丸亀国際ハーフマラソン
記録狙いのランナーであれば
自己新記録を狙って挑戦するコースである。
折り返し地点で全く往路と同じコースを引き返すこのコースは
様々なランナーとすれ違い
刺激を受け、またコースがフラットなこともあって
良い記録が出て楽しいマラソンとして好評なのだ。
「とばしたくなる熱い道」のキャッチフレーズどおり
第64回の大会も8000人超えるランナーが集う。
そして今大会で生まれたひとつの都市伝説
「ハーフマラソンで30km走った男がいる」というのである。
ハーフマラソンはその名のとおり、21.0975km
誰もそれ以上は走れないはず・・・。
なのにである
いくつかの目撃証言がある。
「1時間経過した頃、折り返して復路を走るYを見ました。」
その一方で
「1時間20分を過ぎて復路を走っていると、往路を走るYに出会いました。」
これはいったいどういうことなのだろう。
先に復路を走っていた男が
また往路を走るなんてことがあるだろうか。
また、こんな証言があった。
「もう3時間の制限時間も近い頃、ゴールの丸亀競技場にYが女性を
リードするようにゆっくり走って入るのを見ました。」
推理はこうだ。
まず、Yは順調に自分の走りで往路を走っていたようだ。
折り返しを過ぎ、一緒にエントリーした妻のY子のことが
気になってきた。彼女は6時間制限のフルマラソンは
ほとんど走ったことがなく、
制限時間が緩やかなレースを好んで走っている。
その彼女が挑戦したのが今回のハーフマラソン。
走る前からその不安ばかり口にしていた。復路を走り始めて、
少し速度を緩め、彼女の姿を探すがいっこうに出会わない。
だんだん不安が募ってくる。
そのとき、息を切らして折り返し点目指す彼女とすれ違う。
そこで迷わず、再度往路に飛び込んだのだ。
自らがペースメーカとなって彼女の完走を伴走するために。
そしてふたりで競技場の門をくぐり、彼女を完走まで導いた。
すべてはつじつまが合う。
自己の記録や走行距離を考えればできないことである
そして、彼自身の記録は果たして認められたのか
さまざまな憶測がされるが
そんなことはどうでもいいことなのかもしれない。
そこには、記録などという一時的な数字よりも
もっと貴重な事実があるのだろう。
この物語は実際にあったかもしれない話をモデルに
創作したフィクションであり、登場人物は架空です。
はい。お後がよろしいようで・・・

助け合って励ましあって
時に自分の不利益があったとしても
まず大切な人のために
尽くすことができる
そんなランナーのいる限り
この世も決して捨てたもんじゃないって
マラソンを通じて
また、ひとつ教わりました。
丸亀完走報告はまた後日。
記録狙いのランナーであれば
自己新記録を狙って挑戦するコースである。
折り返し地点で全く往路と同じコースを引き返すこのコースは
様々なランナーとすれ違い
刺激を受け、またコースがフラットなこともあって
良い記録が出て楽しいマラソンとして好評なのだ。
「とばしたくなる熱い道」のキャッチフレーズどおり
第64回の大会も8000人超えるランナーが集う。
そして今大会で生まれたひとつの都市伝説
「ハーフマラソンで30km走った男がいる」というのである。
ハーフマラソンはその名のとおり、21.0975km
誰もそれ以上は走れないはず・・・。
なのにである
いくつかの目撃証言がある。
「1時間経過した頃、折り返して復路を走るYを見ました。」
その一方で
「1時間20分を過ぎて復路を走っていると、往路を走るYに出会いました。」
これはいったいどういうことなのだろう。
先に復路を走っていた男が
また往路を走るなんてことがあるだろうか。
また、こんな証言があった。
「もう3時間の制限時間も近い頃、ゴールの丸亀競技場にYが女性を
リードするようにゆっくり走って入るのを見ました。」
推理はこうだ。
まず、Yは順調に自分の走りで往路を走っていたようだ。
折り返しを過ぎ、一緒にエントリーした妻のY子のことが
気になってきた。彼女は6時間制限のフルマラソンは
ほとんど走ったことがなく、
制限時間が緩やかなレースを好んで走っている。
その彼女が挑戦したのが今回のハーフマラソン。
走る前からその不安ばかり口にしていた。復路を走り始めて、
少し速度を緩め、彼女の姿を探すがいっこうに出会わない。
だんだん不安が募ってくる。
そのとき、息を切らして折り返し点目指す彼女とすれ違う。
そこで迷わず、再度往路に飛び込んだのだ。
自らがペースメーカとなって彼女の完走を伴走するために。
そしてふたりで競技場の門をくぐり、彼女を完走まで導いた。
すべてはつじつまが合う。
自己の記録や走行距離を考えればできないことである
そして、彼自身の記録は果たして認められたのか
さまざまな憶測がされるが
そんなことはどうでもいいことなのかもしれない。
そこには、記録などという一時的な数字よりも
もっと貴重な事実があるのだろう。

創作したフィクションであり、登場人物は架空です。
はい。お後がよろしいようで・・・

助け合って励ましあって
時に自分の不利益があったとしても
まず大切な人のために
尽くすことができる
そんなランナーのいる限り
この世も決して捨てたもんじゃないって
マラソンを通じて
また、ひとつ教わりました。
丸亀完走報告はまた後日。