家族の広場

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親子「論語」塾開始 542号

2009-07-30 21:06:07 | Weblog
◆リード:12月27日(土)、第二期7回目の父と子塾で、論語塾を始めた。テキストは、『親子で楽しむこども論語塾』である。「案ずるより産むが易し」で、やってみると、子供たちに好評だった。

2008.12.27 親子「論語」塾開始 542号(写真付きはここをクリック)ー第二期7回目の父と子塾にてー

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 27日(土)午後2時20分から約2時間。第二期7回目の父と子塾を行った。
 メインとなる学習は、論語である。

【親子論語塾の構想】

 実は、この論語の学習、半年以上前から構想していた。
 親子でチャレンジした『暗唱文集』で七段までクリアーした後、何かそれを活かした続編はないものかと思案していたのである。
 暗唱文集の中に、既にいくつかの論語があり、論語は生きる指針になりうるものだから、論語を扱おうかと考えていた。
 子供向けのテキストも、岩越豊雄『子供と声を出して読みたい「論語」百章』、しちだ・教育研究所『暗唱文集 論語編』、安岡定子著『親子で楽しむこども論語塾』などを購入して、どれを使おうかと考えていた。

 折しも、2009年1月号の月刊誌『致知』で、岩越豊雄&溝本定子(安岡定子)氏の対談「『論語』の素読で子供は輝く」が特集されていた。そこでは、岩越氏が3年、安岡氏が4年子ども相手の論語塾を既に実践しており、子供たちもそれを楽しんでいる様子が伝わってきた。それぞれの論語塾でのやり方も書かれていた。

 安岡氏が子供相手に論語塾を始めたのが、「皆さん、どこかしら心の奥で子供たちのために何かをしなきゃいけないという危機感をお持ちでした。そういう方たちとたまたま意気投合し、自然発生的に論語塾ができたという感じ」(前掲書56ページ)だという。

 私の場合も、この危機感を持っている。この荒れ、乱れた世の中にあって、子供に知識や技能ばかり教えているのでは、いけないのではないか。何か心の糧となるもの、生きる指針となるようなものを教えていくべきではないか。親として、そのようなことにかかわっていくべきではないかという思いである。

 かくてこうした思いを具体化するものとして、私も父と子塾の中で、「論語塾」を取り入れることにした。端的に言うならば、論語を学ぶことが、わが子の生きる指針となることを願って始めたわけである。仏教も、キリスト教も、それぞれにすばらしい教えだと思うし経典や聖書を読んでいるが、儒教とは言っても論語はいわゆる宗教団体の色が付いていないのもよい。

 子供向けのテキストとして、一番平易で文字も大きく、20章(論語全体で499章ある)に精選してあった『親子で楽しむこども論語塾』を選んだ。これを、私・アキコ・クニコの分、3冊用意した。

【論語塾の実際 その1 導入】

私「今日のメインの学習は、『論語』だよ。はい、これプレゼント、ボーナスからだよ。」
(『親子で楽しむこども論語塾』を、アキコ・クニコに配る。)
アキコ・クニコ「ありがとう。」
アキコ・クニコ「あっ、論語の本だ。と言って、ぱらぱらと本をめくり、読み始める。」(アキコ・クニコは、『暗唱文集』で、いくつか論語を暗唱しているので、なじみがある。)

私「論語は、今から二千五百年ほど前に生まれた孔子という人の教えをまとめたものなんだよ。」(こう言いつつ、『子供と声を出して読みたい「論語」百章』に載っていた孔子の絵を提示する。)


アキコ・クニコ「ふ~ん。」(絵に見入る)

私「実は、世界の三大聖人と言って、世界にとっても偉い人が3人いるんだ。イエス・キリスト、釈迦、孔子の3人なんだよ。」

アキコ「この間のクリスマスって、キリストの生まれたのを祝う日でしょう。」
私「そうそう。イエス・キリストは、キリスト教をつくった人なんだ。釈迦は、お釈迦様と言って、仏教をつくった人。そして、この孔子は、儒教をつくった人なんだよ。お釈迦様が一番早くて、今から約二千五百七十年前に生まれて、孔子はそれより十五年ぐらいあとに生まれて、イエス・キリストは今から約二千年前に生まれたんだ。」
アキコ・クニコ「ふ~ん。」(と言いつつ、本をめくっている。)

