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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

自転車道沿いの植物 - 原産地はどこでしょう?

2024-05-20 15:00:00 | みんなの花図鑑
ノブドウの蔓(つる)を求めて豊田安城自転車道の渡刈町付近を歩いて見ました。
以下、その時に見た道路沿いまたは近くの畑の植物です。
原産地を調べてみましたので、絵を見ながら原産地を当ててください (´∀`)
そしてノブドウの蔓はどこで見つかったでしょうか?(^^♪


スウィートピー


呼び名は英名 sweet pea より。ふつうスイートピーと訛って呼ばれます。



マメ科 レンリソウ属(ラティルス属)のつる性の一年草。
原産地はイタリアのシチリア島。
スウィートピーの果実は、サヤエンドウに似た扁平な形の豆果で、そこから翌年のタネを採ります。





ムシトリナデシコ

ヨーロッパ原産の帰化植物。江戸時代に観賞用として移入され、現在では各地の路傍や荒地で見られる1年草。(菅平の花)



ムシトリナデシコ(虫取り撫子)の名前は、花の下の 茎にネバネバした粘液の輪(写真の茶変した部分)があって、そこで虫が補虫される様子が虫取り紙や虫取り器具に似ていることからきています。







ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウは北米南部原産の多年草。 もともとは観賞用でしたが、近年法面の緑化においてワイルドフラワーとしても使われています。(植物雑学事典「ヒルザキツキミソウ」)


バックのオルレアと共生するヒルザキツキミソウ。






ジャガイモ

ナス科のジャガイモ。
戦国末期から江戸初期に、オランダ船によりジャカルタ港より運ばれ 観賞用植物として渡来しました。(農林水産省「ジャガイモ 「どこからきたの?」」)
「名前の由来は、オランダ人が東洋貿易の根拠地としていたジャワ島のジャカトラ(ジャカルタ)から来たことから「じゃがたらいも」となり、これが後につまって「じゃがいも」となったといわれる。」(北海道のホームページ)




原産地は 南米アンデス山脈の標高3,000m以上の高地といわれています。(北海道のホームページ「じゃがいもQ&A - 農政部生産振興局農産振興課」)





スイカズラ

日本原産のつる性植物です。
学名:Lonicera japonica
スイカズラ(吸葛)、花筒のお尻に蜜があり、吸うと甘いことから、という説が一般的。
別名は キンギンカ(金銀花)、咲いてしばらくは白くて やがて黄色に変わるから。




花は、もともと5枚の花びらがくっついて筒になっているのですが、そのうち4枚は先で平らに開いて立ち上がっていて、残りの1枚だけが シベの下側から出ています。ポリネーターが夜間活動する蛾なので、マメ科の蝶形花の翼弁や舟弁のようなしっかりした弁は無くても大丈夫のようです。





コバンソウ

イネ科コバンソウ属の一年生植物。
学名Briza maximaの「ブリザ」は、ギリシャ語「briza(ライムギ)」が語源です。(暦生活「コバンソウ(小判草)」 )
地中海沿岸原産。明治時代に観賞用として渡来し、逃げ出して広く野生化しました。(同上)



和名はもちろん小判に似た形の小穂(しょうすい)をつけることから。



ほかのイネ科植物と同じように、穂の部分を炒めると美味しく食べることができるそうです。(同上)

コバンソウの茎にノブドウの蔓(つる)が巻き付いていました(^_-)-☆






ヒメコバンソウ

コバンソウよりずっと小さい小穂(しょうすい)をつけるヒメコバンソウ。



ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産。
日本には江戸時代に渡来し、現在は日本各地に帰化し、普通に見られるようになっている。(三河の植物観察「ヒメコバンソウ Briza minor 」)




ノブドウは35%の焼酎に漬け 野ぶどう酒にします \(^o^)/







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