鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

根室の朝食・エスカロップ

2017-04-28 | グルメ


2 0 1 6 年 9 月 1 9 日 ( 敬 老 の 日 )

午 前 8 時 1 6 分

J R 根 室 駅



根室駅前の観光インフォメーションセンターでレンタサイクルを借り、根室市内をめぐる登城旅が始まります。





漆黒の「黒雲」にまたがり、まずは朝食を食べられるお店をめざします。


それにしても根室は道路が広い!
根室駅から国道44号までの道路は、せいぜい100メートルほどの長さしかありませんが、片道3車線という広さ。
交差している国道44号も、当然のように片側3車線です。


さて、朝食。
根室駅のすぐ近くに「ニューモンブラン」というお店がありましたが、こちらは午前9時開店で、まだ開いていませんでした。



根室駅から国道44号へ出て、根室市役所へ進み、そこから根室港方面へ進み、



喫茶「どりあん」に着きました。
こちらは朝8時から開店していることを事前の調査でつかんでいて、この日の朝食はここだ!と決めていたのです。


こちらでいただくのは、エスカロップというご当地メニュー。
なんだか栄養ドリンクみたいな名前ですが、フランス語で「肉の薄切り」を意味する「エスカロープ」から来ているそうです。つまりは洋食です。

もとは「モンブラン」というお店のシェフが考案したメニューだそうです。
最初はナポリタンの上に牛肉のカツレツをのせ、ドミグラスソースをかけたものだったそうです。
最東端の漁師町・根室では、手っ取り早く空腹を満たせるメニューとして受け入れられたそうですが、さらに手軽さが求められると、ナポリタンはケチャップライスに、牛カツはトンカツに変わっていきました。
このケチャップライスを土台に使うエスカロップは、「赤エスカ」というそうです。

さらに酪農盛んな道東という土地柄なのか、土台のケチャップライスがバターライスに変わったものが現れました。
そしてバターライスに入っていたマッシュルームが、道東では手に入りにくかったという事情もあり、マッシュルームの代わりに薄切りしたタケノコを混ぜるようになりました。
こちらは「白エスカ」というそうです。

さて発祥の店「モンブラン」は、のちに閉店してしまいます。
しかしその流れをくむお店が、根室駅前にある「ニューモンブラン」
そして「ニューモンブラン」から独立して構えられたお店が、今回お食事をいただいた「どりあん」なのです。




「どりあん」には駐輪スペースがなさそうだったので、隣の敷地をちょいと拝借しました。

入店すると、どことなく雰囲気のいい地方の喫茶店です。
メニューを拝見すると、エスカロップ(870円)のほかにオリエンタルライス(980円)なんていうものもあります。
さらにはエスカロップ・スペシャル(1,300円)という、あきらかに大盛りバージョンであろうメニューもあります。
そこで・・・



エスカロップ・スペシャル! ウマイッ!
画像からはわかりづらいですが、土台はバターライス、つまりは「白エスカ」です。
トンカツにかかっているドミグラスソースが濃厚でとてもおいしいです。
そして「スペシャル」はトンカツがでかいそうで、なかなか腹にたまります。さすがは漁師御用達のメニューです。
私はタケノコがあまり得意ではありませんが、それでもコクのあるバターライスがまたおいしかったです。

エスカロップには、付け合せに生野菜サラダを使うのが正統であるようですが、私は大っ嫌いなキュウリを残し、完食いたしました。



腹八分とちょうどよい朝食を摂り、いよいよ約50Kmの根室半島サイクリングに出発します。






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