給付金について色々な案が出ていますね。
政府案やらなにやら、マスメディアがなにやら、
あるいはテレビのコメンテーターやらがね…
でも一番まずいんじゃないかなぁと思うのは、
そうやってグダグダ何も決められないこと、
その行為そのものではないかと思います。
「議論をするな!」
といっているわけではありません。
ただここで重要なのは給付のスピード感だと思うのです。
そのスピードが遅くなればなるほど、
救えるものも救えないような気がして不安なのです。
たとえば、給付金を高所得者と低所得者に分けるといった行為や、
あるいは業種別に支給の額を上下させる行為は、
その作業だけで遅延が「加速」することになります。
「速やかな支給」を確実に阻害してきます。
「そういうお前はどう考えているんだ?」
ということにもなろうかと思いますが、
まず、給付金は一律に支給してほしいです。
赤ちゃんからお年寄りまで、
低所得者から高所得者まで一律です。
金額は…根拠はありませんが、
最低でも50000円かなって感じです。
そして一律支給がある程度終了してから、
ある種の「返納制度」を設けたらいかがでしょうか。
具体的にいえば「直接的な返納」と「間接的な返納」です。
「直接的な返納」というのは、
その名の通り後日支給額を返納してもらうことです。
振替でも振り込みでも引き落としでも、
その手段は何でもいいです。
返納してくれた人には、何らかの優遇が受けられるという「おまけ」つき。
また「間接的な返納」というのは、
後日何らかの税金として納めてもらうということです。
様々な税に「上乗せ」してもいいですし、
わかりやすく時限的な「コロナ税」を新設してもかまいません。
これも何らかの優遇を受けることが可能になります。
返納する時期は収入が減ってしまった、
という人たちのための救済処置としてね。
従って、
この「返納制度」は一定以上の高所得者だけに適用されます。
どちらか一方か、あるいは両方かは一切問いません。
ちなみに間違いなく自分は適用外です。
ここで重要なのは「返納制度」新設そのものではありません!
決して誤解しないでくださいね!
「返納制度」は後回しにしても問題ないということが重要なのです。
つまりトリアージなんです。
全てがすべてうまくいくなんてことは絶対にありえません。
「返納制度」もハッキリ言って、
受け取る側も返してもらう側も結果的には無駄な作業です。
無意味にお金が動くだけですから…
しかし、「すぐやるべきこと」と「後回しにできる」ことを、
明確に確実に峻別しておかないと、
結局は「すぐやるべきこと」のスピードを殺すことになるのです。
そしてそのスピードを加速させるためには、
無駄な作業も厭わないということにもなります。
無意味なお金の流れはつまり、
トレードオフとして甘受すべきものではないでしょうか。
絵空事を書き立てたかもしれませんが、
今そこにある危機のために、
今やるべきことの選択を速やかにしてほしいのです。
ただそれだけなんです。
残念ながら、政治や経済の様々な利権や利害関係が絡んで、
肝心なことがおろそかになっているような気がしてなりません。
マスメディアやテレビの無責任コメンテーターなんて論外ですし…
話はガラッと変わりますが、
2月からのコロナ対策を見てみると、
何だか「ガダルカナル」の対処と似てるような気がします…
「ガダルカナル」は「パンデミック」と置き換えて、
「一木支隊」や「川口支隊」の逐次投入は、
「小出し小出し」の感染対策の処置と言い換えれば、
妙な共通点があるような、ないような…
「ガダルカナルってどこ?」っていう反応が、
当時の陸軍の反応だったそうですが、
まさか「パンデミックってなに?」という認識ゆえの、
「小出し小出し」戦法ではないでしょうね…
結果が「ガダルカナル」と同じにならないことを切に祈ります。