鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

根室半島チャシ跡群・第1章~出陣

2017-04-21 | 城郭【日本100名城】


2 0 1 6 年 9 月 1 9 日 ( 敬 老 の 日 )

午 前 8 時 0 5 分

J R 根 室 駅



ついに本土最東端のまち・根室にやってきました。



本土最東端の有人駅・JR根室駅から、めざすは日本最北&最東の100名城・根室半島チャシ跡群です。

「チャシ」はアイヌ語で「柵で囲った場所」というニュアンスの言葉です。
アイヌは文字をもたなかったため、チャシは文献に残っておらず、チャシが何のために造営されたかはよくわかっておりません。
諸説によれば、砦のような軍事施設であったとも、神殿のような祭祀施設であったともいい、現代の我々の想像する「城」とは異なるものだったそうです。


今回の旅に出る前に、私は入念な準備を重ねました。
根室半島チャシ跡群についての予習も、当然行いました・・・といっても、検索したサイトを閲覧しただけですが(^_^;)
なかでも根室市観光協会のサイトのチャシに関するページをプリントアウトして、手持ちの資料とさせていただきました。

根室市内には32ヶ所のチャシ跡があり、そのうち24ヶ所は「根室半島チャシ跡群」として国の史跡に指定されています。
そのうち見学ができるチャシ跡は、ヲンネモトチャシノツカマフ1号・2号チャシの2ヶ所となっています。


根室市観光協会のサイト(ヲンネモトチャシ跡・ノツカマフチャシ跡 詳細MAP)【PDFファイル】より引用)

根室半島のチャシ跡は、海を臨むガケの上に面して造成された面崖(めんがい)式」のものが多く、そのほとんどが半島北岸の根室湾ぞいにあります。
ヲンネモトチャシは、本土最東端の納沙布岬から歩いて2kmほどなのですが、ノツカマフチャシは納沙布岬からはかなりの距離があります。

納沙布岬までのアクセスは、路線バスとなります。
納沙布岬は根室随一の観光地でもあるので、バスは多くはないにしろそれなりの本数があります。
しかしバスは、集落のある半島南岸の太平洋側を進みます。
バスで行くなら、ヲンネモトチャシまでは行けそうですが、ノツカマフチャシへ行くことは諦めなければなりません。





そこで根室駅に着いた私が、まず急いで向かった先は・・・駅のそばにある根室観光インフォメーションセンター
ここは根室交通根室駅前ターミナルが併設されていますが・・・



ここでレンタサイクル(1日1,000円)をゲット。
今回は、漆黒で統一されたスタイリッシュなチャリ・・・ということで、武田信玄の愛馬にちなんで「黒雲」と命名しましょうか(^^♪


今回の旅では、この「黒雲」が命綱ともいうべき存在でした。
というのも、根室まで来てレンタサイクルを借りることができないとなると、今回の旅の計画が破たんしてしまいます。
実はレンタサイクルを利用すると決心した私は、旅に出る前、観光インフォメーションセンターを管轄している根室市観光協会にあらかじめ連絡し、レンタサイクルについて問い合わせたのです。
観光協会によると、保有する自転車はわずか3台(平成28年当時)ということでした。
それならば予約はできないか尋ねると、レンタサイクルの予約はできないということでした。すなわち早い者勝ちということです。
根室を旅する日は敬老の日、すなわちシルバーウィークの最終日。
3台の自転車がすべて借りられてしまっては大問題です。
そこで、観光インフォメーションセンターが営業を始める午前8時に根室駅に到着するように調整し、そして根室駅に着くやいなや速攻でインフォメーションセンターに駆け込み、レンタサイクルの申請書【PDFファイル】もプリントアウトしておいて必要事項を記入しておいたのでした。

・・・あらかじめ用意したレンタサイクルの申請書に、借りる日付を9月18日と間違えて記入してしまったのでしたが、係員の方は「別にかまいません」ということで、難なく「黒雲」を借りることができました。


それでは「黒雲」にまたがって東の果てへ!
その前に・・・



1番! 根室半島チャシ跡群!!
ついに私は、最難関の1番札所?のスタンプを押印しました。
絵柄は、根室半島チャシ跡群の代表ともいえるヲンネモトチャシだと思われます。
スタンプ帳によると、スタンプ設置場所は根室市歴史と自然の資料館で、根室駅からはかなり離れているのですが・・・
なんと駅近くの観光インフォメーションセンターでもスタンプが押せるようじゃ、便利な世の中になったものよのぅ。



スタンプを早々にゲットした私は、根室半島をチャリで回るべく、「黒雲」にまたがり出陣。



まずは根室ならではの朝食をとるべく、あらかじめチェックしておいたお店に向かったのでした。






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