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裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

中古レコ屋巡礼

2005-02-16 | いしい
昨日ちょっとした用事があって、駅前に出かけた。商店街の一角が空き店舗になっていて、1~2週間単位で入れ替わる行商のためのスペースになっているのだけれど、いつもは東南アジアの布製品や怪しげな健康器具やひと山500円のタオルなんかが積まれているその場所に、昨日は珍しく中古レコード屋が出ていた。身体の奥に刻み込まれた行動法則が自然に発動して、足がすうっとそちらに向いてしまう。ただ実際には今の私は、箱の隅から隅までをじっくり眺めまわる集中力も執着心も持ち合わせていないのだよなあ。中古CDも、ネット上で検索して手に入れるラクさにすっかり慣れてしまって。これが堕落なのか進化なのかはよくわからないけれど。

でも、さらっと眺めた中に、グランドファーザーズの『Western-Charnande』を見つけた偶然にはビックリした。直前に、BLOGに駄文を書き散らしてきたばかりのところだったから(→「今でもグランドファーザーズが大好きなのだ」)。15年も前のCDだから状態「B」なのは、まあ妥当なところ。でも欲しくて買えないCDが他にも山のようにあるので、持っているCDにお金を費やすのは止めておく。ちなみに1000円だった。リアル中古レコ屋巡りをしなくなって久しいので、箱漁りしていてグランドファーザーズのCDに出会うことが、確率的に珍しいことなのかよくあることなのか、皆目わからない。高校生から大学生の頃は、「か」行の箱には大体どんなレコードが入ってるかほぼ検討がついてたものだけどね。

段ボールを見ると、中野にあるRという店の出店だった。R、行った行った、サンプラザの隣にあるので、達郎さんのコンサートの前には必ずそこで時間つぶししていたな。あと私がよく行っていたのは国分寺のM、国立のD、吉祥寺のRとかJとか。プレミアのついたものなどは滅多に買わない人間なので、それ以上に深追いはしなかった。新宿とか渋谷まで出かけていくと、物欲の収拾がつかなくなってしまいそうでね。国分寺のMでは、本当によく買ったなあ。新譜も一割引だったから、カーネーションの「GONG SHOW」のアナログなんかは、そこで予約した覚えがある。壁にシリア・ポールの「夢で逢えたら」のオリジナル盤が飾ってあって、幾らなんですかと聞いたら、「売り物じゃないんですよ」と。あんまりたくさんの人が聞いてくるんで、逆に売ることができなくなっちゃったとか言ってた。国立のDはインディーズものが充実していて、タイツやメトロファルスなどはここで買ったという記憶。

どこのレコード屋はどんなジャンルに強くて、ここのレコ屋のあの箱には掘り出し物が多くて…なんていう、10代終わりの私の頭の中のかなりを占めていた情報って、将来の役に立つわけでもない、何かの糧になるわけでもない、純粋に無駄な知識だったなあと思って、その見事さにため息が出る。でも、人間って成長と引き換えに無駄なことをする勇気も失っていくものだから、あれはあれで貴重だったかな。まあ唯一役に立っているといえばこの「バカキュン」の土台にはなっているけれど。

直接関係があるようなないような、ですが、画像はグランドファーザーズ「Western-Charnande」。ただひたすらに名盤です。

ペンギニズムとスーパー・フォーク・ソング

2005-02-15 | いしい
糸井重里さんの主宰しているサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で、今「声に出して読めない日本語」というコーナーをやっていて結構可笑しいのだけれど、この私たちの「裏風撃バカキュン」というBLOG名も、声に出して読めないかもなあ。だいたい、やっている“とり・いし・なつ・ぜん”本人たちでもそれぞれ全然違う読み方してるかも。正解は誰も知らないのだ。

…という、かなり無理矢理なマクラを置いたうえで、糸井重里さんのアルバム「ペンギニズム」でっす。80年12月の発売。私が買ったのはもっと後だけど。このアルバムは、鈴木慶一さんがサウンドプロデューサーで、10曲中6曲はムーンライダーズがバックをつとめてるので、そういう楽しみ方もできる。80年といえば、「カメラ=万年筆」と「マニア・マニエラ」のあいだですからね、かなりトンガッたイケナイ音が、糸井さんのヘタウマボーカルのバックでひそやかに、かつ、あからさまに鳴っております。

