◆リード:つい先日、長女が「今日から一人で寝る!」と言い出した。ふり返ってみれば、川の字で寝てきた親子にとって、楽しい思い出が蘇ってくる。例えば…。
2009.8.29 わが子が初めて一人で寝た日 623号(ここをクリック)
ー楽しかった添い寝の日々ー
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【初めて一人で寝た日】
8月26日のつい先日、長女アキコが
「今日から一人で寝る!」
と言い出した。
母「あっ、そう。じゃあ、自分で部屋にふとん敷いてね。」
以前も似たような場面があった。その時は、クニコも一緒に二人で寝ていた。
今回は、クニコも一緒というわけでなく、本当に一人で寝ることになった。
たんたんと話は進み、自分でふとんを敷き、いつの間にか就寝となった。
クニコと妻と私は、いつものように、和室で川の字になって寝ていた。
小5のアキコは、途中で恐くなって、こちらへ来ることもなく、最後までスースー寝ていた。
【初めて一人で寝た感想は?】
翌朝、朝食時、
私「どうだ、初めて一人で寝た感想は? 恐くなかったか?」
アキコ「ちっとも!」
私「さびしくなかったか?」
アキコ「ちっとも!」
恐くとも、さびしくともなかったわけだ。
1年ほど前までは、
アキコ「恐い(さびしい)から、早く来て。」
こう言っていたのに……。
【川の字で寝た思い出 1】
ふり返ってみれば、川の字で寝てきた親子にとって、楽しい思い出が蘇ってくる。
まだクニコが産まれていなかった、アキコが2才、3才、4才の頃、バスタオルの中にアキコを乗せ、妻と私が両端をもち、ハンモックのようにぶらぶら揺すってあげていた。
私と妻「アキコは かわいい♪ かわいい アキコ♪ 3人で食べればもっとおいし♪」
寝る前、毎日のように、こう歌いながら…。
※ 当時は寝る前にいつも果物を食べる習慣があった。それを独り占めでも、二人占めでもなく、三人で分け合って食べると、もっとおいしいという意味である。
アキコは
「キャッ、キャッ。」
と笑いながら、もっともっとと催促したものだった。
そして、それを寝る前の儀式として、就寝にはいっていた。
【川の字で寝た思い出 2】
アキコは、母である妻と私との間に寝ていた。
寝顔をみながら、
私「本当にかわいい!」
妻「そうね。見ていて飽きないわね。 アキコは、よく見ると、少しつり目だわ。」
私「どれどれ、ちょっぴりそうだね。でも、かわいい。」
妻「こけしみたい。」
こう言って、しばし夫婦でアキコの寝顔にみとれていたことを思い出す。
【川の字で寝た思い出 3】
2才頃のアキコが添い寝されて寝入った後、妻と私は、階下の食卓でゆっくりとお茶を飲んでいたことがあった。
私「今日も一日が終わったな。」
妻「ホントね。」
妻「何か今、2階で音しなかった?」
二人で2階の和室へ行ってみると、目が覚めたアキコが独りぼっちなのに気づき、大泣きしていたのであった。
アキコ「うっ、うっ、うっ…。」
和室の戸を開けたかったけれど、一人では重くて開けられずに、戸口の所に立ちながら泣いていたのであった。
10年近くも前のことなのに、昨日のことのように思い出せる。
【川の字で寝た思い出 4】
最近というか、近年のアキコは、よく親をけっぽって困った。カウンターキックである。
妻「あー痛い!」
私「おー痛。」
母と父の間にいて、アキコは両方に触れていたいので、体を真横に近い状態にして、寝ていることもよくあった。
【川の字で寝た思い出 5】
この文章を書きながら、今、思い出したが、アキコが小学校3年生ぐらいまでは、私が腿の間にアキコを置いて、外から抱きかかえるようにしながら、寝る前に絵本を読み聞かせていた。
私にとって、本当に心地よい一時であった。
【とうとう来た独り寝】
寝るだけの部屋がなかなか他にないこともあって、みんなで川の字で寝てきた。
今回アキコから、(机が置いてある)自分の部屋で寝ると言い出した。
次の日も、その次の日も、アキコは自分でふとんを敷いて、一人で寝た。
今後は、おそらく基本的には一人で寝るということになるだろう。
ただし、土曜日はあーちゃんと一緒の部屋で寝るだろうし、週に1回ぐらいはアキコとクニコが一緒に、アキコの部屋で寝そうである。
親としては、アキコの成長を喜びつつも、ちょっぴりさびしいのも事実だ。
だけど、これまで十分一緒に寝られたし、「小5のアキコにとっては、健全な成長の印であって、むしろ遅すぎたぐらいかもしれない。」と思っている。
親子で川の字で寝ることが基本的に終了したことを潔く受け入れようと思う。
楽しかった様々な添い寝の思い出を胸にしまいつつ……。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
必ずやってくる親離れ 563
子どもが巣立った後、一体何が残るのか 558
子育てにがんばれるのは何故か 557
※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。
その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。
