家族の広場

家族で幸せに成功したい人のために知恵の詰まった実践集サイトです。『あったかい家族日記』(ブックマーク)と同じ作者です。

9年ぶりに専業主婦から仕事人へ

2007-04-14 16:04:53 | Weblog
◆リード:この4月から妻が働き始めた。実に9年ぶりである。3月の家族会議から急に動き出したことである。


2007.4.7 9年ぶりに専業主婦から仕事人へ トップページへ


 この4月から妻が働き始めた。
 実に9年ぶりである。
 
 3月4日(日)朝のこと。私が1階へ行ってみると、実母が配られてきたばかりの市報を持ってきた。

実母「市で臨時の職員を募集しているれ。タカちゃんに(働き口として)どうだい。」

 市報を受け取り、2階へ。妻と市報を読んでみると、特別支援が必要な子供に付いて介助する臨時の職員を募集していた。日給は6,200円で、勤務時間は8時15分から5時15分。募集人員は、中学校1名、小学校1名の計2名であった。
 〆切は約10日後で、それまでに履歴書を添えて申し込まなければならない。面接試験は、約2週間後である。

私「タカちゃん、どうする?」
妻「う~ん、周りはみんな働いているし、そろそろ働かないといけないと思っていたから。それに、お義母さんとずっと一緒より、日中働きに出ていた方がいいような気がする。」

私「タカちゃんにその気があるなら、進めてみるか。もともとクニコが保育園に上がったら、勤める予定だったんだしね。(既に1年遅れているが)」

妻「でも、私が働きに出ると、クニコやアキコが帰ってきてから誰か見ていないと……。お義母さんが見ることになるんだろうけど、いいかしら。」

私「お母さんから出た話だし、見てもいいと言っていたよ。そのことなら大丈夫だよ。それにアキコとクニコが大きくなってくると、教育費がかかってくるし、将来に備えて貯金も必要だし、ダブルインカムの方がいいよね。」

妻「そうよね。」

 その後、10時過ぎ、妻の就職についての家族会議が始まった。

実母「ここ1,2年が就職のチャンスなんだよ。(団塊の世代の)大量退職が出るし、好景気だし。」

私「そうだね。チャンスかもね。」

実母「それに、将来の生活を考えると、一人だけの働きじゃ、生活するのがやっとで、貯金できないろうね。」

妻「そうなんです、本当に。」

 ここで、実母が二人の子供(私と兄)を大学に出すために、いかに大変だったかという話をした。父は銀行員、それだけの収入ではとてもじゃないが、足りなかったこと。自分が働きに出たり、内職をしたりして、やっと仕送りしながら生活できたことを話した。

 妻が働きに出ることについては、実はこれまでも、何度か妻と話していた。クニコも保育園に行き始め、手が離れたし、将来に備えて貯金するためにも、妻が働く必要は認識していた。私一人の給料では、生活することで手一杯であることも、妻は自覚していた。
 働く必要は認識しつつも、就職先まで具体的な形での、話し合いは初めてだった。

 実母が就職を勧める理由は、次の通りであった。
①好景気の今がチャンス。取りあえず臨時で採用され、本採用をめざすとよい。
②二人働かないと、貯金・教育費は捻出できない。
③将来、年金がもらえる。
④働くことで、人として成長できる。
⑤子供の帰宅後の世話は、私が見る。

 私は、これから教育費等がかかってくるし、将来に備えての貯金の必要があることも、わかった。
 加えて私は、十分に働ける状況の人が働かないでいることは、社会的損失であると思っていたので、

「タカちゃんが働く気があるなら、働いて社会の役に立った方がいいよ。それに、その方がいろいろ刺激を受けて成長できると思うよ。」

と話した。

 さらに、たまたま私と同じ特別支援教育にかかわる仕事だから、よくイメージできるのだが、

①介助員さんは、教師と違って授業の計画は一切しなくてよいから、8時15分から5時15分までの勤務で本当によいこと。(教師は5時間授業するなら5時間分の授業準備が必要となる。)
②特別支援教育は、少人数の個別指導が基本だから、我が子の子育ての延長で考えられ、9年間のブランクがあってもそれを埋められそうなこと。
③介助員さんの勤務時間の延長は(教師と違って)ほとんどなく、夏休みや土・日の休みも私や子供と同じ(夏休みの8月中は解雇である)だから、家庭生活に支障があまりないこと。

