私は独りでいることがほとんどですが、実は独りで生きていないということです。
実は…一人の人間が生まれる前から、天命を全うするまで、独りではありません。
「天涯孤独だ」と言いながら誰にも知られることなく一人去っていったとしても、です。
考えれば母親がお腹の中に新しい命を授かったときから産婦人科の医師や看護師、そして母親の母親など、多くの人々が関わり、生涯を全うする瞬間まで医師や看護師、家族など多くの人々が関わります。
どんな姿になっても、どんな形であっても、見知らぬ場所の野っぱらで天命が尽きて誰にも知られることがない限り、最後は必ず人の手が入ります。
生きている最中でも、独りで生きているわけではないのです。
必ずと言っていいくらい、誰かに生かしてもらっているのです。
このことに気づかなかった私って何だったんだろうって、思うことがあります。
私も若いときはよく思っていた「私は天涯孤独」という気持ち、実は嘘かもしれないということに気がつきました。
一人でいると思いこんでいる方々に一言あるとすれば「どんな状況であっても一人ではないということ」。
それに気がつけば幸いだと私は考えています。
少々というか、かなり遅くなりましたが…。