Miyuki Museumブログ

主に絵画創作の発表や販売、作品展のお知らせについて綴っています
Miyuki Museumのひとりごと

獅子と狛犬

2018-01-29 | 読書・言の葉
(Mon)
毎日jp東海版コラム(愛知県豊田市美術館館長、村田眞宏氏 2018.1.27)より
所々、抜粋して引用ですpencil

………………・・………・・………………
今年は戌年ですので、それにちなんで神社などで目にすることの多い
狛犬についての話題です。

その起源は、古くインドにおいて、仏を守護する獣として
ライオンの像が作られたことに由来するといわれています。
さらにその源流は古代エジプトやメソポタミアで、
神聖な場所を守るためライオンの像が用いられたことに遡るようです。

そのライオンは仏教とともに中国に伝わり、空想の獣である獅子へと
変身をとげていきました。
日本にやってきた2頭は、平安時代から鎌倉時代にかけて、
独自の姿へと進化していきました。

向かって左側のものは、頭に角をもつ霊獣とされ、
狛犬と呼ばれるようになりました。
さらに仏教において守護の役割を果たす仁王(金剛力士)像の影響を受けて、
獅子は大きく口を開き、狛犬は口を閉ざす、
いわゆる「阿吽」の姿で表されるようになりました。

ここに日本独自の一対の守護霊獣
「角のない阿形の獅子」「角のある吽形の狛犬」が誕生しました。
そしてこの2頭は区別され、長く「獅子と狛犬」と呼ばれてきたのです。


※「獅子・狛犬像」。(室町~桃山時代 作)
 愛知県美術館(木村定三コレクション)

………………・・………・・………………

両方ともに獅子や狛犬と呼んでいたので
私にとって初耳でしたyellow1light

コラムの最後のほうに、
「明治以降は、なぜか狛犬という名前だけが残り、
それも2頭ともを指す呼び名として使われ続けています。」と
ありましたので、それぞれ区別の意識は薄いような気配もyellow19

阿吽の姿は金剛力士像の影響、は想像しておりましたclover
工芸の歴史、興味深いですkirakira


コメント    この記事についてブログを書く
«  | トップ | 洋画グループ展 開催中 »

コメントを投稿

読書・言の葉」カテゴリの最新記事