紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

老蘇(おいそ)の森へ

2009-04-06 18:43:00 | おでかけ
 風邪かもしれない・・・と思いつつ、Kちゃんが午前中は家にいたり、ゆっくりと用事などをこなしていたりしたため、タイムアウトで結局病院にはいかず、買い物にいったり、家でのんびりと家事をして過ごす。

 しかし、桜が気になって仕方がない。小学生の頃、遠足で行った『老蘇の森』の、思い出では素晴らしい満開の桜の森の一角に、今年こそ再訪したいと思っていたのである。

 今度の休みに出かけられるかどうかも不安だし、お天気も今日はピーカンで絶好のお花見日和である。2時を過ぎていたが、どうしても我慢できず郵便局にいくついでに(!!)、車で30分くらいらしい安土まででかけることを決意。実は午前中に地図で場所を確認していたのだ。8号線沿いだから、簡単だ。

 安土は信長が安土城をつくった、あの安土町だ。小学校の歴史でも習う、超有名な場所だけど、意外に観光地っぽくない町のような気がする。どちらかといえば、近江八幡の方が、観光バスを連ねて遠方からたくさんの観光客がみえているような気がする。(そして「たねや」のオレンジと白の市松模様のペーパーバッグを下げて、皆さんお帰りになるのだ)

 その要因としては「安土城が建物として残っていない」からかもしれない。城跡だけ見て当時を忍ぶなんて高度なワザは、少なくとも団体さんのツアー客に要求できることではない。よほどの歴史マニアか信長ファンか安土桃山時代好きでないと、ちょっとね。

 ところで以前日野町にいった時にも思ったのだけれど、安土もなんだか70年代の昭和の空気が漂っていた。国道沿いで、しかも国道と平行して新幹線の路線が通っていて、おまけに大きな工場の並んでいる場所の、ごく近くなのに、である。

 住宅街を抜けて、細い昔ながらの家並みが残る路地をゆっくり車で通ると、そこはいきなり20世紀で、おまけに70年代の空気なのである。お祭りの日だったようで、各家の軒先には提灯が下がっている。その道を通り抜けると古びた酒屋さんの横には「奥石(おいそ)神社」の幟と鳥居が見えた。



☆画像をクリックすると拡大できます。左の写真、石灯籠の裏手に自販機の並ぶ酒屋さんが。右の写真、幟の下端になぜか赤いサルボボらしきもの(??)が。