 これらを話し、この意味でも理想的な仕事だと話した。

 妻は、「自分は、以前勤めたことのある会計事務所の仕事を考えていたけれど、会計事務所の仕事は、夜遅くなるからためらっていた。しかし、今回の仕事は定時に帰れそうだ。」と基本的にこの仕事に就くことはよさそうだと言いつつ、次の問題点を指摘した。

①お義母さんがアキコとクニコの世話・塾の送り迎えで大変になること。
②アキコは塾のない火曜日の遊び(我が家に5人~10人くらい遊びに来る)を楽しみにしているけれど、私が勤めに出ると、それができなくなること。

 実母は、アキコとクニコの世話・塾の送り迎えはよいが、「アキコのエレクトーン教室は隣市から市内のエレクトーン教室に変えてほしい」とのことだった。
  
 話し合いの結果、ほぼ今回の募集に応募しようということでまとまったところで、隣の部屋で遊んでいたアキコ・クニコが呼ばれた。

私「アキコ、クニコ、この4月から、お母さんは働きに出るかもしれないよ。」
妻「そうなると、エレクトーン教室はN市でなく市内に変えないいけないよ。火曜日も今までみたいにお家にお友達を呼んで遊べなくなるよ。」

アキコ(しくしくと泣き出す。)

妻「(泣いているのは)エレクトーン教室のお友達を別れるのが嫌なの? それとも火曜日にお友達を呼べなくなるのが嫌なの?」

実母「アキコ、泣いてはだめだよ。家族は助け合わないとだめだよ。あーちゃんも大変になるの。みんなが助け合うの。」

アキコ(泣き続ける。)

実母「泣いてちゃだめだよ。今までお母さんがそばにいて恵まれていたんだよ。帰ってきてお母さんがいない家はたくさんあるんだよ。今までお母さんがそばにいてくれていたんだから感謝しなきゃ。」

アキコ(泣き続ける。)

クニコは事情がよく飲み込めずにあっけらかんとしている。

妻「アキコ、まだ決まったわけじゃないんだよ。」

 10時過ぎから12時過ぎまでの、2時間の家族会議の結果、結局、市の臨時職員の仕事に応募することにした。

続く



【関連記事】あったかい家族日記「5/30主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。


◆キーワード:1 妻の就職  2 家族会議  3 共働き

◆留意点・その他:

・もともと我が子が3歳になるまでは、母親は育児に専念した方がよいと思ってきた。逆に言えば、クニコが保育園に上がった時点で、再就職してもよかったのである。
・子育ては価値ある素晴らしい仕事であると思っている。
 私は、「仕事をやっているほうが偉いという観念を手放して、子供との時間をぜひ心ゆくまで楽しんでもらいたい」(「5/30主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」)と思ってきたし、そのように妻にも話してきた。
 妻はその通りに子育てに専念し、子供を優先してきた。妻に後悔はないと思う。

あ・そ・び・単なるあ・そ・び!

2007-04-14 16:01:51 | Weblog
◆リード:この4月2日、ついに200人からnice!を達成した。私が見るところ、余りない記録である。100人からnice! をいただいたのが2005年11月14日のこと。200人からnice!をいただいたのが、2007年4月2日のことであるから、1年以上を要した。

2007.4.4  あ・そ・び・単なるあ・そ・び! トップページへ


 この4月2日、ついに200人からnice!を達成した。私が見るところ、余りない記録である。
 100人からnice! をいただいたのが2005年11月14日のこと。200人からnice!をいただいたのが、2007年4月2日のことであるから、1年以上を要した。
 本当は、昨年末中に達成の予定であったが、nice!獲得の秘訣であるところの、新たな訪問&コメント書きをほとんどしなかったから、新たにnice!を押す人が増えないのも、当然だろうと思う。
 しかし、200人もの方がnice!を押してくださったことには、本当に感謝したい。ありがとうございました。


 さて、余り書いてこなかった、ごくプライベートなことを書いてみる。

 今日の夕食後、クニコがコホンっと咳をした。

私「大変! 風邪引いちゃう!」

 こう言って、クニコを抱きしめた私。(体温で暖めるという意味)
 「しめしめ、抱きしめるいい口実だ。」と、心の中でつぶやく私。

クニコ「大丈夫だよ。離して!」
私「だってコンコンしてるじゃない!」

クニコ「もう大丈夫だってば。」
私「そう、大丈夫?」

 こう言いながら、クニコを放す私。

アキコ「まったくもう。」(わざとやってるんだろう。)