だけど、何をおいてもこのアルバムの出色は矢野顕子さん作曲の「SUPER FOLK SONG」でしょう!そう、あの、のちにアッコちゃんのカバーアルバムのタイトル曲にもなったアレ。この矢野テイストバリバリの曲「SUPER FOLK SONG」のオリジナルが糸井重里さんバージョンだなんて、「大寒町」の初出があがた森魚さんバージョンであることの100倍ぐらい意外だよなー。だって、こんな曲アッコちゃん以外に歌える人いるわけないじゃん!糸井さん何とか歌ってるけど(笑)。ほんと、こんな曲を平気で人に書いちゃうアッコちゃん、すっごくおかしい。それを歌っちゃう糸井さんも。結局のところ作詞・糸井重里、作曲・矢野顕子のこの曲は、このコンビの「春咲小紅」と肩を並べる、後世に残る名曲になっちゃった。ある曲が内に持つ力がひときわ強いとき、その輝きは時代を超えて才ある歌い手を魅きつけて、自ら名曲として残るんだね。曲自身の、力。すごいと思う。

ブルー・ベイビー・ブルー

2005-01-29 | いしい
でわ太田裕美さんつながりで私のフェイヴァリット・シングルを。81年「恋のハーフ・ムーン」。両面とも、作詞・松本隆さん、作編曲・大滝詠一さん。これは、A面も好きだけれどB面の「ブルー・ベイビー・ブルー」が、とにかく大好きな曲。こういう構成を専門用語で何というのだっけ、いきなりサビから始まる曲。(大滝さんってこういうの得意だよね、「バチェラーガール」とかもそうだし。)転調含みのバカラック的メロディが本当に素晴らしい。こういうメロディって大滝さんしか書けないと思う。何しろ私はメロディで大滝さんに惚れた女ですから。まあ外見で惚れる人は少ないと思うけれど(いや、露出が少ないという意味で)。

前にもどこかに書いたことがある話だけれど、私がこの「ブルー・ベイビー・ブルー」を初めて聞いたのは、大滝さんのラジオ番組「GO!GO!NIAGARA」でのこと。その頃中学生の私、深夜のラジオなんて許されてなかったので、親にないしょで、ふとんの中でイヤホンして聴いてた。その、今にも眠りに落ちそうな状況で大滝さんがかけてくれたこのシングルを初めて聞いたとき、私はラジオ局のレコードプレイヤーの回転が調子狂ったのかな?と思ったのだ。そのくらい、ハッとするメロディなの。そして一気に恋に落ちた。太田さんの甘い声で歌われる一人称「ぼく」が、「まだ君のこと……過ぎたことだね」という、その「……」にこめられた、見えない言葉や時間に打たれる。空白まで含めて、松本さんの詞、なんだよね。

ところでこのシングル盤の歌詞面の隅に、「太田裕美コンサートツアースケジュール」というのが載っているんだけれど、3/24から5/19までのたった2カ月のあいだに、浦和、小山、平塚、日立、千葉、三島、浜松、高崎、川、桐生、新潟、東京、大分、宮崎、鹿児島、の15カ所を回るという何ともハードな日程。そういえば今は、歌謡界の人でもこんなツアーはあまりやらないよね。時代の牽引力ばかりでなく、地道な営業努力も底辺にあってこそのアイドル文化、だったのかもしれない、今思うと。

Liberty

2005-01-26 | いしい
昨日、夏子宅の記事で放送があることを知り、慌てて寝る直前に録画予約して、今朝見た。とりちゃんが11月に行った、「YOSHIDA MINAKO with brass ensemble」のライブ。うううー圧倒。美奈子さん、カッコよすぎー。とりちゃんのレポで書かれていた「息」ということを、とてもとても感じる。20人の管楽器は、楽器というより、人間そのもののような生々しい印象で。美奈子さんの声と、一人一人の息が、対等にわたりあっている感じ。そうか、管楽器って「息」なんだね。ああ、これを、シアターコクーンで、生で。とりちゃんいいもの聞いたねー。羨望。