私「今から二千五百年ほど前に、孔子が教えた生き方をまとめたのが、論語なんだけど、お父さんはこの論語から生きる智恵を学んでほしいんだよ。 テキストの最初を開いてみて。」
アキコ・クニコ(テキストの最初を見る)
私「ほら、最初に「論語は、美しい言葉と智恵の宝庫です」と書いてあるね。」

 こう言いながら、最初のはしがきにあたる部分を読んで聞かせた。

「日本人は昔から、素読といって、先生が声高らかに読まれる通りに、こどもも声を出して読みあげました。意味はまだよくわからない点があったとしても、くり返しよんでいくうちに、だんだんと、その言葉のすばらしさに、引きつけられていたものです。
 この本では、『論語』全体で約五百章ある中から、短くてわかりやすい言葉二十章を選び出しました。『論語』の入り口に立つ入門の書に過ぎませんが、そのどれをとってみても、だれの心にもひびく内容が融かしこまれています。
 できましたら、お子さんと一緒に、声に出して読んでみてください。そして気にいったものがありましたら、その中のいくつかを、暗唱してみてください。そこには、父母・祖父母・兄弟・姉妹たちとの、至福の場が生まれるかもしれません。」…後略(『親子で楽しむこども論語塾』2,3ページより引用)

私「さあ、毎週の父と子塾で、1章ずつ音読することにするよ。では、お父さんがとっても好きな論語の言葉から。テキスト20ページを開いて。」
クニコ「えっ、最初からじゃないの。」

【論語塾の実際 その2 音読】

私「お父さんの後について音読するんだよ。 『子曰わく』」
アキコ・クニコ「『子曰わく』」

私「『之を知る者は』」
アキコ・クニコ「『之を知る者は』」

私「『之を好む者に如かず』」
アキコ・クニコ「『之を好む者に如かず』」

私「『之を好む者は』」
アキコ・クニコ「『之を好む者は』」

私「『之を楽しむ者に如かず』」
アキコ・クニコ「『之を楽しむ者に如かず』」

 正しい姿勢とはっきりとした美しい声で音読してほしいと願っていたが、既に暗唱文集で論語に触れていたせいか、はっきりとした美しい声で音読できていた。
 これを4回くり返した。




私「今度は、通して音読するよ。『子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。』」
アキコ・クニコ「『子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。』」

 これを3回くりかえした。その後、今音読した言葉が「書き下し文」と言い、その隣に書いてある「子曰、知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者。」を「原文」または「白文」と言うことを教えた。

【論語塾の実際 その3 意味を語る】

 その後、白文の隣に書いてある「現代日本語訳」を読んだ。

私「今読んだ文を、現代日本語で言うと、こうなるんだよ。『孔子先生がおっしゃった。あることを知っているだけの人よりは、それを好きになった人の方がすぐれている。それを好きになった人よりは、そのことを楽しんでいる人の方がもっとすぐれている』お父さんのとても好きな文だ。」

 この後、アキコ・クニコに一人ずつ現代日本語訳を読ませた。
 そして、意味を少し話した。

私「『スキーを知っているだけの人よりは、スキーを好きになった人の方がすぐれている。スキーを好きになった人よりは、スキーことを楽しんでいる人の方がもっとすぐれている。』こんなふうに、『之』のところに、何か入れてみるんだよ。」
アキコ「『メロンを知っているだけの人よりは、メロンを好きになった人の方がすぐれている。メロンを好きになった人よりは、メロンを楽しんでいる人の方がもっとすぐれている。』

私「メロンよりも、趣味とか習い事とか学習することとか入れてみるといいね。例えば、野球とか習字とかね。野球をただ知っている人よりも野球を好きな人の方が、野球を好きな人よりも野球を楽しんでいる人の方が幸せだろ。だからそっち方がいいんだよ。」(私は、「知っているだけでは余り価値がない。好きになり楽しむようになって初めて価値が出る。」というように解している。)
アキコ・クニコ(「なるほど」というふうな顔)

 ここでまた、1回音読した。
 そして、隣のページにある、「現代日本語訳」をさらに子供向けにやさしく説明した「こども用解説」を、読み聞かせた。その後、アキコ・クニコが一人ずつ読んだ。



クニコ「『知る・好きになる・楽しむ』の三段跳びか。おもしろい!」

 かくて意味もわかったところで、最後にまた3回ほど声を揃え、正しい姿勢で美しい声で音読した。

私「今度から(週1回の)父と子塾の中で、論語を1章ずつやっていくよ。それから、明日から毎朝、起きたら論語の1章を3回音読することにするよ。きっと気持ちがいいよ。」

