注意!! これから行く予定の人で、当日まで内容を楽しみに
しておきたい人や、余計な先入観を持ちたくない人は、以下の
内容を読まないで下さい。
あくまで、個人の主観による感想です。
予想以上に素晴らしかった。
クラの声は、PAの良さだけではなく、最近の音源で聞く以上に張りが
あり、力強さと若さを感じるものだった。
そしてギターは、本当に気合が入っており、音色が素晴らしいのは
当然として、ソロのフレーズも、とにかく素晴らしい。
年齢を考えて、歳のわりには、がんばってるやん・・・・・・・・
こんなことを言わせない、ギタリストとして、感動させるものであった。
この感動をうまく表現できない自分がもどかしい。
ギターが上手い・・・・それには色んな意味があると思う。
Rock、Bluesのギタリストとして、彼のギターの上手さって、どう表現
したらいいのだろう。ただ単に弾きまくってるわけではないとは、みな
わかると思うが、スローハンドの由来となった流れるようなフィンガリング、
リズムへの乗せ方、メロのとり方・・・・・
Cream時代のあの演奏と比べると、爆発するような勢いはないにしろ、
これらの特徴を維持しつつ、60歳をこえなお現役で、2時間のステージ
で歌いまくり、弾きまくる。なんて凄い奴なんだろう。
とにかく、気合が入ってる。
こんな気合の入った演奏って、ここ最近あったんだろうかと思えるほど。
今回の目玉、スライドギターのデレクも、いい!!!
SGを抱えて正面見向かって斜めに立ち、後ろで無造作にくくった金髪を
揺らすことなく、スライドを弾くその姿、その存在感は、すでに大物ギタリスト
の風格すら感じる。
デュアンオールマンがスカイドッグの異名をとった理由が、デレクのギター
を聴くと、よくわかると思う。
スライドを用いたフレーズが独特で、デュアンオールマン彷彿させるのは
もちろんの事、クラのバックでオブリを入れたり、ソロを掛け合いしても
まるで引けをとらない存在感だ。
レイラで、この二人がギターを弾く姿は、デュアンとクラの演奏を思い浮かべ
ながらも、彼の次の世代のギタリストが、その魂を受け継いでいることに、
そして、クラが今も現役でこの曲を演奏したことに、そしてその演奏がたんに
お約束ではなく本当に素晴らしいことに、若き日に聞いたこの名曲が時を経て
同じ感動を与えてくれたことに、おっさんのまぶたは熱くなり涙をこらえる
ことはできなかった。
本当にすばらしいLiveだった。
①Pretending
②I Shot The Sheriff
③Got To Get Better In A Little While
④Old Love
⑤Tell The Truth
⑥Motherless Children
⑦Key To The Highway
⑧Outside Woman Blues
⑨San Francisco Bay Blues
⑩Nobody Knows You When You're Down And Out
⑪Running On Faith
⑫After Midnight
⑬Little Queen Of Spades
⑭Further On Up The Road
⑮Wonderful Tonight
⑯Layla
⑰Cocaine
en:Crossroads