デスクトップさんとDSライトさんは去る6/15に、
「六十里街道」の一部を歩く新緑の山歩きトレッキングに参加してきました。
今月の歩こう山形の会定例ウオーキングは、
月山ダムの近くの西川町・弓張平公園から、
月山スキー場の玄関口・志津までを往復する5Km程の山道です。
「六十里街道」は時代の面影を残す歴史街道としても有名で、
1000年以上も前の古代から開かれたと伝えられています。
庄内地方の鶴岡と内陸の山形を結ぶ山岳信仰の参拝道として利用され、
東北や関東の各地から集まった行者達が白装束に身を包んで、
羽黒山・月山・湯殿山の「出羽三山」をめぐって歩いたそうです。
また、戦国時代には軍馬が往来し、
江戸の藩政時代には参勤交代にも利用されたと言います。
一方では庶民の生活を支える物資の流通道路として、
庄内からは魚介類やローソクなどを、
山形からは紅花や豆などを背負って運ぶ人たちが、
険しい上り下りを大変な思いで歩いて往来したようです。
大勢の行者や旅人たちが往来した出羽の旧街道は、
その後に自動車が走る道路へと役目をバトンタッチしましたが、
現在もその一部は数多くの史跡と共に山間を縫うように残っています。
今回訪れたコースには泥道から行き交う人達を救った石畳が現存しており、
何処からこれらの石を集めてきたのか、更にどのようにして施工されたのか、
信仰心がなせるわざとは言え、
当時の人達の苦労が忍ばれて興味深いものがあります。
トップの画像は志津の五色沼から眺めた姥が岳で、月山は向かって右側になります。
弓張平公園はオートキャンプ場や植物園がある広大な自然がいっぱいの公園です。
行きは山形道の高速を使いましたが、帰りは国道112号をゆっくりと東へ。
月山湖(寒河江ダム)で吹き上げ高さ112メートルの東洋一の大噴水を見て、
ついでに水沢地区の日帰り温泉で疲れを癒しました。
弓張平公園から姥が岳を望む
石畳の六十里街道 月山湖の大噴水
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