 かくて、第二期父と子塾の中で、初めての論語塾が終わった。
 子供たちが最初から張りのある声ではっきりと音読できたのに驚いた。これまで暗唱文集で慣れていたせいもあるだろうが、深く味わいのある意味をもつ「論語」自体のリズム感や語調が大きいのだろうと思う。アキコ・クニコの食いつきもいい。やっぱり子供は、音読・暗唱が好きなのだ。
 
 私はと言えば、子供の食いつきがいいので安堵した。
 同時に、私は、生き方や信念・価値観のレベルで、わが子を直接教えるというかかわりができて、うれしかった。学力向上、体力向上はもちろん大切だ。そして、それは「能力」レベルでのかかわりだ。その上位に位置するのが生き方や信念・価値観であると考えているので(ある信念・価値観の指令もとに学力も体力も使われるのだから)、そこにかかわれたことがうれしかったのだ。
 これから学んでいく論語が、実際の生き方に反映するのは、5年後、10年後、20年後かもしれないが、それでもいつかきっと役に立つはずだ。
 わずか1回15分程度の時間である。
 親子で、まずは、20回20週やり続けるつもりである。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

親子「論語」塾 その2 560

アキコ・クニコ 暗唱 最高段位7段 達成!


※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

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◆キーワード:1 親子論語塾 2 父と子塾  3 論語

◆留意点・その他
・最近のアキコは、小林よしのり『おぼっちゃまくん』にはまっている。「ともだちんこ」とか「はおよーぐると」とか「こんにちわわ」などと言って、笑っている。そんなアキコでも、論語には興味を示した。何と、この日すぐに、岩越豊雄『子供と声を出して読みたい「論語」百章』を見たいと言って、私の手から持っていった。子供たちは、本当は古典大好き、道徳大好きなのかもしれない。何せ生き方を教えているのだから。そういえば、ずっと以前に、韓国の子供たちに一番人気のある教科は道徳だと、テレビで伝えていたことを思い出した。何を好むようになるかは、ひとえに親など大人の用意する環境次第なのかもしれない。

・先に紹介した『致知』の対談の中で、岩越氏はこう言っていた。
「…素読で大事なのは繰り返すことです。例えば「学じ篇」を学び終えてもすぐ先に進まずに、次の時間にもう一度「学じ篇」を最初から読む。このように繰り返してやると自然に頭にはいるし、こちらが気持ちいいくらいの大きないい声が出るようになります。高尚な内容が簡潔なリズムで伝わってくるので、子供はとても喜ぶんですね。…」
確かにいい声が出るし、子供はとても喜ぶ。

・今朝(28日)に、起きてきたアキコ・クニコに、さっそく昨日教えた論語の一章を読むように促した。それぞれ起きてすぐに3回音読した。短い文章なので、ほとんど覚えていた。私は、もう一度「現代日本語訳」を読んであげ、「お父さんは、知っているだけではあんまり価値がないと思うよ。好きになって、楽しめるようになれば、それで生活が豊かになって幸せになるだろ。そこまでいって、初めて価値が出ると思うよ。」と話した。これは私流の解釈だが、本音でもある。親子でいっしょに「論語」を学んで楽しもうと思う。

・子どもに論語を教えるなら、下の2冊はお勧めだ。



こども論語塾―親子で楽しむ

作者: 安岡 定子
出版社/メーカー: 明治書院
発売日: 2008/02
メディア: 大型本


子供と声を出して読みたい『論語』百章―人の品格を磨くために

作者: 岩越 豊雄
出版社/メーカー: 致知出版社
発売日: 2007/12
メディア: 単行本



・大人向けかつ、実践的なものは、こちら↓がお勧め。



使う!「論語」 (知的生きかた文庫)

作者: 渡邉 美樹
出版社/メーカー: 三笠書房
発売日: 2007/04
メディア: 文庫

母の代わりに昼食づくりをする子供たち 541号

2009-07-30 21:02:31 | Weblog
◆リード:12月21日(日)、妻が外出中なので、アキコとクニコが二人で昼食を作った。メニューは、のりまきまっきーを使ったのり巻きである。準備から片付けまでテキパキとする子供たちの姿に、確かな成長を感じた。

