

”純”芋焼酎

です。
何が純かと言うと、
原材料のサツマイモはもちろんですが、
発酵時に使用する麹も
米で造る米麹ではなく、
芋で造る芋麹を使って造っているのです。

こういった、純芋焼酎はいくつか販売されているのですが、
その中でも「一刻者」は味わいと香り、水やお湯で割った時の変化など、
ほぼ全てにおいて高いレベルで備えているのです。

パンチにやや欠けますが、オールマイティに楽しめる。
そんな酒です。


実は、輪gのオープンに際して、
焼酎を割り水(1:1)して甕で寝かせよう、と考えた時に
選んだのがこの「一刻者」なのです。

一晩から一ヶ月の間は驚く程に円やかな味わいを楽しめます。
是非、自宅で試してみて下さい。

その時に仕込んだ焼酎は、実はまだあります。
今では、かなり微妙な風味しか残っていませんが、
一年以上寝かせた物なので、
試してみたいかたは最初の一杯目に注文して下さい。
でないと、微妙な風味を感じ取れないかもしれず、勿体ないですからw

七夕

2006-02-26 23:57:42 | 焼酎
本格芋焼酎、

「七夕」

色鮮やかなラベルが目を引く芋焼酎です。

明治20年創業の田崎酒造は、
初代蔵元が酒造りには欠かせない、
名水を求めて今の場所に蔵を起こしたそうです。

仕込まれた原酒は1年以上の熟成を経て出荷されています。
長期熟成タイプではないのですが、落ち着いた味わいになっているのはそのためです。

全体的にフルーティな印象を受ける香りと
すっきりとした後口は、
ラベルに描かれた色とりどりの短冊と「七夕」の夏のイメージにぴったりです。

ストレートやロック、お湯割りで飲んでも楽しいのですが、
夏の時期には水割りで飲んでみたいですね。
水割りにしても、薄まった感じがしないのでいいですよ。

この華やかさは
原料の良さを白麹と1年熟成が引き出した結果なんでしょう。


「七夕」って最近縁が薄くなってきたような気がしますが、
思い返してみると、去年の七夕の時期に
お客様の女の子の為に浴衣の着付けをしてあげてました。

浴衣の女の子はいいですねぇ。
涼しげで、華やかで。

今年は浴衣の女の子と花火見に行ったり出来るかなぁ?
出来るといいですけどね・・・

さつま白波・伝承

2006-02-25 21:52:33 | 焼酎
鹿児島は薩摩酒造の造る芋焼酎、

「さつま白波・伝承」

臭い!
キツイ!
と言われたかつての芋焼酎を彷彿とさせる、
ナツイ酒です。

しかし、柔らかな風味と口当たりを持つように
目指した方向性はわかります。

おそらく、初心者にも飲みやすい芋焼酎に仕上がっていると思います。


お湯割りをすすめたいですが、
ウーロン割りもいけます。
とにかく、

気取らず飲める焼酎の原点。

そんな焼酎です。

大魔王

2006-02-18 13:34:31 | 焼酎
芋焼酎、

「大魔王」

は、第二回スライドウェイ大会の賞品として用意した焼酎です。
私は二回勝ち抜いて決勝まで進んだのですが・・・

相手が強すぎました。。。

自分で用意した焼酎でしたが、欲しかった(笑)


鹿児島県いちき串木野市(旧、串木野市)にある濱田酒造が造る本格芋焼酎です。
黄麹で仕込んだ風味豊かな焼酎を
一年間、蔵で熟成させた後に出荷します。

非常に滑らかな口当たりと、風味が特徴です。

「大魔王」は元々、蔵元のお膝元である串木野市限定商品だったのですが、
全国的な人気の高まりに応じて、全国販売されるようになりました。


芋焼酎で「大魔王」と聞くと、

3M(森以蔵・魔王・村尾)の一つ「魔王」を連想するかもしれませんが・・・


関係はありません(笑)

「魔王」は鹿児島の白玉醸造合名会社が造るプレミアム焼酎ですので、
濱田酒造が造る「大魔王」は関係ないのです。

なんかすれすれな感じがしますが、
どちらもそれぞれの個性をしっかりと持った銘酒ですので
細かい事は気にしないで、自分の舌で感じましょう。

阿吽の人

2006-02-17 20:12:40 | 焼酎
芋焼酎、

「阿吽の人」

は「伝心傳」と同様に
「焼酎ルネッサンス」
で好評を博した芋焼酎です。

櫻の郷醸造合名会社が造る宮崎県産の芋焼酎です。

アルコール度数は

40度

ピンと来たら、大分焼酎に詳しくなってきたと言うことですね。

そうです。
高アルコール度数
イコール
原酒焼酎
と言うことです。


芋焼酎原酒で有名な物は、
西酒造の「天使の誘惑」がありますが、
人気がありすぎて、入手が困難になり、
今やプレミアム焼酎となっています。
この「阿吽の人」はコストパフォーマンスと味のバランスにおいて、
天使の誘惑」を上回る評価を得ているのです。


「天使の誘惑」ファンの方ならきっと気に入るはず。
是非、ロックで飲んでみて下さいね。

伝心傳

2006-02-15 22:49:18 | 焼酎
本格芋焼酎、

「伝心傳」(でんしんでん)

はアルコール度数20度とライトなアルコールと爽やかな飲み口が身上の芋焼酎です。

鹿児島県の錦灘酒造は

焼酎ルネッサンス

という本格焼酎振興の為の小売店や店舗向けの試飲会に協力しています。
そこで、多くのプロから好評価を得た内の一本が、
「伝心傳」
なのです。


「焼酎ルネッサンス」は酒卸業者でもある「酒の格安」など全国の酒販店が中心となって行う大規模の試飲会で、
ここで好評価を得た焼酎はその後の販売実績を大きく伸ばしています。


旨い焼酎を発見出来る良い機会があるというのは、
店舗にとっても、お客様にとっても幸せな事ですね。

博多小太郎宝壷

2006-02-04 23:37:57 | 焼酎
米焼酎、

「博多小太郎宝壷」

です。
光酒造が造る米焼酎の原酒熟成品です。

通常、焼酎はアルコール度数を20か25度に調整して製品化するのですが
調整前の酒を原酒と呼ぶのです。

光酒造は大正11年創業の蔵元で、
清酒「西乃蔵」を造る会社でもあります。

麦焼酎も造っています。
そちらも旨いですよ。


容器である壷は福岡の昔ながらの形状で、
他社にも壷入りの焼酎があります。

付属の竹製のひしゃくですくいあげて注ぎます。

風情たっぷり♪
の酒。

こういうのはチビチビやりながら、
小説でも読みたいですね。

超不阿羅王

2006-01-29 18:34:35 | 焼酎
芋焼酎です。

「超不阿羅王」

さて、なんと読むでしょう?




正解は


「ちょ→ファラオ」

です(笑)

本当です。
宮崎県の王手門酒造が造る、れっきとした本格芋焼酎です。

同社の上級クラスになる
「超不阿羅王」
は、かなりイケル焼酎なのですが…
名前のインパクトが強すぎて、
味を忘れてしまったりします(笑)

さつま芋の柔らかな風味が存分に生かされた焼酎は、
名前のイメージ(田舎ヤンキーが書いた落書きみたいな…失礼w)
からは想像出来ない位に、繊細だったりします。


因みにこの酒造が造る、普及品は
「不阿羅王」(ファラオ)

と「超」が付かないのです。

完璧に近いインパクト(笑)
素直に関心してしまいます。
脱帽。