Miyuki Museumブログ

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Miyuki Museumのひとりごと

有・無は中庸の中に

2011-03-06 | 読書・言の葉
(Sun)
尊敬する佐治博士のコラムよりanimal1
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宇宙論に学ぶ人生の歩き方

(略)
これが、無から有へ、そして、無の世界へと戻っていく現象のイメージです。
となると、タテ、ヨコ、高さがある三次元世界に生きている私たちには、
時間を含めた四次元。さらに高い次元の世界の出来事は、
不思議な現象としてしか目には映りません。
宇宙開闢(かいびゃく)の時の次元は
9であるとも11であるとも考えられていますから、
三次元世界に生きる私たちからみれば「無」からの創生だとしか
言いようがありません。

これはまるで、中国やインドの古代思想にでてくる「中庸」の考え方です。
「中庸」とは、相反する事柄の平均ではなく、
それらの両方を同時に含む状況を意味しています。
「有」と「無」でさえも同一の世界の異なる側面だと
とらえる大局的で安定した見方です。
ということは、白黒の決着をつけたがっている状況は不安定であり、
だからこそ、古くの兵法にいう、攻め時がその時だということなのでしょう。

人生や勉学にも波があり、いわば陰と陽の繰り返しですが、
陰の時期には、じたばたすることなく、
じっくり基礎学力の涵養(かんよう)に努めるべきです。
立春とは、春の始まりではなく、それは一番寒い時期のことであって、
それ故にこれ以上寒くならないという意味で、春の始まりなのです。

宇宙論からの発想は、心の健康管理にも役立ちそうです。

(佐治晴夫・鈴鹿短大学長=宇宙物理学)
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2 コメント

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Unknown (ハマダユキオ)
2011-03-09 06:23:53
いいですねぇ~!
たまに宇宙のことを考えたりすると日常のくっだらない事が本当にど~でもいいことになってきます(笑)
陰陽説とか宇宙とつながっているとか昔から言われてることはやはり間違えではなく本当なことで現代人はついつい忘れてしまう事なのかもしれませんね。
宇宙はそんなに遠いものではなく自分自身なのかも??
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Unknown (Miyuki)
2011-03-10 19:49:16
ホント、小さなコトに拘らなくてもって気持ちになっちゃいますネ☆
佐治さんの文章を読んで
陰の時期には ジッと休憩してもいいんダって慰められたりも^^*

>宇宙はそんなに遠いものではなく自分自身なのかも??

おぉ!!そのお考えには驚きッ☆
そうだったのっか☆★☆
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