2008.12.21 母の代わりに昼食づくりをする子供たち 541号(写真付きはここをクリック)ー子供たちだけで作ったのり巻きー

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妻「今日10時30分頃からずっと、○△さんのお家に行くから、お昼はアキコ、クニコと食べてね。」
私「お昼のメニューは?」
妻「のりまきまっきーで、アキコとクニコ二人がのり巻き作るから。」
私「えっ、そうなの!?」

 以前のブログで、次女クニコ6歳の誕生日プレゼントとして、「のりまきまっきー」を贈ったことを紹介した。それ以来、何度か「母と子の料理教室」でそれを使って、カッパ巻き、卵焼き巻きなどを作っていた。
 のりまきまっきーで、初めてのり巻きを作った際、
 
 クニコ「今度お母さんが仕事で遅いときは、クニコがのり巻き作れるよ!」

 とクニコは言っていた。
 それを聞いて、「そうなるといいね。」と言いつつも、思わず妻と笑ってしまったことを思い出す。
 その後、何度か妻と一緒にのり巻きを作ったアキコとクニコ。妻はもう大丈夫と判断したようで、この日の子供たちだけの調理となった。

【卵焼きを作る、キュウリを切る…】
 12時過ぎ、図書館から帰ってきたところで、調理が始まった。

アキコ「クニコ、アラスカ(カニ風味のかまぼこ)を裂いておいて。」
クニコ「うん、わかった。」



 こう言いながら、卵焼きを作り始めるアキコ。油をしいて、火を使い始めた。
 クニコは、お姉ちゃんに言われた通り、アラスカを手で裂いていた。



アキコ「それから、キュウリを洗っておいて。」
クニコ「うん。」

クニコ「クニコがキュウリを切る。」
アキコ「クニコはよく切り方を知らないからダメだ。」
クニコ「じゃあ、お姉ちゃんが先にやって教えてね。」



 こんなやりとりがあって、アキコがキュウリを切った。少しでよかったので、全部アキコが切った。

クニコ「クニコは、のりまきまっきーを洗う。」

 クニコは、こう言って片づけてある、のりまきまっきーを持ってきて洗い始めた。
 ご飯をもり、のり巻きに挟む材料をテーブルの上に運び終え、いよいよのり巻き作りである。



 ここからは(も)、慣れたもので、アキコ、クニコが順番にのり巻きを作ってくれた。
 作り方は、以前のブログ記事で紹介したとおりである。
 アキコがまずお父さんの分を作ってくれ、それから自分の分を作った。そして、クニコは自分の分を作った。






 ツナマヨ、キュウリとアラスカ、卵焼きとアラスカなどいろいろなのり巻きを作ってくれた。保育園に通っているクニコでも、簡単にのり巻きが作れてしまう「のりまきまっきー」は、本当によくできている玩具(調理器具)だと思った。
 私はと言えば、おもしろそうだったので、1回だけ自分でのり巻きを作った。あとは、アキコに作ってもらっていた。
 ただ、野菜類が不足だと思ったので、私がニンジン&リンゴジュースをジューサーで作った。
 後半は、作りながら食べるという形で、楽しみながら食事ができた。
 
 ところで、この不景気でも、食べること、寝ること、着ることはしないわけにはいかない。家で料理を親子で作って楽しむということが、不景気下での一つのトレンドになるような気がする。なぜなら、家で調理すれば節約できるし、保存料等のない安全な食事を作れるから。そして何より親子での調理は、子供たちにとって一つの楽しいイベントであり、親子の交流となるから。旅行などに比べてお金のかからない、一つのレクリエーションとなるだろうから。

【片付けもテキパキとする子供たち】
 ほどなくして楽しい昼食が終わり、片付けに入った。
 私は、ニンジン&リンゴジュースを作ったジューサーを洗った。
 クニコは、使った食器類を中心に、油のついていないものを洗った。




 アキコは、油のついたフライパンや包丁・まな板などを洗った。



 さらに、クニコは、テーブルを拭いたり、ゴミ捨てをしたりした。





 アキコは、洗った食器を拭いた。





 かくて、食器を片づけ、すべてが終わった。
 準備・食事・片付けを入れて、1時間と少しであった。

 クニコの「お母さんが仕事で遅いとき、クニコがのり巻きを作る」という一言は、思いの外、早く達成できた。ちょうど半年後に達成したことになる。
 
 妻は食事の準備を心配することなく、しかもカップラーメンのようなものー簡単にできるが栄養的には問題のあるものーでなく、栄養的にもまずまずのもの(カップラーメンに比べて)を子供たちだけで準備できた。

