諡をもつ最後の天皇-孝明天皇陵-

2013-07-13 12:58:45 | 歴史あるトコ-京都

天皇が崩御すると、おくられる号を「諡(おくりな)」といいます。

 

明治以降は、元号=天皇の名称になりました。

この諡を最後におくられたのが、幕末の第121代 孝明天皇です。

 

仁孝天皇の第四皇子として生まれ、実母は典侍の藤原雅子(新待賢門院)。

養母は女御の藤原祺子(新朔平門院)。

 

徳川家に降下した和宮親子内親王の異母兄になります。

 

慶応2年(1866年)12月25日崩御。

葬儀は泉涌寺で仏式で営まれ、

泉涌寺裏山の後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしやまのみささぎ)に葬られました


文久の修陵事業で活躍した山陵奉行・戸田忠至が、仏式葬の石塔から古式に改めらたとの事。

なので後月輪東山陵は円墳を模しているそうです。


 

英照皇太后は、孝明天皇の女御・九条尚忠の娘・九条夙子。

中山 慶子の生んだ第二皇子・祐宮睦仁親王(明治天皇)を実子とし、

孝明天皇崩御後、皇太后に冊立。

東京遷都で、赤坂御用地に移りますが、明治30年(1897年)1月11日、崩御しました。

 

 

孝明天皇は幕末の動乱を生き、

古来から続いていた諡をおくられた最後の天皇です。

 

 

一度、行ってみて

京都市東山区 後月輪東山陵



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