昨年のことになりますが、12月26日に全日本フィギュアスケート選手権を観戦してきました。
会場は、1998年に冬期オリンピックが開催された長野です。
昨年、北京オリンピクがあったばかりですから、オリンピックはまだまだ先の話と思いがちですが、
冬期オリンピックは2年後の2010年に開催されるため、選手にとっては今年はオリンピック1年前、
全日本選手権は、来年のオリンピック代表選考の布石として重要な大会です。
代表を目指す選手の緊張感と迫力をを肌で感じることを期待し、ワクワクしながら長野に向かいました。
長野に着くと、早速会場のビッグハットに向かいました。
ビッグハットは、盛岡のアイスアリーナと収容人数はほぼ同じですが、
廊下やトイレ等の付帯設備は、数段立派で驚きました。(これじゃ負けるわけだゎ)
会場は、約5000人の熱狂的な観衆と選手が一体となってすばらしい雰囲気でした
良い演技をすれば、観衆が拍手と声援で後押しします。
すると選手は、更に良い演技をしようと張り切ります。まさに良い相乗効果です。
一方、選手が失敗すると「がんばれー」の声援が飛び、選手を励まします。
その歓声は、最終グループが近づくにしたがって、徐々に大きくなり、
最終滑走グループが出てきたときは、最高潮に達します。
また、最終グループは、浅田、安藤、中野をはじめ世界トップレベル選手達ですから、選手が放つオーラも眩く、
観客の歓声は、もう悲鳴のようでした。まさに、「これぞ、生の醍醐味!」と感じました
<最終グループの感想>
鈴木選手の「魅惑」の演技はとてもすばらしく、観客の心を鷲づかみでした。私も鳥肌が立ちました(鳥だからあたりまえか)
村主選手は、正に「執念」の演技でした。不得意なはずのジャンプを全て決めてくるとは・・・、彼女の気持ちの強さに脱帽でした
中野選手の「緊張感」が見ている私達にも伝わってきました。これまでにないほどのジャンプの乱れに、思わず「ガンバレー」と叫んでしまいました
武田選手の「元気」な滑りは、見ている私も楽しくなりました。怪我を治してななスマイルを見せてください
安藤選手は、「悲愴感」漂う演技でした。直前練習で足を痛めたみたいだったので、ジャンプの度にハラハラしました
浅田選手の「異次元」のトリプルアクセルに驚きました。他の選手と違い、本当にふわりと飛び上がるように見えます
滑らかなスケーティングといい、すべてに質の違いを感じました
(注意)残念ながらビッグハットの中は撮影禁止でしたので写真はありません。あしからず
さて、観戦が済んでから、市内の温泉に宿泊しゆっくり旅の疲れを癒したのでした
実は、ネットで駅前のホテルを予約していたのですが、日にちを入れ間違えたみたいで、宿が取れていませんでした。
急遽、前日に再度探したら、この宿が運良く空いていたので急いで予約したのでした。
もし気がついていなければ、「この寒空に、野宿・・・」の危機一髪でした。セーフ!
翌日は、せっかく長野まで来たので善光寺にを参拝しました
今年一年の無病息災と母校野球部の躍進を感謝し、来年の更なる飛躍を願いました
そして、帰りの新幹線の中では、入念に昨日の試合結果をチェックしながら家路につきました
しかし、やはり日本のトップ選手、いや、世界のトップ選手の演技はすごい!
「本物は違う!」ということを感じた、今回の旅でした
できれば、来年も是非見に行きたーい!です
おまけ

写真は、長野駅前にある「長野オリンピックの表彰台:跡」です
当時は多くのメダリストがここで表彰されたのだそうですが、
今では、駐車場の片隅にひっそりとその姿をとどめていました
残念ながら鉄骨はさびが浮き出て、10年の歳月を物語っていました
「骨サビや、兵どもが夢の跡」と思わず寂しさを感じる光景でした