 なぜできたか。

 それは、やっぱり「母と子の料理教室」での積み上げが大きい。ずっと一緒に料理をしながら教えてきたからである。料理教室を始めた頃は、「一人で作るよりも、倍疲れるわー」と言っていた妻。ここにきて、ようやくペイするようになってきたわけである。
 片付けなどについては、母と子の料理教室に限らず、毎日させてきたからである。
 現在、食後の食器運びはもちろん、テーブル拭きも、アキコとクニコがすることになっている。
 
 料理をすることは、子供にとって本来興味あることで、やりたいことではないだろうか。
 何といっても、好きなものを作って、それを食べられるわけだから。食べることは愉しみなのである。(アキコ・クニコは「料理することが楽しい。切ったりすることが楽しい」と言っていた。)

 自分で料理を作れるということは、深いところで自信をもてる気がしている。なぜなら、食べなければ人は生きていけないから。

 それに、大人に近づいた感じがするだろうし、自分のためばかりでなく、家族の料理を作ることで家族の役に立っているという誇りも生じるだろう。
 お母さんの大変さというかありがたみがわかるという効用もあろう。

 アキコ・クニコの成長に、うれしくなった一件であったが、「母と子の料理教室」を継続する中で、今後さらにいろいろな料理ができるようになり、お母さんをもっと助けるようになるに違いない。
 そして、お母さんのレパートリーにない新しいメニューができるようになったら、とっても楽しいだろうなと、今思う。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

「母と子の料理教室」でカッパ巻き作り
ー誕生日プレゼント「のりまきまっきー」使ってー


初めてカレー(アキコ)とサラダ(クニコ)を作った日


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◆キーワード:1 お手伝い 2 母と子の料理教室  3 子供の成長

◆留意点・その他

・包丁は、子供用のものを購入し、使っている。

・ずっと前の記事で、お母さんの調理のお手伝いをしようとしない、日本の子供たちの問題を憂えた記事を書いたことがあった。(弱い日本の子供を脱する!~外国の貧しい子供に学ぶ~)それは、子供が悪いのではなくて、その面について育てようとしていない親の問題ではないかと考える。本記事に書いたように、子供は本来調理が好きだ。好きになる資質をもって生まれている。


クリスマスツリーに見る子供の成長 540号ー子供たちだけで作ったクリスマスツリーー

2009-07-30 21:00:10 | Weblog
◆リード:12月7日(日)、クリスマスツリーをセットした。ほとんどアキコ、クニコの二人でやり終えた。そこに子供たちの成長を感じた。

2008.12.7 クリスマスツリーに見る子供の成長 540号ー子供たちだけで作ったクリスマスツリーー

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 12月7日(日)夜、恒例のクリスマスツリーをセッティングした。
 既製品を組み立てるだけだが、今回は初めてアキコ、クニコだけでほとんどやり遂げた。

 ①もみの木の組み立て

 ②イルミネーションの取り付け

 ③雪やりんご、ベル、プレゼント、リボン、くつ、ぬいぐるみなどのグッズの飾り付け

 私が手伝ったのは、①のもみの木の組み立ての力がいる部分を少しだけ、②イルミネーションの取り付け、③の部分でもみの木のてっぺんにある大きな星の取り付けだけであった。あと、それぞれのグッズを飾り付ける意味を話したぐらいである。(◆留意点・その他参照)

 ちなみに妻は、納戸からクリスマスツリーセットを出してきただけであった。
 つまり、ほとんどアキコ(小4)とクニコ(年長)だけで組み立てた。



 思い起こせば、アキコ、クニコが生まれた頃は、当然だが見ているだけだった。おそらくは、ツリーの意味などわからず、ただ「きれいだな~」と思っていただけだっただろう。
 そのうち、クリスマスはケーキが食べられたり、プレゼントをもらえたりしてとても楽しいイベントであることに気づいてくる。
 そして、その雰囲気作りとして、クリスマスツリーは大切なグッズであることがわかってくる。父や母が楽しそうに飾り付けをしている様子を見て、自分をやってみたいと思うようになる。
 やがて2歳、3歳となり、少しだけ飾り付けをするようになる。さらに進んで、姉妹で飾りたいグッズを取り合ったりするぐらいになる。
 かくて、今年のように、ほとんど自分たちでできるようになるわけである。

 アキコ、クニコも、クリスマスツリーで飾ると、クリスマスの雰囲気が出てくるということを知っており(意味・目的の理解)、飾る手順を理解しかつできる(やり方の理解・能力の体得)ようになっている。
 
 楽しそうに、しかもお互いに飾りたいものを言い合い協力し合いながら、テキパキとクリスマスツリーを組み立てていくアキコ、クニコを見て、頼もしくなった。
 そういえば、今年の七夕飾りも、アキコ、クニコたちがほとんど作っていた。私と妻が一つ一つ七夕飾りを作って見せていたのが、懐かしいくらいである。

 いずれ旅行の計画も、家族会議の進行も、料理も、自分たちでできるようになっていくだろう。基本的には、このクリスマスツリーの飾り付けと同じようなステップで。

 子供は成長し、やがて自立していく。それを促すのにふさわしい環境(もちろん親自身を含めて)を提供し続けることが、親の役割なのだろう。

【関連記事】検索HP『家族の広場へ』


日本の伝統行事の意味・いわれを話す

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◆キーワード:1 クリスマスツリー 2 クリスマス  3 子供の成長

◆留意点・その他
・以前のブログ記事で紹介したように、わが家は「七田小学生新聞」をとっている。12月号「春夏秋冬 あれこれ通信」は、「クリスマスの巻」であった。そこには、クリスマスツリーの飾りについて、次のような記述があった。

11月の定例家族会議 539号ー11月のふり返りと12月の計画ー

2009-07-30 20:56:37 | Weblog
◆リード:11月30日(日)、定例家族会議を開いた。原則として第4日曜日に開催している、その月のふり返りと来月の計画を立てるというものである。

2008.11.30 11月の定例家族会議 539号(写真付きはここをクリック)
ー11月のふり返りと12月の計画ー

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 11月30日(日)、定例家族会議を開いた。
 定例家族会議とは、原則として第4日曜日に開催している、その月のふり返りと来月の計画を立てるというものである。
 この日は、私は教師として研修会に日中ずっと参加(自費参加である)する関係で、朝食を食べてすぐに(食べながら)、行った。

【11月楽しかった家族イベント】

 ふり返りの最後にいつも一人ひとりに問うているのが、

「楽しかったこと、心に残ったことベストスリーは何か?」

ということである。

 この11月は、それぞれ次のようであった。

★クニコ(年中)
ベスト① 結婚記念日で回る寿司&温泉
ベスト② 保育園で消防署見学
ベスト③ 進学先の小学校1年生との交流会

★アキコ(小学校4年)
ベスト① バトルスピリッツ(を購入して)で遊んだこと
ベスト② 母と子の料理教室でのスイートポテト作り
ベスト③ 結婚記念日で回る寿司&温泉

★妻
ベスト① 結婚記念日で回る寿司&温泉
ベスト② 紅葉のKダム&温泉
ベスト③ 個別懇談でうれしい報告

★私
ベスト① 紅葉のKダム&温泉
ベスト② 結婚記念日で回る寿司&温泉
ベスト③ 父と子塾第2期スタート

 ざっと、このようになった。
 共通して思い出に残ったイベントもあるが、それぞれ園や学校での生活もあり、微妙に違うところもある。
 今、このブログを書きながら、次のシーンを思い出した。

私「紅葉を見に、一泊旅行をするのはどうだ。」
妻「夏休み1週間も東北旅行したのに、何言ってるの!」(お金ないわよ。)
アキコ・クニコ(笑いながら、お母さんの言うとおりというように私の方を見ていた)
私「いや、冗談だよ。」(本当は半分本気)

 かくて車で片道1時間足らずのKダム周辺の秋の小旅行となった。
 これが楽しかった。秋の紅葉がすごく美しくとっても癒やされた。



 わが家は新幹線の駅まで車で30分なのだが、車で10分も走れば山の中である。
 近くてその分お金がかからないばかりでなく、昼食後の出発でもゆったりと過ごせ、秋を満喫し、大いにくつろげた。
 