クニコ「ちょっとコンコンしただけじゃん。」

私「あ~、またコンコン言ってる! 風邪引いちゃう。」
 こう言って、また抱きしめる私。

クニコ「あ~(しまった。コンコン言っちゃった。)、大、大丈夫だってば。」
私「本当に、大丈夫なの。コンコン言ってるじゃない。」

 こう言いながら、クニコを放す私。

クニコ「大丈夫! まったく。」

アキコ「クニコ、もうふざけてコンコン言わない方がいいよ。」
クニコ「うん、もうコンコン言わない。」

私「あ~、またコンコン言ってる。風邪引いちゃう。」

 こう言いながら、クニコを抱き上げる私。

 妻も、アキコも笑っている。


クニコ「クニコは、本当の風邪じゃないよ。あ・そ・びだよ。」

私「お父さんも、あ・そ・びだもん。」

アキコは笑って聞いていた。

 育児の参考になりそうにない、プライベートなことは、書かないようにしてきた。
 が、こんなふうに、じゃれあいながらかかわることもよくあるのが、私である。



【関連記事】あったかい家族日記「100人からnice!ありがとう そのヒケツは?」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。


◆キーワード:1 親子でふざけっこ  2 ふれあい  3 親子の会話

◆留意点・その他:


誰しも初めての体験はどきどきする!

2007-04-14 15:59:53 | Weblog
◆リード:3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。私がチケットを買っている間、アキコは飲み物とちょっとした食べ物を買うために、列に並んだ。そして、アキコ一人で買う経験をした。

2007.4.2 誰しも初めての体験はどきどきする! トップページへ


 3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。

 時間ぎりぎりに行ったので、私がチケットを買うために並んでいる間、アキコには飲み物とちょっとした食べ物を買うために、列に並んでもらった。

私「アキコ、お父さんがチケットを買うから、先にあそこに並んで、飲み物やちょっとした食べ物を買ってくれ。何を買うかは任せるから。」

 こう言って、2千円渡した。

 アキコは、余り時間が無いのを知っており、また自分が並んでいる間にお父さんがチケットを買って戻ってくると思ったのか、そのまま二千円を受け取り、列に並んでいた。

 ほどなくチケットを買った私は、未だ列に並んでいるアキコに向かって、

私「う~ん、お父さんはウーロン茶がいいな。じゃあ、頼んだね。」

 こう言って、その場を離れた。

アキコ「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」(不安を訴えるアキコ)

私「大丈夫、簡単だよ。お父さんはウーロン茶だし、アキコはジュースでも何でも好きな飲み物を選べばいい。そして、ポップコーンでも買えばいいだろ。」

 こう言って、トイレに向かった。

 トイレから戻ってきて、少し離れてアキコの様子を見ていた。なかなかアキコの順番が回ってこない。5列ほどあるのだが、アキコの列はレジの人の手際が悪いようで、テンポが遅い。

 わざと私は、アキコとタッチ交代せず、任せていた。よい経験だと思ったから。

 映画開始10分となり、さすがに焦った。初めの約10分はコマーシャルだが、その後は本編が始まるからだ。

 ようやくアキコの番が来て、アキコがレジの人に注文していた。

 アキコは、ウーロン茶とメロンジュースとポップコーンを買ったのだった。その代金1300円。何とアキコは、ちゃっかりドラえもんのケース入りのポップコーンを買ったのだった。
 後で聞けば、ドラえもんのケース入りのポップコーンの情報は、アキコの親友から仕入れていた。

 ともあれ、無事アキコは映画館で飲み物をお菓子を買う経験ができた。

 「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」と言ったアキコ!

