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引き取り手のない旧軍人の遺留品

2025年02月18日 | 戦時遺構ボランティアガイド

 厚生労働省が一時保管している引き取り手のない旧軍人の遺留品について、展示・保管活用したい施設・資料館等を募集している。
国→県→地方の団体・資料館等、そんな流れで当地の震洋艇資料館にも連絡が来た。
 大量の認識票や特定不可能っぽい家族写真はさておき、市町村名が書いてある寄せ書き日章旗や企業名の入ったものはそれに相応しいところが引き取ればいい。海軍系のものをいくつかリクエストしておいた。希望が重なれば外れることもあるさ。ま、気長に待とう。

 個人的には戦時中の児童向け雑誌が気になった。「地底大陸」なんて空想化学小説みたいで面白そう。ジュール・ベルヌっぽいじゃない?
 また、飛行機の金属プレートも渋い。企業のシリアルナンバーっぽい刻印がある。「彗星」と「二式艦上偵察機」の2種類があった。マニアなら欲しがるだろうけど、こういうのは飛行機関連の展示施設または企業の資料館に保存されるべきかと。
 最も興味をひかれたのは、米軍兵(日系?)の日記。英文タイプで、日付は5/12~、何年かわからないが日本語表記の港や岬があるので、南方の日本軍占領地が次々と堕とされた時期かと思う。キスカ島から応援部隊が来てくれたとか、洞穴にガスを入れたとか、かなり具体的。ぜひ専門家に分析・解読してほしい。