【12月楽しみな家族イベント】

 来月の計画立案時の最後にいつも一人ひとりに問うているのが、

「来月は何が楽しみかな?」

ということである。

 この12月は、それぞれ次のようであった。

★クニコ(年中)
ベスト① クリスマス会(義母と義兄を招待しての)
ベスト② おゆうぎ会
ベスト③ 大晦日
ベスト④ お母さんの誕生日祝い
ベスト⑤ 父と子塾

★アキコ(小4)
ベスト① クリスマス会(義母と義兄を招待しての)
ベスト② サンタのプレゼント
ベスト③ お母さんの誕生日祝い
ベスト④ 紅白歌合戦
ベスト⑤ 大晦日

★妻
ベスト① クリスマス会(義母と義兄を招待しての)
ベスト② おゆうぎ会
ベスト③ 冬休み
ベスト④ 自分の誕生日祝い

★ファーザー(私)
ベスト① クリスマス会(義母と義兄を招待しての)
ベスト② おゆうぎ会
ベスト③ 冬休み
ベスト④ 妻の誕生日祝い
ベスト⑤ 大晦日(わが家の十大ニュース発表)

 既におゆうぎ会が13日の昨日終わった。
 この後は、妻の誕生日祝いがある。16日だが、既にプレゼントは購入済み。メッセージも、私とアキコ、クニコそれぞれが、今日の「父と子塾」の時に、書き上げた。
 クリスマスのプレゼントも購入済みである。
 以前のブログ記事に書いたように、こうして月末定例家族会議で来月のプランを書くと、楽しみにして過ごせるばかりでなく、十分な準備ができる。義母や義兄にもあらかじめ知らせておくことができる。
 ブログ更新状況でもわかるように、12月「師走」は、教師は走って回る程忙しい。
 だからこそ、この月の計画を立てるという習慣が、役に立っている。
 わが家では、不可欠な習慣であり、伝統である。


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大切な習慣「家族のカレンダー」を創る!


日本の伝統行事の意味・いわれを話す

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◆キーワード:1 楽しかったことベストスリー 2 定例家族会議  3 クリスマスツリー

◆留意点・その他
・12月7日(日)家族でクリスマスツリーを飾った。今年は、ほとんどアキコとクニコが飾った。アキコがリードしながら…。思い起こせば、以前はほとんど妻と私がしていたことだ。このように、だんだん独り立ちしていくのだ。





同じ12月7日(日)に作った雪だるま。これもアキコとクニコが二人で作った。南天の紅葉が美しい!

・以前のブログ記事で紹介したように、わが家は「七田小学生新聞」をとっている。12月号「春夏秋冬 あれこれ通信」は、「クリスマスの巻」であった。そこには、クリスマスツリーの飾りについて、次のような記述があった。
 私は、この記事を読んであげたり、聖書について少しだけ話してあげた。




保育園のおゆうぎ会(年長編) 538号ー義母・実母を招待ー

2009-07-30 20:48:19 | Weblog
◆リード:12月13日(土)は、クニコ(保育園)年長のおゆうぎ会であった。実母、義母を含めて、家族全員で参観した。初めての着物でのおゆうぎは、やっぱりすばらしかった。

2008.12.13 保育園のおゆうぎ会(年長編) 538号
ー義母・実母を招待ー

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 13日(土)午前中、この日は次女クニコの、保育園のおゆうぎ会である。

 実母、義母を招待しており、家族みんながこの日を楽しみにしていた。

 今回は、クニコにとって初めての着物でのおゆうぎである。
 クニコの学年は、なぜかこれまで着物での発表がなく、みんなの人気が着物でのおゆうぎに集中したそうだ。
 保育士さんが一人ひとり理由を聞いた。
 どの子も、「(着物を)着たいから。」と言う中、クニコはじっくりと考え、「スミレ組の時からずっと着てみたかったから。」と答えたそうだ。だからといって、希望が叶えられるはずもなく、くじとなり、運良くクニコは着物でのおゆうぎとなった。

 今回も、私の仕事は、ビデオカメラでの撮影である。
 2時間余り10以上も発表があるのだが、今回は同じ年長組の発表6つと、友人のいる組の発表2つにしぼって撮影することにしていた。

 
 定刻通り9時30分、おゆうぎ会が始まった。
 予定通り発表が進んで、クニコの番になった。

 クニコのグループは、紫色の着物衣装で登場。
 5人グループで息のあった、美しい演技であった。
 それを見て、大満足の義母、実母、私、妻、アキコの家族5人であった。

