2020年の太陽光発電結果の集計が終了した。データはこちら。
まず12月単月では、12基合計で予想発電量に比べてプラス1.2%。2019年12月がマイナス12%と異常な落ち込みだったことを考えるとかなり良かったようである。
次に2020年通期では、予想発電量に比べて1.3%。昨年がプラス2.2%だったので、発電量は少し減少している。
太陽光発電事業は、2017年にスタートして2018年から1年間のデータが取れ始めたが、毎年発電所を購入してきたのでその年の発電所の数は異なるが、過去3年間のデータを集計してみた。
まず予想発電量に対しては、2008年、2019年、2020年は、それぞれ8%、3%、1.8%と年々減少しており、良くない傾向。
この原因が、パネルの劣化や汚れなどの発電所側の問題なのか、日射量の問題なのかを切り分けるために、気象庁の日射量データを調べてみた。
データが取れる都市は、発電所の近くでは宇都宮市と銚子市だったので、過去2008年から2017年の10年間の平均値を取得。
その結果、2008年、2019年、2020年は、10年間の平均値と比較して、それぞれ4.5%、-0.2%、-3.5%とこちらも年々減少しており、減少幅もほぼ同じようである。(詳細はデータのP3にあります。)
茨木県に太陽光発電所を所有している方のブログを見ても同じ傾向。
つまり発電量が年々減少しているのは、日射量の減少が原因のようであるが、次に一体いつこの減少が終了するのかということが次のポイント。
太陽が活発になる時は、黒点の数が増えているが、約11年のサイクルで増減していることは知られている。
現在は最も少ない時期(第24太陽活動周期の最後)で、最近の調査では2019年12月が黒点の数はボトムだったと言われているので、2020年は、2019年より日射量が増加すると思ったが、減少してしまった。
但し減少幅が小さくなっているので、もしかしたら2020年がボトムになるかもしれないし、2021年になるかもしれない。
その理由の1つに、根拠は良く解からないが、黒点の数が最も減少する時にはこれまで必ず世界的な恐慌が発生しており、今回はコロナ不況が起きている。
この黒点の数の減少と不景気の関係は、netで色々調べてみると判明しているような感じでもあり、判明していないような感じで良く解からない。
netには下記のような説明もあった。
「太陽黒点数が増えると、地球はより多くの太陽エネルギーを受け取り、そしてその低エントロピー資源を消費することにより、養分と水と大気の循環が活発になり、人間経済の生産量も増大する。」
今回は、結果としてコロナ不景気があったので、相関関係はありそうな感じもする。
日射量がボトムになってきたことは、間違いないようなので、これからは日射量が増加すると期待しながら2021年の発電量を見ていきたい。
但し第21太陽活動周期以後、黒点の数そのものが減少してきている点が少し気になるが。。。
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