Miyuki Museumブログ

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2007-11-04 | 読書・言の葉
(Sun)
animal1サイトの「読書」コーナーを整理しましたnote
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女性の品格

2007-11-04 | 読書・言の葉
日々の生活において気を付けていたいコトのアドバイス的な良書だと実感。
心に留めて置きたい文章を抜粋、引用させて頂きましたpencil

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女性の品格~装いから生き方まで~/坂東眞理子氏 エッセィ(2006年出版)
    
*私の母も、桜が咲いた、月が美しいと毎日感動して自己流の短歌を書きとめていました。
 その母が喜んでくれた桜見の思い出は、私にとっても人生の宝物です。
 気分が沈んだとき、もう自分の人生にはよいことがないように思うとき、そうした記録は自分を励まし、
 よいこともあったのだ、自分の人生は悪いことばかりではなかったと思うよすがになります。
 過去を振り返らない生き方も一つの美学でしょうが、人生は一日一日の積み重ねです。
 季節も、恋も人の栄華も移ろっていきます。だから、かけがえのないこの日こそが人生そのものと思えば、
 一日一日をいとおしむ気持ちになります。

*少しでも自分を磨き、人のためになることをしようと努力するか、いい加減に投げやりな日を送るかで、
 人間の格は違ってきます。品格のある人間になる、人を傷つける言葉は口にしない、できるだけ折り目正しいきちんとした
 美しい日本語を話すように意識する-こうした日々の行いを続けることによって、大きな違いが生まれてきます。

*文化勲章を受章したデザイナーの森英恵さんの言葉でとても印象深く覚えているのは
 「自然は日々変わり人を飽きさせない。でも人間の作ったものは日々古くなるから
 ファッションで新しさを作り出していかなければならない」という流行に対するお考えです。
 (略)服装への流行は少し取り入れ、日々新たに生きている自分を実感しながら、適度なところで踏みとどまるのが大事です。
 (略)本当に品格のあるおしゃれは人目につかないインナーや下着をおろそかにしないことです。

*「秘すれば花」というのはもっと精神的なものですが、服装の面でも通用する原則です。
 (略)同じことが人生のあらゆる場でも当てはまります。

*日本の若者たちが、最近行儀が悪い、マナーが悪いと批判されるのは、そうした「少しでもよくなりたい」という夢を捨て
 「私は(ボクは)これでいいんだ」と人生を降りてしまっているからです。
 経済的格差より自己評価格差のほうがずっと問題だと思います。

*私は人生の多くのこと、たとえば仕事も家庭も「グラス半分のワイン」と思っています。
 (略)もし、不満や問題点は改善できる性質のものならば、それを指摘し、何とか改善しようとするのはとても重要なことですが、
 改善できないのであれば、ありのままの現実を受け入れることです。それを見分けるのはとても難しいことです。

*時間厳守は最高のマナーです。(略)一番重要なのは、予定をたてるときに楽観的な時間配分をしないことです。
 (略)次は準備を前もってしっかりしておくことです。
 (略)三番目は、出掛けようとしている間際に侵入してくる電話や打ち合わせなどをシャットアウトすることです。

*「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」

* 欲望のままに行動するのでなく、時に反省をし、自分を客観的に見ようと努力することが、人間の品格を高めます。

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