最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。
◆キーワード:1 添い寝 2 わが子の自立 3 親離れ
◆留意点・その他:
・今後は、妻と私の間にクニコだけを挟んで、一緒に寝ることを楽しもうと思っている。
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【初めて一人で寝た日】
8月26日のつい先日、長女アキコが
「今日から一人で寝る!」
と言い出した。
母「あっ、そう。じゃあ、自分で部屋にふとん敷いてね。」
以前も似たような場面があった。その時は、クニコも一緒に二人で寝ていた。
今回は、クニコも一緒というわけでなく、本当に一人で寝ることになった。
たんたんと話は進み、自分でふとんを敷き、いつの間にか就寝となった。
クニコと妻と私は、いつものように、和室で川の字になって寝ていた。
小5のアキコは、途中で恐くなって、こちらへ来ることもなく、最後までスースー寝ていた。
【初めて一人で寝た感想は?】
翌朝、朝食時、
私「どうだ、初めて一人で寝た感想は? 恐くなかったか?」
アキコ「ちっとも!」
私「さびしくなかったか?」
アキコ「ちっとも!」
恐くとも、さびしくともなかったわけだ。
1年ほど前までは、
アキコ「恐い(さびしい)から、早く来て。」
こう言っていたのに……。
【川の字で寝た思い出 1】
ふり返ってみれば、川の字で寝てきた親子にとって、楽しい思い出が蘇ってくる。
まだクニコが産まれていなかった、アキコが2才、3才、4才の頃、バスタオルの中にアキコを乗せ、妻と私が両端をもち、ハンモックのようにぶらぶら揺すってあげていた。
私と妻「アキコは かわいい♪ かわいい アキコ♪ 3人で食べればもっとおいし♪」
寝る前、毎日のように、こう歌いながら…。
※ 当時は寝る前にいつも果物を食べる習慣があった。それを独り占めでも、二人占めでもなく、三人で分け合って食べると、もっとおいしいという意味である。
アキコは
「キャッ、キャッ。」
と笑いながら、もっともっとと催促したものだった。
そして、それを寝る前の儀式として、就寝にはいっていた。
【川の字で寝た思い出 2】
アキコは、母である妻と私との間に寝ていた。
寝顔をみながら、
私「本当にかわいい!」
妻「そうね。見ていて飽きないわね。 アキコは、よく見ると、少しつり目だわ。」
私「どれどれ、ちょっぴりそうだね。でも、かわいい。」
妻「こけしみたい。」
こう言って、しばし夫婦でアキコの寝顔にみとれていたことを思い出す。
【川の字で寝た思い出 3】
2才頃のアキコが添い寝されて寝入った後、妻と私は、階下の食卓でゆっくりとお茶を飲んでいたことがあった。
私「今日も一日が終わったな。」
妻「ホントね。」
妻「何か今、2階で音しなかった?」
二人で2階の和室へ行ってみると、目が覚めたアキコが独りぼっちなのに気づき、大泣きしていたのであった。
アキコ「うっ、うっ、うっ…。」
和室の戸を開けたかったけれど、一人では重くて開けられずに、戸口の所に立ちながら泣いていたのであった。
10年近くも前のことなのに、昨日のことのように思い出せる。
【川の字で寝た思い出 4】
最近というか、近年のアキコは、よく親をけっぽって困った。カウンターキックである。
妻「あー痛い!」
私「おー痛。」
母と父の間にいて、アキコは両方に触れていたいので、体を真横に近い状態にして、寝ていることもよくあった。
【川の字で寝た思い出 5】
この文章を書きながら、今、思い出したが、アキコが小学校3年生ぐらいまでは、私が腿の間にアキコを置いて、外から抱きかかえるようにしながら、寝る前に絵本を読み聞かせていた。
私にとって、本当に心地よい一時であった。
【とうとう来た独り寝】
寝るだけの部屋がなかなか他にないこともあって、みんなで川の字で寝てきた。
今回アキコから、(机が置いてある)自分の部屋で寝ると言い出した。
次の日も、その次の日も、アキコは自分でふとんを敷いて、一人で寝た。
今後は、おそらく基本的には一人で寝るということになるだろう。
ただし、土曜日はあーちゃんと一緒の部屋で寝るだろうし、週に1回ぐらいはアキコとクニコが一緒に、アキコの部屋で寝そうである。
親としては、アキコの成長を喜びつつも、ちょっぴりさびしいのも事実だ。
だけど、これまで十分一緒に寝られたし、「小5のアキコにとっては、健全な成長の印であって、むしろ遅すぎたぐらいかもしれない。」と思っている。
親子で川の字で寝ることが基本的に終了したことを潔く受け入れようと思う。
楽しかった様々な添い寝の思い出を胸にしまいつつ……。
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※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。
その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。
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◆留意点・その他:
・今後は、妻と私の間にクニコだけを挟んで、一緒に寝ることを楽しもうと思っている。