番組では最初に「encounter」。美奈子さんの世界って昔から本当に変わらない。って、ぼーっとしてたら、次に、大好きな「Liberty」だった。これは、元々美奈子さんが鈴木雅之さんに書いた曲(だと思う)。87年。当時、そう、確かこのジャケットのような双子がたくさん出てくる、ソニーのCF曲になってた。この鈴木さんのバージョンで美奈子さんはコーラスも担当していて、それが本当に星空のようなうつくしさ。目を閉じて聞くと、なんだか身体ごと宇宙空間にさらわれちゃうようで、よくヘッドフォンでリピートしてたな。

10代後半の頃、私が憧れている女性ってふたりいて、それは吉田美奈子さんと矢野顕子さんだった。オンナだってことに不自由さばかり感じてたその頃の私から見て、女性であることに卑屈になるわけでもなく、かといってがんばりすぎるわけでもなく、そんなことからどこまでも自由なのがこのふたりだった。うーん、あれから20年経つ今も、ダントツにカッコイイもんなあ、美奈子さんとアッコちゃん。そして、美奈子さんの、歌の圧倒的な迫力と、MCのときの転がるような笑い声の落差。ああキュート。と、ビデオ見ながらため息つきました。

ミッキーでGO GO GO!

2005-01-22 | いしい
あがた森魚さんの88年のアルバム「ミッキーオの伝説」。実は私、あがたさんの他のレコードはそんなに持っていないのだけれど、これはリアルタイムで、とにかくよく聞いた。間違いなく名盤。

なぜ今またこれを引っ張り出して聞いてるかというと、風が吹けばオケ屋がもうかるような話なんだけれど、こないだとりちゃまが湾岸系きっての美男子・近藤さん目当て(笑)で行こうとし未遂に終わったWATTS TOWERS+あがたさんのイベントを、ドラマーの夏秋さんが「観に行った」とご自分の日記で書かれていて、そこで「ドラマーとしてはじめて仕事をしたのが『ミッキーオの伝説』発売直後のあがたさんの全国ツアー」と回想してたから。へええそうだったんだ。

このアルバム、本当にどれも曲がすっごくキュートで大好き。タイトルもいいのだよ、「X線もおどろく恋」とか「101匹ミッキー忠臣蔵」とかね。聞きどころがものすごくたくさんあって、ピチカート初代ボーカリストの佐々木麻美子さんとのデュエットで「Tea for two」を歌っていたり、ラストでは、はちみつぱいのメンバーを従えて「骨」を演っていたり!(7月にとりと行った栗コーダーのライブで、ゲストの慶一さん+久住さんで歌ってくれたよね。)それから当時の私は、この中で数曲を叩いている矢部さんのドラムにそりゃもう倒れてました。聞いてすぐそれとわかる(私のような楽器オンチにさえも!)ソリッドな音、何というか「男気」なドラム。この頃から今も、全然変わってない。当時いしいが人に押し付けていた「自分選曲テープ」のトップには、このアルバムの1曲目でもある、矢部さんのタイトなドラムが激シビれる「ミッキーでGO GO GO」が必ず入ってましたね。あー今ライナーを見直してたら、近藤研二さんもギターでバリバリ参加してるじゃん!やだもー早く言ってよ~。(←誰に訴えてるんだ。)

っていうか、私が今聞いてる音楽を演っている人が、当時とまったく変わってないことにしみじみおどろく。これってホントに、ものすごくシアワセなことだよね。

カラオケで歌える歌

2005-01-20 | いしい
「カラオケで歌える歌」、それは、20代の私をときどき悩ませていた瑣末な事柄のひとつである。カラオケボックスが当たり前の存在になる前、歌を歌いたいとなれば、会社近くの「歌泥棒」という、あまりにもベタなネーミングのカラオケスナックに足を運んでいた頃の話だ。

その時代はまだ、カラオケが主に社交のための道具として機能していたので、場にいる人は一応「どんな歌が好きなの?」とか「入れてあげるよ」と、互いを気遣っていた(ような気がする)。問題は、「どんな歌が好きなの?」が、自分に向けられた場合だ。「ムーンライダーズ」とでも答えようものなら場の空気を具合の悪いものにすることは経験上十分承知しているので、「えーと…日本のロックとかポップス、ですかねえ…」などと実に曖昧な返事をすることになる。しかし、曖昧な答えは曖昧な想像しか生まないもので、相手は私の答えから「いしいはGLAYとかglobeとかが好きなのね」と解釈して、「じゃあ、次『DEPARTURES』ねー」と小室ナンバーを入れそうになったりする。だからそんなもん歌えませんってば。

曲数が少なかった当時のカラオケでも、大滝さんや達郎さんの曲なら少しはあったけれど、女の私ではキーが合わない。聖子ちゃんのヒット曲は歌えたけれど、90年代に踏み入れたばかりのその時期には微妙な距離感だった。そんな、カラオケ界のブラックホール(←大げさ)にはまり込んでいた私を、唯一救ってくれたのが竹内まりやだったのだー。その頃、ドラマの主題歌とかでヒットしてたからね。「駅」とか「告白」とか「マンハッタン・キス」とか、ずいぶんお世話になりました。私が歌える中で、カラオケの場の空気に許される曲。針の先ほどの接点。ほんと他にないのよ。

画像は、これも当時歌ったかもなー、竹内まりや作詞・作曲の、中山美穂「色・ホワイトブレンド」。その後まりやさん自身もセルフカバーしてますね。昨日たまたまテレビで、これを歌っているミポリンの映像を見たので(たぶん「歌の大辞テン」だろーな)、そーいえばこんなシングル盤も持ってたなあと回想モードになったというわけでした。

99年の冬、一枚の切り抜き

2005-01-18 | いしい
この少し黄ばんだ切り抜き。何となく捨てられずにずっと手帳に挟んである。99年12月発売の「風街図鑑」の新聞広告。あれからもう5年、という気もするし、たった5年、とも思える。

99年の冬といえば、上の娘がやっと1歳を過ぎたころ。今でこそ家事育児における手抜き能力もレベルアップした(主婦としてはレベルダウンか…)私だけれど、そのころはいかんせん未熟で、音楽を熱心に聞くような時間的ゆとりもなく、日本の音楽シーンで何が起きているかなんてことにもまるで疎かった時期だ。とり・夏・ぜんは観ている11月の「風待ミーティング」のことも、まったく知らずに過ごしていた。そんな、すっかり錆びっぱなしだった私のアンテナにも、この新聞広告は引っかかってくれたのだから、出会うべきものってどこかで待っていてくれるものだと思う。音楽ソフトにお金を払うことも久しくなくなっていた時期だから、BOXモノで15,000円、という値段には躊躇があったような記憶もある。でも、何かが背中を押して、私はこれを買った。

そして、松本隆さんの主宰するサイト「風待茶房」のBBSに、初めて足跡を残したのが年明けのこと。ここでとりや夏子やぜんという名前を知ることにもなったし、この2000年という年に、松本さんがクミコさんの作詞・プロデュースを手がけたことで、めくるめくような「はっぴい・ライダーズ」の嵐に再び巻き込まれることになる。そのとき松本さんがパートナーとしてムーンライダーズの鈴木慶一さんを選んだということも、そのタイミングも、もう私にとってはすべて運命としか言いようがなかったと、今でも勝手に思ってる。

まあそして、可笑しいくらい今に至ってるわけです。ここまで一筋に至らなくても、と思うくらいだよね、こんなメンツでこんなBLOGやってるし。でも、一枚の新聞広告が、人を運命の入り口に導いちゃうこともあるんだなーなんて、あの99年の暮れから今につながるまっすぐな道を振り返って、感慨深くも思ったりするのだ。

「風待茶房」のリニューアルに伴って更新された「カフェのお客さま」コーナーで、松本さん×グルーヴィジョンズの伊藤さんの対談が、この「風街図鑑」のことにも触れられていたので、私もちょっとばかり、私にとってのささやかだけれどとても大切な「図鑑」思い出話をしてみました。

ススメられ人生

2005-01-08 | いしい
3日の夜だったか、突然、家の電話が鳴った。(まあ電話というのはだいたい突然鳴るものだけれど。)「正月早々誰よ」と思って出たら、相手は飛脚。わが家の位置がわからないと言うので、玄関に出て手を振ったらやっと気付いてくれた。HMVの箱を手渡しながら彼曰く「いつもはこの辺の担当じゃないのでわからなくてすみません」。あーこちらこそすみません、正月3が日に配送なんかさせちゃって。深く考えずに大みそかにクリックしちゃったんだけど、まさかそんな早くに配送してくれるとは思わなかった。

その、正月早々やってきてくれたうちの1枚がこれ「The Fifth Avenue Band」です。うぎゃーーーー名盤。フィフス・アベニュー・バンドとかピーター・ゴールウェイとかって、もうずーっと前から名前だけはイヤというほど聞いてたわけだけど、買うに至ってなかった。私のよーに洋楽に疎い人生送ってると、イメージのみで海の向こうのことを判断しがちで、何とかバンド、っていう名前だけでもっとカントリーっぽい音なのかと思ってた。って、大ざっぱすぎです。しかも認識間違ってるし。この人たち、ニューヨークのバンドなんですね。カカカカッコイーッこのジャケット。まあ先日のゴルゴーニ~と同じで、よーく見ると写ってる人たちは今いちイケてないんですが、そこもまたよし。しかし69年にこの音って、スゴイなあ。当時はあまり売れなかったらしいけど、仕方ないのかな、だって今の新譜と言われても頷いちゃうくらいの洗練された音。でも、カンペキAORチックでもなく、どっかに泥臭さ漂うのが、絶妙~、好き好き。グリニッジビレッジの人がウェストコーストで録音するとこうなるのかー…。キャッチーな「One Way Or The Other」「Nice Folks」もいいけど、ジャズテイストあふれる「Country Time Rhymes」「In Hollywood」が、ものすごく好きだなあ。

何がキッカケでこのアルバムを大みそかに注文したのか、よく覚えていないのだ。プロデューサー(元ラヴィンスプーンフルの面々)の名前に反応して前々からカートに入れてあったのか、どっかで小西康陽さんが紹介していたのを見たのか、うーんどうだったっけ。大体HMVでもアマゾンでも、私のカートはもう動かすにはポーターでも雇う他ないぐらいパンパン、いつになったら全部買えるのやら…。昨日は昨日で飛脚や猫が、ぜんさんおすすめのロス・ロボスやらギタリストの西村哲也さんおすすめのコリン・ブランストーンやらフルサワさんがB826で演奏してたと教えてくれたキンクスやら鈴木慶一さんが日記で触れていたデビッド・クロスビーやらを運んできてくれましたっ。(中味バラバラだなあ…。)今の私、信頼できる方の渾身のおススメならどんどん買ってしまいそう。洋楽オンチの遅い目覚めをおもしろがって色々ススメてみてください。あーシアワセ~。

韓国からピチカート

2005-01-03 | いしい
あけましておめでとうございます。昨年10月に始めたばかりのこのバカキュンですが、今年は何とか10月まで続けて1周年を目指しましょか。きっとダラリンコ更新ですが、内外のみなさまよろしくお願い致します。

さて一発目、特にお正月に関係のないCD。私んとこにきたお年玉ですね。韓国で働いている弟が帰省しまして、お土産にくれました、ピチカートファイブ韓国バージョン~。といってもとりのキリンジと同じで、中味は日本盤と変わりなし。オビが韓国語になっていて、あと、日本語の歌詞カードにプラスして韓国語のライナーノーツ+歌詞カード(まったく解読不能)が入っております。そもそも物価が違うから比べられないけれど、これが日本円で1500円ぐらいと言ってたかな。

「Sony Music Years 1986-1990」と題されてるように、主に田島貴男さん時代のピチカ(+佐々木麻美子さんボーカルものも少し)から、小西康陽さんが選曲している盤。すごく個人的な好みだけれど、私にとってピチカートといえばなんといっても田島さん!なので、そんな人間にはピッタリのコンピレーション。あらためて聞いてみたけどやっぱり好きだー。小西さんのとりすました音に田島さんのボーカルが絡むと、過剰なぐらいにドクドクと濃い血が流れ出す、その不均衡にヤラれる。きれいに飾ったショーウィンドウのガラスを勢いあまって破っちゃうような、計算外なとこがいい。オリジナルラブもやっていた田島さんが、ピチカートに入ると聞いたときはほんとにビックリしたし、こりゃとんでもないグループになるなと思ったけれど、本当にその通りだった。ソウルフルな歌ゴコロとクオリティの高い楽曲が、恐ろしい完成度で結晶している。あんなグループ、もうこれからも二度と出ないかもしれない。それにしても、この二枚組の二枚目に収録されているライブトラックが、小西さんの「田島くんは今日でおしまいです、田島くんさようなら!バイバーイ!」の明るいMCで終わってるのは、いかにもシニカルな小西さんらしいな。

ちょっと前には隣国ながら遠いイメージのあった韓国だけれど、今はキリンジやピチカートファイブが流れているのかあ。弟曰くソウルに行くと冬ソナツアーの日本人ばかりでびっくりするそうだし。ビバ、日韓文化交流!

よく買いました

2004-12-30 | いしい
今年はとにかくよくCDを買ったなー。元々、一般人の平均よりは買うほうだと思うのだけれど(といってもここのメンバーはじめ、私の知人ったら平気な顔して異常に買う人ばかりなので、それに比べたら私なんかアリみたいなもんですが)、今年はなぜか個人的に60年代後半~70年代モノの大波がきちゃって、CDの山が劇的に膨張した。といってもアリ塚程度ですけど。

そんなわけで今聞いてるのは一昨日ぐらいに届いた、ゴルゴーニ、マーティン&テイラーのCD。これは、タツローさんがFC会報で、シュガーベイブのメンバーに会った頃のことを「トレイド・マーティンとかアル・ゴルゴーニとか、そういうものを言葉だけでなく実践として共有できる人たちが初めて出てきた」と語っていたのに導かれて注文しちまいました。こんなことしてるから買いたいCDが無限大に増えていくのだな…。いやーでもすっごくイイです、これ。「いい歌」の見本みたいな曲ばかり。ポップさと泥臭さの配分も私好み。どうにもイケてない男×3の、でも絶妙にカッコイイジャケも何だか好き~。ほんと、いい音楽って気が遠くなりそうなほどいくらでもあるものだ…。

年末ということで、HMVオンラインのサイトに「2004年 年間CDチャート」というのが載っていて、「私の買ったCDはあるかしらんららん♪」てな感じでつらつらと眺めていたのですが、なんとベスト200のうち、私の持ってるCDはスゲー下のほうに2枚きり。146位「A LONG VACATION 20th anniversary edition」と179位「EACH TIME 20th anniversary edition」…。しかもロンバケのほうは今年の発売でさえないよ(2001年)…。まあ生茶CMに使われたりしたから今年も売れたんだろうね。私、今年はHMVだけで20万近く落としてると思うのに、自分の買ってるものと世間で売れてるものの落差にビックリ~。

でもね、これって別にいいことだと思うんだ。セールス的にメガなものっていうのはもちろん存在する一方で、音楽の裾野って、広がってるって信じたいから。その証拠に、中古レコ屋で軍手はめて片っぱしからハコ漁りするような時間のない今の私でも(あ、昔の私でもさすがに軍手ははめてなかったけど)、ネットの発達と再発モノの充実のおかげで、昔だったらたどり着けなかったような音源もカンタンに手にできるわけだから。本当にたくさんのいい音楽に巡り合えた2004年に感謝しつつ、これからもせいぜい使える範囲のお金は文化に払っていきたいな、と思う年の瀬の私なのだ。

ピッカピカのうた

2004-12-29 | いしい
このCD、自分のBLOGとかぶっちゃうんだけど、まだ書かせてー。及川光博さんの「GOLD Singer」。いや、久しぶりに新譜らしい新譜買ったのがウレシくてね~。

お目当てのムーンライダーズ「ボクハナク」のカバーについては月ドラBLOG に書いたのでそれ以外について。「ボクハナク」と岡村ちゃんの「聖書」以外は、泣く子も黙る怒涛の70~80年代王道歌謡だよねー。1曲目の「恋=DO!」は、村田陽一さん他のホーンなんかも入っててファンクアレンジだったりするんだけど、その他は基本的には歌謡曲を歌謡曲らしくピコピコチャカチャカとカバーしてるので、そんなに音で驚いたりのけぞったりっていうことはない。もーこれはとにかくミッチーが“オレがうたいたい歌”を気持ちよくうたいまくってるCDなんだと思う。実際、ミッチーすごく気持ちよさそうだし。というか普段の彼を何も知らないんですが。「聖書」は、元歌をあまり知らないんだけど、ミッチーの歌のノリが最高にいい。この曲が好きなんだろうなあ。あとさ、ミッチーの歌い方もおもしろくてね。すっごく彼らしいクセがあって、好きな人にはたまらないんだろうと思う(私も意外にキライではない)。ミッチーも含めてなんだけど、今の日本の歌謡・ポップス男性歌手の80%ぐらいを占めている歌い方って、私は結局のところすべて佐野元春の「発明」の支流だと思ってるのだ。佐野くん→氷室ック→GLAYのTERU、そしてその先、という感じね。この80%に入らない人はイマ少ないのでは。達郎さん、慶一さんなど日本語ロックを70年代から自分の身体で切り拓いてきた人タチ、あとは細川たかし、森進一、氷川きよしなど演歌系か(←そりゃ入らないだろう)。

話はズレましたが。それにしてもライナーに連なる作家陣の名前、目まいしそう…。松本隆、筒美京平、康珍化、売野雅勇、井上大輔(敬称略ッ)…。うひゃー黄金の80年代歌謡界~。ここに「ボクハナク」の鈴木博文、が連なってるのがなんともフシギな感じ。いや松本さんと博文さんはむかーし同じバンドやってたりするんですけどね。ってここら辺語り始めるとまた止まらない~~~ッのでまた別のキカイにね。

クリスマスを消費する国

2004-12-20 | いしい
えーとコレ。何年か前に、ケンタッキーのプレミアムになってたCDですね。山下達郎さん3曲&竹内まりやさん1曲、計4曲のクリスマスソングが入ってます。ええ、このCDのためにわざわざチキン買いました。マニアですみません…。

今や泣く子も黙るクリスマス男と認識されてるタツローさんだけど、たぶんタツローさん自身は、デカいツリーだの派手な電飾だのパーティーだのプレゼントだのっていう、日本的なクリスマスの盛り上がりにはまったく関心ない人なんじゃないかなあ。サーフィンしないビーチボーイズみたいなもんでね。

何を買うためにか、いつもの何倍にもふくらむ12月の人波。地元の小さなスーパーに行ってさえ、ビーチボーイズの「リトル・セイント・ニック」を耳にする。ケーキの台やスパークリングワインや子ども向けのお菓子のパックが積み上げられた売り場を行きかう主婦のほとんどは、ビーチボーイズなんか知らないと思うのだけれど。つくづく不思議な国だなあと思う。

直枝さんと青山さんでB826

2004-12-15 | いしい
あー。カーネーション@九段の余韻に日常が圧し潰されている…。いまだまともに仕事ができません。前記事のコメント欄でとりちゃんが「おとめ座のB型」の話をしてるので、「B826」の話しちゃうぜ。知る人ぞ知る、直枝さんと青山さんの幻のユニットがB826。ふたりとも8月26日生まれのB型って、これは偶然というよりもう運命だよね。そしてB型8月26日生まれは湾岸に引き寄せられる運命でもあったわけで。ともかくグランドファーザーズバカだった20代の私だったので(なんてマニアックなバカなんだ…。その話はちょっとココでしてます)、B826も、一回だけ見てる。このチケット。あの知る人は知ってるが知らない人はまったく知らない雑誌POP IND’Sのイベント「TURN TO THE POP」で。彼らがそのときどんなレパートリーを披露してくれたのかは、もうすっかり記憶の彼方に去ってしまったのだけれど、『何て贅沢なものを聞いてるんだろう…』とうっとりしながら見てたことだけ覚えてる(その頃からうっとりしてました~ッ)。この頃見た幻のユニットではもうひとつ、青山さんと田島貴男さんの「Amazing Soul Brothers」というのもあったなあ。あと、ギターの西村さん(元グランドファーザーズ)と坂東さん(元カーネーション)の「WORKING HOLIDAY」を加えれば、“今いしいが見たい3大幻ユニット”の完成かも。って何の話だ。とりはWORKING HOLIDAY見てるんだよねぇ、うらやまし~。

