佐久平の冬の晴天率は高い。 その為放射冷却現象で冷え込む。 静かに日の出を待っている間も、たっぷりと着込んだ防寒着をも突き破って寒さが襲ってくる。 手袋をした指先が痺れてきた。 浅間山から静かに吐き出された噴煙が細く棚引き、架け橋のように平尾富士まで届けられていた。 そして冷たい青色の中になんとも言えない明け方の暖かい色が混じり始めた。 |
鬼瓦が立派な民家の甍が朝日に輝いている 夜中に少し雪がちらついたので瓦も白粉をつけたようだ 浅間山から噴煙がゆっくりと吐き出される小寒の朝 毎日”今日の天気はどうかな”と浅間山を見る習慣がいい 月例TBフォト企画(16)『 朝 』 に トラックバックします |
12月に入って今年もいよいよ終わりに近づいたなと感じる 1年って早いなあ、年を重ねるごとに1年が過ぎるのが早くなってくると感じるのもまた年のせいですかね 浅間山が望める道の駅
小春日和の暖かな日に Limitedと赤く入ったぺしゃんこのレンズで撮ると、見慣れた風景も違って見える「ような気がする」 |
佐久平から西を眺めると、北アルプスの山々は白くなって冬の装いなのだが、佐久平は昨年よりも冬の足音を聞くのが一ヶ月は遅いと思うのだ。里山は色こそ旬を過ぎているが、まだまだ見ごたえのある、寂しくなった色ではないし、今日などはほんとうに陽気がよく、家でも窓を開けて空気の入れ替えをするような日であった。 浅間山が白い頭をして、もくもくと噴煙を吐く様が見られると 季節の変わり目になったと感じ そして身をきゅっとしぼませ 冬に備えるぞという気持ちにさせてくれる |