日曜日のHYCのレースのあとIRCのレーティングを得る為の計測があった
IRCは日本でも2007年から正式採用されたレーティングシステムで
各艇に対しTCC(IRCタイムコレクター)と呼ばれる唯一の係数を与え
この係数をレースの所要時間に掛けることにより修正時間が求められレースの順位を決めることになる
IRCの核心部の計算式は公にされてない為デザイナーがIRCの中味を吟味し
不当に有利なレーティングを得るための不健全な艇開発の可能性を絶つことが出来るらしい・・・
なるほど、なるほど・・・
この計測がすご~くシビアなものらしく
とにかくヨットの中は空荷状態に・・・すっからかんでひっくり返して振り落とせ!だと・・・
安全装備、消火器、アンカーと鎖、ロープ、セールの類、その他 もろもろ全て降ろす!
メインシート、ブ-ムバング、ハリヤード、ジェノアカーとかは船上に置いて置いてもかまわない。
それと船体に固定された装備は積んでおいてもかまわないらしいが・・・
固定されていないもので船上に残していいのはスピンネーカーポール、クッション、バースの板、差し板のみ
船内の清水は汲み出して燃料も残ってたらその重量は船体重量から差し引く(汗)
(信じられないくらいの荷物が運び出されポンツーンが沈むかと思った)
そんでもって皆でぜ~んぶ降ろしてみたら船内はご覧の通り
(まるで新艇のように何もなくスッキリした船内)
これだけ空っぽになると喫水線がすご~く変わるわけでして・・・
この状態で計測開始となるわけっすね・・・フムフム・・・
しかしこんなに揺れてる状況でどうやってミリ単位で計測できるんだ?
(そして厳しいIRCの計測開始)
ところが荷物出した作業とは裏腹に思ったほどシビアでない計測が割りと簡単に終了
これで今後のレースはIRCのレーティングでエントリーできるってわけか・・・フムフム・・・
その後かる~く掃除してまたまた出した荷物を元の位置へ・・・
引越しセンターの方の気持ちがちょびっとだけわかった気がした1日でした!