夜の茶屋街の雰囲気を味わいたいがため、私は寒空の下、建物の中には入らず、雪道を歩き回っていました。
そしてついに・・・日は暮れ始め、ひがし茶屋街にぽつぽつと明かりが灯ります。
対岸の主計町茶屋街にも。
暗がり坂はその名のとおり、暗がりに染まり始め、
明かり坂はその名のとおり、明かりが灯ってその姿を変えていきます。
そして、あたりはすっかり宵闇に覆われていきました。
身体はすっかり冷え切ってしまっていたが、茶屋を灯す明かりは心持ちを温めてくれます。
心温まる茶屋を見届け、私は宿に戻る・・・はずでした。
金沢駅へ戻るバスに乗り込んだ私を、闇に浮かぶ城門が引き止めます。
兼六園と金沢城を隔てるお堀通りでバスを下ります。
ライトアップされた金沢城石川門【国指定重要文化財】。
積もっている雪が、あたりの雑音をかき消すかのようで、なかなか幻想的です。
そして石川門の足下にある目立たない位置に、なんと!
明らかに人通りの少なそうな場所に、加賀藩祖・前田利家の像が立っていたのです。
なんでまたこんなところに・・・雪は積もり、像のもとに着くまで一苦労。
そして、この日も靴がびしょ濡れになってしまったのでした(-_-;)
同じバス停から再び金沢駅行きのバスに乗り、ホテルに戻っていきました。
途中、金沢駅のエキナカで吉牛。
これが金沢最後の夕食となりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます