超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

ヴィトラデザインミュージアムへ行く 9:知らぬが仏

2020-05-05 00:01:53 | 旅行
ホテルに戻り、最後の晩餐。
地味なラインナップですが、全部お気に入りです。
パン、チーズ、ビール、キャベツ、クノール。
素晴らしきドイツの味覚。


お腹も満たされ、長い1日を振り返り、もらったパンフレットを見て気づいてしまいました・・・


なんと、椅子を展示していた倉庫のような展示場は、階段を降りれば、地下に多くの展示室・展示品があったのです。
・イタリアンデザイン
・スカンジナビアンデザイン
・イームズ
・ライティングコレクション

もしや、これが私の思っていたヴィトラデザインミュージアムではなかろうか・・・。


あの日本人の若者は、トイレではなく普通に地下の展示室へ行ったのでしょう。

あぁ、クロークに行けば・・・、
トイレに行けば・・・、
日本人に声をかければ・・・、
この地下への順路に気づいただろうに。

受付では、「階段の隣にクロークがあります。」ではなく、
「クロークは隣です。それから階段を下りてください。」
みたいなことを言っていたんでしょうね。

受付の方の奇妙な視線の理由がようやくわかりました^^。
私はお金を払って、無料スペースだけを楽しんでいたようです・・・





翌日は帰国日。
フライトは午前なので、もうミュージアムに行く時間はなく・・・。

あぁぁぁ
パンフレットなんか、見ないで捨てればよかったーーー。
そしたら、展示を見のがしたことに気づかず済んだのに。


ショックすぎてベッドに倒れ込みました。


ヴィトラデザインミュージアムへ行く 8:国境

2020-05-04 00:43:01 | 旅行
ヴィトラデザインミュージアムからの帰り道。

私は子供の頃から、国境を歩いて越える、ということに憧れていて、しかも国境をまたいで大の字になって寝ころびたいとさえ思っていました。

この日は絶好のチャンス。
朝はトラムでスイスからドイツに入りましたが、帰りは徒歩にしようと決めていました。
しかも、この地域なら、ドイツからフランスに寄り道してスイスへ行くこともできるのです。
ほんの1~2時間の散歩なのに3か国を巡るって、すごくないです?

ちなみにスイスは非常に物価が高いので、ドイツで買い物をする人が多いようです。私もちょうど帰り道にあったドイツのショッピングセンターで夕食の買い物を済ませました。

テクテク歩き、順調にドイツからフランスに入りました。
国境は橋の真ん中でした。
右足がフランス、左足がドイツ、てな感じを想像していたのですが、国境に線が引いてあるわけでもなく、なんとなく越えてしまいました。


フランス側から見たライン川と橋


フランスに入ると、もう、看板の字が読めません。
スマホを見ても現在地と地図が頭の中で一致しなくて、ひとまずこの大きな川の土手に沿ってスイス方面に向かって歩いてみました。

のんびりプラプラ歩き続け、そろそろスイスというあたりで、まさかの行き止まり・・・。
脇道がないので、しかたなく来た道を引き返しました。

どの道からでも簡単に国境を越えられると思っていましたが、違うんですね・・・。

だんだん薄暗くなってきて不安になりました。
ようやく脇道を見つけ、迷いながらも大通りに出て、なんとか国境にたどり着きました。
が、通り方がわからない。
ここには制服を着た怖そうな人が立っていました。

パスポートを要求されているようなので、見せてみましたが、通してくれない。
入国審査なのか、税関なのか?
よくわからないまま、それでも、どうにか質問に答え(たつもり・・・)、徒歩で国境を越えて、無事スイスへ再入国しました。

ドイツ→フランス→スイスの散歩。
これで満足。
さすがに大の字にはなれなかったけれど^^。

日はどっぷり暮れていました。
疲労困憊、でも、達成感でいっぱい。

そういえば、このときの旅行で
フランスから電車でスイスに着いたときにも、駅で入国審査のような場所を通ったような・・・
ドイツから電車でフランスに着いたときには、何もなかったのに。
スイスはEUじゃないからなんでしょうか?
スイスへの入国は意外と面倒でした。

スイス、バーゼルの地図です。
ピンクの線の右上がドイツ、左上がフランス、下がスイス。
水色の「し」の形がライン川