 次回からは、おそらく自信を持ってできるだろう。

 このような経験を一つ一つしていく中で、少しずつ自分でできる範囲(レパートリー)が広がり、そのことが生きる自信につながっていくのだと思う。



【関連記事】あったかい家族日記「初めてのおつかい」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。


◆キーワード:1 買い物体験  2 子育て  3 自信・生きる力

◆留意点・その他:
・アキコが「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」と言いつつ、不安そうに順番を待っている姿を見て、私は、自分が小学校中学年だった頃、初めて一人でリフトに乗った経験を思い出していた。
 一人乗りリフトに乗っている間中、無事にリフトから降りられるかどうか心配でしょうがなかった。次々に前の人が降りていく姿を見て、果たして無事に自分は降りられるのだろうかと、一層不安になったものだ。でも、実際に経験してみると、次からは何ということはなかった。
 やっぱり経験させることである。

・映画鑑賞が終わってから、アキコは、おみやげとして見た映画の小冊子500円を買った。自分でレジに並んで、代金を支払った。こうして経験を重ねることで、不安はなくなっていき、平気になっていく。


我が子と一対一のふれあいの時間をもつ

2007-04-14 15:57:59 | Weblog
◆リード:3月24日(土)にクニコ(新年中)と私の二人で市民プールへ行き、3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。我が子と一対一のふれあいの時間をもったわけである。

2007.4.1  我が子と一対一のふれあいの時間をもつ トップページへ


 以前のブログ2006.1.1「次女と一対一の時間を持つ」に、私は、一対一の時間では、「自分を相手に捧げる時間」「相手のことを優先する時間」にしており、次女と一緒に一対一の時間をもったことで、次の発見をしたと書いた。


発見① 一対一だと、その子と本当に深いかかわりがもてるということ。

発見② 深いかかわりがもてる結果、相手はとても満足する。そして大切にしてもらえたという実感をもち、信頼感がアップするということ。

発見③ その子に対する深い愛情がわくということ。
……中略……

「今年は、月1回以上の1対1のデートの時間を二人の子供と持つ決心をした。今回のような1時間程度でもよい。この決心をしたことで、ステキな時間が生まれ、必ずや絆が深まるだろう。」と結んでいた。



 そんなわけで、なんとか一対一の時間をもてるようにしてきた。しかし、忙しいとなかなか出来ない。どうしても、子供二人対私一人が多くなるのだ。
 「月1回以上の1対1のデートの時間」はなかなか難しくても(ちょっと勉強をみる、ちょっと二人で遊ぶというのはもちろんできる)、ワンシーズンに1回はじっくりと一対一のデートの時間を持とうと決めていた。

 そこで、今年に入って、クニコと二人で市民プールに行き、アキコと二人で映画に行った。

【クニコと二人で市民プール】
 この日には、またクニコの成長が見て取れた。
 大プールでは、前回私は親ガメのようになって、クニコを子ガメのように乗せて泳いでいたのに、今回は「クニコ、一人で泳ぐ。」と言って、できなかった。正確に言えば、一度だけ無理にクニコに頼んで、子ガメになって乗ってもらった。

 その代わり、クニコはスパイラルウオータースライダーに二人で10回ほど滑り、そのときは恐いようで、しっかりと私につかまり抱かれていた。


 「親とは、まるで自転車の補助輪のようなものかもしれない。」と思った。


 我が子の成長につれて、今までしていたことが必要でなくなり、その代わり新しいことが必要になるのだ。そして、やがていつかは独り立ちしていく……。
 子供の成長はうれしいが、ある意味親の役割がなくなっていくことはちょっぴりさびしい。それでも当面(といっても10年以上)は、なくなった役割の代わりに新しい役割が生じてくるので、親の育児上の役割はまだまだあると思い直している。



【アキコと二人で映画】
 アキコと二人で、映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。
 詳細は、別の機会に書こうと思うが、二人とも映画の内容を楽しめ、お互いおもしろかったところや感想を言い合ったりして、大いに満足した。

アキコ「チンカラホイ!」

 最近我が家では、この魔法の呪文が飛び交っている。


 この「我が子と一対一のふれあいの時間をもつ」ということ。「我が子一人一人の(性格などの)タイプをよくつかんで対応する」ことと合わせて、「子育て8つ目の鍵」にしようと考えている。

【近況】
 年度末のこの時期は忙しくてなかなか書けないブログ。書きたいこと、書くネタはたくさんあるのに……。
 例えば、妻がこの4月から、中学校の特別支援学級の介助員として務めることになったのだが、①妻が働くことについての家族会議 ②面接試験に向けての準備 ③面接試験でのこと……書きたいことがいろいろあるのだが……。
 あと、コメントの返信も遅くてすみません。

【関連記事】あったかい家族日記「次女と一対一の時間を持つ」

「長女とデート」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。

◆キーワード:1 一対一のふれあいの時間  2 子育て  3 子育て成功のための8つの鍵

◆留意点・その他: