タンゴの令和化け猫日記

12月12日、珍しくテレビを観ていました

12月12日。

私にしては珍しく14時から30分間テレビを見ました。

毎週日曜日午後2時からNHK第2で放送されている「日本の話芸」という番組で、この日は柳家花緑師匠による「文七元結」の演目でした。

年末になると「文七元結」や「芝浜」は定番の演目のようで、私も何度か見ました。

柳家花緑師匠の演じる文七元結は、表情も豊かで動きひとつひとつがとてもリアルなのでわかりやすく、見ていて引き込まれました。
花緑師匠に限らず、文七元結を演じる落語界さんは自分たちの色を出していますので、とても興味深いものがあります。

母が元気だった2020年の年始まで、生で落語を観に行っていました。
落語を見て笑うことも私達のライフスタイルの中にありましたが、新型コロナウイルスの影響で出歩く機会もなくなり、さらに親も病気療養しているということで、今年は久しぶりにテレビという形での鑑賞でした。

私が落語に興味を示すようになったきっかけは今から10年以上前。

スマートフォン写真で風景を撮ることを趣味としていて何かと横浜ベイエリアに行くことが多かったの私は同時に
昔から横浜が一番好きな場所でもありました。
そのため、休みを利用して港の見える丘公園や中華街などに足を運んでいました。

時には日の出町駅で降りて野毛山動物園に行ったり、桜木町駅を経由してからランドマークにも行ったりしていました。

偶然落語鑑賞をするきっかけになったある日も、日の出町駅で降りて普段は脇目もふらずに桜木町方面や横浜ベイエリア方面へ行く私が、そのときに限って珍しく何を思ったのか?歩いていて偶然にぎわい座という施設があることに気がつきました。
ポスターを見た時に笑点メンバーのひとりが公演するのを知り、ちょっと気になり始めていましたので…行こうかなぁ、の気持ちがわきました。

まだその頃はスマートフォンでは無くて携帯電話の時代でしたが、少し距離を置いて家まで電話をかけたことを思い出します。

母に電話をかけて落語鑑賞を誘ったところ良い返事が来ましたので、行くことになりました。

母は多趣味で妹と年に数回歌舞伎鑑賞したりしていましたが、落語鑑賞は未知の世界でした。

昔、中学生のときに今は亡き林家こん平師匠が学校で落語をしていたのを見ましたが、イマイチ興味がなかった記憶はありましたが生で落語鑑賞に行くのは初めてでした。
林家たい平師匠の「天下たい平」を観に行き、そこで私と母は落語の良さと新鮮さにハマりました。
我が家では笑うことがあまりにも少なかったので、母も笑いを求めていました。
たい平師匠の落語の会は演目のときに時折見せるものまねだけではなくて、お弟子さんの演目、時には大学の後輩だったかな?ダンサーのダンスまで見ることが出来るという、落語さんにしてはとても斬新なことをしていた記憶があります。

たい平師匠の落語鑑賞をきっかけに神奈川県民ホールでの三遊亭円楽師匠の襲名披露会や渋谷での桂文枝師匠の襲名披露会も足を運びました。

時はいつだか忘れましたが5月のゴールデンウィークの最中に、今は亡き桂歌丸大師匠と林家木久扇師匠、林家たい平師匠、桂米助師匠が出た演目も見ました。
歌丸師匠と木久扇師匠といえば落語界の大御所中の大御所でしたので、大変貴重でした。

2ヶ月に一度の落語鑑賞が定番になっていましたが、いつの日か鑑賞は辞めになってしまいました。
理由は私にありまして…いつも演目が始まって半ばで寝てしまうという悪癖が出たためです。

ですが…落語は見たかったようで、その後母は妹と一緒に明治座まで足を運んで柳家花緑師匠の落語を観に行き、2018年から3年連続で今度は私と別の場所で落語を観に行きました。

今を思うとそれが私と母にとって、幸せな時間だったかもしれません。

笑門来福(笑う門には福来る)

そう…ここのところ笑うことが極端に少なくなっていましたので、今回はテレビを観て笑うことが出来て良かったと私は思っています。

あとは…年始の「笑点」を楽しみにしています。
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