(Sun)
興味深く思った記事をピックアップです
毎日jp(2019/1/20)「もとをたどれば」より引用です
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【アップル】働いたリンゴ農園から着想
一口かじられたリンゴのロゴマークで知られるが、
1976年の創業当初はリンゴの木の下で
科学者ニュートンが読書をするデザインだった。
※画像/毎日jpより
創業者のスティーブ・ジョブズ(1955-2011)氏は社名の由来について、
リンゴは果実食主義者である自身の食事の一つであり、
創業前にリンゴ農園で働いた経験から思いついた、などと
公認の伝記で答えている。
ロゴマークは創業翌年、より親しみやすいようにと
一口かじられた虹色のリンゴに変更された。
その後、青や白の半透明色などを経て、
10年ごろからモノクロに切り替わった。
友人とアップルを創業したジョブズ氏は、
パソコン「マッキントッシュ」などで売り上げを伸ばした。
80年代半ばに同社を去ったが、
約10年後に業績不振に陥った同社に復帰。
00年代にデザイン性の高い携帯音楽プレーヤー「iPod」や
指先で直感的に操作できるアイフォーンなど
革新的な商品を次々と発表、再び成長軌道に乗せた。
18年8月には時価総額が世界で初めて1兆ドルを突破。
現在も首位を争う。
社名の由来には他にも
アルファベット順の電話帳の最初の方に掲載するため
リンゴは欧米で「知恵の実」とされるため--など
諸説ある。
アップルは
「どの説も否定しない。自由に想像してほしい」と
想像力をかきたてている。
毎日jp(2019/1/6)「もとをたどれば」より引用です
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【ヤマハ】「3本の音叉」に込めた情熱
浜松市に本社を置く世界最大の総合楽器メーカー。
和歌山県出身で、医療機器の修理技師として浜松に
派遣されていた山葉寅楠(やまはとらくす1851-1916)が
36歳の時、浜松尋常小学校から舶来オルガンの修理を頼まれ
「国産化すれば国益になる」とひらめいたのが起源だ。
内部の構造を図面に描き写し、
試作品を音楽取調所(現・東京芸術大)に持ち込んだ。
調律の不備を指摘され、音楽理論と調律を学び直して
国産初のオルガンを完成させた。
調律は楽器に命を吹き込む工程。
音程を合わせる音叉(おんさ)を片手に
苦労した山葉の情熱が、ロゴマークに秘められている。
技術開発、製造、販売の一貫体制を3本の音叉で表現する。
オルガン専門だった山葉風琴製造所は1897年、
ピアノの国産化を目指して日本楽器製造に衣替え。
全国の小学校にピアノ設置を計画した文部省(現・文部科学省)の
依頼で渡米した山葉は、工場や部品メーカーを視察し、
1900年、国産第1号のピアノを完成させた。
54年に二輪車製造に参入して翌年「ヤマハ発動機」として分離。
創業100周の年87年に現在の社名に変更した。
100種類以上の楽器を製造するほか、音楽教室、音楽ソフト制作、
音響機器、半導体など幅広い事業を手がける。