ばど日記

ベーシストの低音戯言

好きなベーシスト:フェリックス・パッパラルディ

2005年05月05日 | Weblog
なんと言っても、この人が一番。かってに師匠と思い込んでる。
パッパラルディは、60年代後半から70年代前半にかけて、活動していたMountainのベーシストで、かのCreamのプロデューサーでもあった。
Mountainといえば、実質の活動期間が短かったせいもあり、知名度は高くないが、同じように好きな人はずっぽりはまる魔力を持っているバンドだと思う。
とにかくハードなサウンドと、叙情的なメロディーが組み合わさった彼らの曲は、素晴らしい。
パッパラルディのベースは、まず音質がブリブリしている。当時のロックバンドはブリブリした音を出すベースが多かったが、彼は半端じゃなかった。
ただ音質と反比例して、そのベースラインは美しく、単なるルート弾きや、JAZZ系のウォーキングベースラインでもなく、対位法的(和声学の素養が無いので具体的には言えんが)なラインと言われていた。バンド全体のサウンドの中で、その音質とベースラインは完璧に調和し、聴くものを魅了させてしまう。
彼の悲劇的な人生の終末とは別に、彼の残した音、功績は多くのROCKファン、プレーヤーの中に生き続けるだろう。

お勧めアルバム:悪の華ナンタケット・スレイライド