 さて、その後、わが家に集まり、義母の用意したおにぎりを食べたり、クニコの演技について話し合ったりした。

「クニコのおゆうぎは、上手だったね。」
「本当、一番うまかったよ。」
「みんな息があっていて、上手だったね。」
「着物が美しかったね。」

 クニコは、おにぎりをほおばりながら、うれしそうだった。

 私と妻は、その間をぬって、義母と実母にプレゼントするDVDを作成していた。
 9月以降のいろいろな家族イベントのビデオを収めたものだ。
 妻は、クニコの運動会、アキコのマラソン大会、M小フェスティバル、ヤマハ音楽発表会、おゆうぎ会の様子を撮ったビデオを1枚のDVDにまとめた。
 私は、それをラベルマイティーというソフトを使って、ラベリングした。
 
 そして、昨年度同様、義母にプレゼントした。

 

こうして、ビデオに撮り、DVDにすることで、いくつものメリットがある。

 第一に本人に見せることができる。マラソン大会も、音楽発表会も、おゆうぎ会も、演じている本人は見ることができない。ところが、ビデオを撮影しておけば、あとで自分でも見ることができるのだ。
 そのことで、自分自身で気づくこともある。「ここで先にラストスパートをかけられたんだ。(先にスパートをかければよかったな。)」、「確かにうまく踊れているな。よかった。」…というように。
 本人がビデオを見た上で、もう一度、みんなから「じょうずだね。」「きれいだね。」「こうしたら、もっといいね。」と言われるのだ。確かにそうだと納得するし、また学びにもなる。

 第二に、好きなとき、好きなだけ繰り返し見られることである。
 マラソン大会も、音楽発表会も、おゆうぎ会も、晴れ舞台である。自分が活躍し、ほめられた場面を見る度に、本人は元気が出る。家族も、楽しかった場面が再現され、その時の楽しさが蘇ってくる。それを、好きなとき、好きなだけ繰り返し見ることができわけだ。 わが家では、よく旅行の時のDVDや楽しかった家族イベントのDVDを見るが、一つのストレス解消法になっている。
 
 第三に、贈り物にすることができる。家族や仲のよい友人に(友人の場合は、一緒に演奏したビデオなど)、プレゼントすると、とても喜ばれる。今回も、義母は笑顔で受け取っていた。

 第四に、好きな時代(の思い出)にタイムスリップできる。
 アキコやクニコがずっと小さかったビデオを見ると、「こんなかわいいときも(今も十分かわいいが)あったんだな。」と感慨深さを感じる。
 これは、私たちが子供の頃には決してできなかったことである。
 おそらくは、アキコやクニコが結婚して、子供ができた際には、よい記念になるのではないだろうか。アキコやクニコの子供が、自分の親であるアキコやクニコの小さい頃にタイムスリップできるわけである。
 その時、孫たちはどんな感想をもつだろうか?!
 それには、ビデオに撮って残しておかなくてならない。子供はいつのまにか大きくなる。後になって、ビデオに残しておけばよかったと思っても、現実にはその頃にタイムスリップできないのである。
  
 
 さて、この日は、その後、義母・義兄を招待して、家族7人で夕食会となった。
 幸い義母・義兄一家は、車で5分ぐらいのすぐ近くに住んでおり、義母と妻はよく一緒に買い物に行くことがあるくらいである。
 近くに住む、最も大切な親戚である。実母同様、大切にしたいと思っている。

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◆留意点・その他
・ヤマハ音楽発表会も、クニコのおゆうぎ会も、三脚使用禁止であった。三脚を使われると、場所を取ってしまって、他の参加者に迷惑がかかるからだろう。そこで、今年の夏購入したのが、一脚である。これだと、あまりブレずに撮影でき、しかも疲れないで撮れる。三脚ほどとはいかないが、手よりもはっきりと違うレベルできれいに撮れる。場所を取らないので、ヤマハ音楽発表会でも、クニコのおゆうぎ会でも使用可であった。ブレないきれいな映像を撮るのに、お勧めである。※私は、下の一脚を、近所の店舗でちょうど5000円ほどで購入した。



Velbon RUP-43 一脚

出版社/メーカー: ベルボン
メディア: 付属品

・ラベルマイティというソフトもお勧めである。DVDのラベル作りや、カレンダー、名刺作りなど、わが家では大活躍している。ついさっき、妻への誕生日祝いのメッセージ作りに使ったばかりである。



ラベルマイティ8

出版社/メーカー: ジャストシステム
メディア: CD-ROM