昨日はDSライトさんの父がたいそうな麻雀好きであった事を、
ブログに書きましたが、
一方では書道の腕もたいしたものでした。
義父の所属する団体では三段で師範免許を取れるのですが、
義父はそれに飽きたらずに、その上の五段以上を取得していました。
普通なら名声を求めて色々と世間を相手に画策するものですが、
義父は外部への応募などは一切せずに、
ひたすら家にとじこもって、墨と筆の生活を送りました。
何故そうだったのかは、とうとう聞かずじまいです。
晩年の数年は近所の数人の小学生達に、
寺子屋形式で書を教えていたようですが、
その煩わしさに懲りて、後はひたすら自分一人の世界で生き続けた。
義母も負けず嫌いの性格で、義父が師範免許を取ると、
自分にも出来ないはずは無いと云い、後を追いかけて免許をとった。
なんだかんと云ってはいるが、夫唱婦随だったようです。
その血を引くDSライトさんは書道には無縁ですが、
陶芸やフラワーアレンジメントなどの「もの作り」が好きです。
しかし、ある程度出来るようになると、それ以上は努力しませんので、
世間に胸をはってアッピール出来るものはありません。
デスクトップさんは老後の楽しみに、陶芸と書道を趣味にしていますが、
DSライトさんと同じように、面倒なことは避けて通りたいタイプで、
この点では良く似ています。
書道は義父に触発されて師範免許を取りましたが、それ止まり。
自己研鑽の努力が不足していて、ペーパードライバーと同じです。
今は時々気まぐれに筆を握る程度ですので、たいしたことはない。
書道教室も開こうと思えば可能ですが、なんで今更と云う感じ。
陶芸もそこそこに作れるが、それ以上の領域に踏み込まない。
皆さん方からは陶芸教室を開いて欲しいと云われていますが、
そのうちにね、といっている間に時間が過ぎています。
要するに、世に打って出ることを好まないだけで、
例えば、義父のような晩年の過ごし方もあるわけです。
慎ましやかにひっそりと生きていければ、
それはそれで良いのではないでしょうか・・・・。
またまた、父の日を目前にして、義父の話になってしまいました。
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