血液型による性格分析は、マユツバなところもあるけれど、私の経験則から言って、B型の人って「どこかから先が、バッサリなくなってる感じ」が共通。「どこか」は人によって違うから、直枝さんも青山さんももちろんとりちゃんも(笑)全然タイプが違うんだけど、その「バッサリ」の切断面が潔くて、迷いや未練がないところが同じ。実はうちの6歳の娘もおとめのBなので、「おとめ座B型宴会」が催された暁には参加させてもらうかな、オレンジジュースで。

ギター×6×夜の煙突~っ!

2004-12-13 | いしい
とりゃーっ、と行ってきました、カーネーションat九段会館!そして予想どおり見事に壊れたいしい&とりです。今日も「まだカーネーションが回ってる…」「『LOVERS&SISTERS』にシビれた…」とか携帯メールでやり合ってる二人。仕事中に何してんでしょう。まーそんな昨日のことは私の月バカBLOGなどで読んでいただくとして。

もー何はともあれアンコールの大ラスがーーーーっ。「じゃあもう、全員出てきて!」という直枝さんの究極大ざっぱなかけ声に、ソデから出てくるわ出てくるわギターを持った人々が。ゲストだった鈴木慶一さん、鈴木博文さん、白井良明さん、ヒックスヴィルの中森泰弘さんはモチロン、3階で観戦していたらしい(ご本人の日記より)青山陽一さんまで~ッ!よくアンケートなどにある「好きなアーティストを3人あげてください」という質問に『ムーンライダーズ、カーネーション、グランドファーザーズ』と書いてた時期がものすごく長い私にとっては、ここに居並ぶ方々はもー脳みそ決壊して中味が出てきそうなぐらいのメンツなわけですよ。きゃ~~~もうどうしよーっ、失神しそう~~~ッ!そのおそろしいばかりのギタリスト×6人(それを支えるベーシストが大田さんだけっていうのもスゴかったけど)で「夜の煙突」~~~ッ。いろんなときに聞いてるカーネーションのアンコールの定番曲だけど、この豪華すぎる煙突も、もう生涯忘れられないなー。号泣。

で。画像は私のプチ自慢「夜の煙突」オリジナルシングルでっす。ナゴムレコード。30代後半女子の自慢ともなればVERY的には100万のバーキンとかであるべきだが、ロック奥様なんでね、仕方なし。このシングルに記されたメンバーで、今いるのは直枝さんだけ。もうもう、こうなったらいつまでも続いていてほしい、すばらしきバンド、カーネーション。

探偵物語

2004-12-09 | いしい
映画も見ていないし赤川次郎の原作も読んでいないので、私にとっての「探偵物語」はこのシングル盤ということになる。83年。言うまでもない「作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一」コンビもの(編曲は井上鑑さん)です。ちなみにB面の「すこしだけやさしく」も、同じクレジット。薬師丸ひろ子さんって特別歌がうまいというわけではないけれど、彼女にしか出せない存在感があるよね。それは前記事でぜんさんが松田優作さんに関して言ってるのと共通のことで、これがモデルやタレントとは違う、「俳優」「女優」ということなんだろうな、と思う。そこにその人がいるだけで空気が変わる感じ。何もしなくても、いるだけで。

この曲、風街図鑑では、風篇の水色盤の2曲目に入ってる。あらためて今聞いてるんだけど、井上鑑さんのストリングスも哀しげで、やっぱりすごくいい曲。そして「波の頁をめくる 時の見えない指さき」で、倒れる。何てフレーズなんだ…。

そして風街図鑑を引っ張り出してしまった今、本日仕事にならない予感満載でヤバイですよ。この水色盤は、図鑑の1枚目にあたるのだけれど、松本さんの詞を迎え撃つ作曲家が、1曲目からいきなり原田真二、大瀧詠一、細野晴臣、呉田軽穂、山下達郎、筒美京平…と続いちゃいますからね。名前見ただけでドキドキして他のことが手につかなくなる。