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夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

心技体

2009年06月14日 | Weblog
「心技体」という言葉。
中学のバレー部顧問だった先生の口癖だった。

「心が最初にあるのは、気持ちが強くなければ何をやってもだめだからだ。
まず、心があってこそなんだ」

「体が最後にあるのは、いくら心と技術があっても、最後にものをいうのは体力だからだ。
体力がなければ、どんなにいい技術を持っていても生かすことができない」

本当に繰り返し、繰り返し、このことをお話になられた。
週に二度は聞いていた気がする。


当時、ぼんやりとしか理解していなかったこの「心技体」について、高校、大学へ進むにつれて、スポーツによく当てはまる言葉だなと思うようになってきた。

スポーツは、うまい具合にこの心・技・体に分けることが出来るように思う。
気持ちいいくらい、きれいに分けられる。

心のトレーニング、技のトレーニング、体力のトレーニング。
それぞれが、それぞれに関連していて、それでいてピュアに別々のものだ。

陸上競技短距離でいう心のトレーニングは、イメージトレーニング、メンタルトレーニングそれにチームワークを養うのも心のトレーニングの一つだと思う。

技術のトレーニングは、たぶん、これが陸上で一番楽しくて奥が深い分野だと思う。
全体の中の個々の動き、いかに効率よく力を伝えるか、どう体を使うか、体はどこまで可能性があるのか。

体力トレーニングは、インターバル走やセット走、ウェイトトレーニング、筋肉トレーニングなど。
このときに、技術トレーニングと一緒くたにやろうとするとおかしなことになるので、気をつけるべき。

心と技術と体力、このどれが欠けてもいい記録は出ないし、逆に言えばこれら三つが全てだとも思う。
そう考えると、非常にスポーツを妙に言い当てていて面白い。

それが最近、「心技体」はスポーツ以外でも当てはまりそうだと思うようになった。
今の仕事でも、「心」が強くないといけないのはもちろん、「技」はすなわち経験や知識となり、「体」は仕事をするうえでのタフさ、押しの強さ、忍耐強さなどと考えられる。
また、英語の能力も「体」に入れることが出来ると思う。
一般常識も「体」だ。

「心」がないと何も始まらないが、「技」と「体」の両方があって初めてお客さんとも業者とも対等に仕事が出来る。
今の僕は「心」や「体」よりも「技」が足りなくて、バランスが悪いように思う(英語はまだまだだけど)。

仕事が出来ると思う人は、この「心技体」のバランスがいい。
バレー部の顧問がおっしゃっていた言葉がじわじわわかってきて、あの先生はすごい人だったなぁと思うこのごろだ。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (maki)
2009-06-14 14:38:55
まず、心があってこそ…。

今の陸上部に何千回も聞かせたい言葉ですね。
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kokoro (tani)
2009-06-14 18:07:28
いろいろ思うところがあるみたいだね。
返信する

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