紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

散歩が大好き

2008-10-30 11:08:23 | わんちゃん達
山形は寒さが一段と深まって、朝の最低気温が5度前後になってきました。
東京は朝の気温が13度前後と言いますから、これは最近の山形の最高気温と同じで、
この時期は一番温度差が気になる頃ですね。
ご近所を散歩していると、最近ではそれぞれの家の軒先から灯油の臭いがするようになりました。

朝の冷え切った7時前後と、夕闇が迫る4時頃に我が家の柚丸と茶々丸は散歩に出かけます。
昨年の冬は生後半年も経たなかったので、散歩という習慣は無かったのですが、
ぼつぼつ一年になりますので、朝夕の散歩はかかせない生活のリズムになりました。

朝はライオンさん一家の誰かが散歩に連れて行き、
夕方は我々がウオーキングを兼ねて、30分ほど散歩に出かけます。
夕方の散歩はニ匹の定位置が決まっていて、右側に茶々丸、左側に柚丸が並びます。


             



兄弟ですが、見た目と違ってニ匹の性格や行動パターンはかなり違います。

茶々丸は臆病者で温和しい性格、かなり知的?な雰囲気があります。
未だにソファーに飛び上がることが出来ずに、遠くで人間観察が得意。
食べ物に執着心が無く、ゲージの中ではハウスが大好きで孤独を愛するタイプのようです。
しかし、一歩外に出れば何事にも興味があり、一人前にマーキングでは片足をあげます。
茶々丸はデスクトップさんになついており、ちなみにデスクトップさんの血液型はA型です。

一方の柚丸は甘えるのが得意でやんちゃ坊主、自分本位でわがままな傾向があります。
遊びが大好きで、おもちゃをくわえては茶々丸を誘発して、先に家の中を走りまわります。
外にでれば、がむしゃらにつっ走るだけで、その割りにはよそのわんちゃんには警戒心が強い。
柚丸はDSライトさんが大好きですが、DSライトさんの血液型はAB型。

お互いにしっくりとくる人間と犬の相性というのは有るのでしょうかね。

さすがに朝の起きがけは家の中がひんやりとしていますので、
我が家ではいつ蓄熱暖房機の電源を入れるのかが、このところの関心事です。
昨年は11月3日でしたので、もう少し我慢するか。
でも、風邪を引いてはつまらないので、ここが思案のしどころです。


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牡丹餅とお萩

2008-10-27 15:59:02 | 山形にて
お彼岸は既に過ぎ去ったというのに、DSライトさんが何を思ったのか「ぼたもち」を作りました。
よくよく聞いてみると、近所の農協直売所で小豆が目にとまり、
餅米も新米だったので、急遽「ぼたもち」が食べたくなったのだそうです。
我が家では「ぼたもち」は自家製を食するのが流儀です。


                 


山形は豆類を使った食材が豊富で、今や「だだちゃ豆」や「ずんだ」は全国レベルのブランドに。
日常の食材では大豆の製品、特に豆腐や油揚げは品数も多くて安いようです。
納豆も多種多様で、首都圏ではテレビのダイエット番組で納豆が品切れになった時にも、
さすがにここ山形では、連日あふれんばかりの陳列を誇った?ものでした。

ところで、牡丹餅(ぼたもち)とお萩(おはぎ)、それに餡ころ餅(あんころもち)の違いや如何に?
デスクトップさんは恥ずかしながら、つい最近までその違いを正しく説明出来ませんでした。

物心がついてからずーっとこの種の食べ物は「ぼたもち」であり、
転勤で首都圏に移り住んでからは、「ぼたもち」がいつの間にか「おはぎ」に変わっていて、
さすがに、「あんころもち」は少しニュアンスが違うのは解っていたのですが、
まあいいか、大なり小なり形が違ってもどうせ同じ仲間、どうでもいいやと思っていました。

小豆で作った餡は「粒の無いこしあん」と「粒あん」、「煮た小豆そのままのもの」、
更に餡の変わり種として、黄粉や青海苔、ゴマ、枝豆をつぶした「ずんだ」まで有ります。
中身の餅は「米の粒が残っているもの(半殺し)」と「粒が残らずに餅にしたもの(皆殺し)」、
地方によっては中身の餅に餡を詰めるところもあるそうです。

一般的には秋の彼岸にお供えするものを「おはぎ」と呼ぶようですが、
どうやら、これらのバリエーションの組み合わせで、いろいろと名前が変わるようですね。
皆さんの処ではなんと呼ぶのでしょうかね。

DSライトさんの作る「ぼたもち」の餡には塩を加えません。
お料理番組などでは、甘さを引き出すために少量の塩を加えるのが裏技とされますが、
味がくどくなるので、さっぱりとした甘さ控えめが我が家の味です。

そう言えば、山形は何故か「塩昆布」に関する食文化が乏しそうで、
未だに美味しい地場産の「塩昆布」に出会えていませんが、
我が家では「ぼたもち」を食べるときは必ず「塩昆布」を食卓に添える事にしています。


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イチジクの甘露煮

2008-10-22 18:26:47 | 山形にて
山形では色々な食材に初めて出合うことが多く、
横浜に在住していた頃では想像もしなかったおかずが食卓を飾ります。

秋に入ると、去年にご紹介した「アケビの肉詰め」や
稲刈りが終わって暫くすると、醤油たれで煮た「イナゴの佃煮」が出回りますし、
「もってのほか」と呼ばれる淡い紫色の菊の花のおひたしが旬の味覚の仲間入りです。
これが以外と美味しくて、しゃきしゃきとした歯ごたえと、ほのかな香りがあります。
甘さとほろ苦さが特徴ですが、お酢を少量加えるとさっぱり感も味わえます。


                 


甘さとほろ苦さと言えば、「イチジクの甘露煮」もお茶うけにもってこいの逸品ですね。
普通「イチジク」と言えば、紫色に熟したものや乾燥品を食べますが、
山形ではスーパーで甘露煮にするための小粒の青いイチジクが店頭に並びます。


                 


甘露煮は一般の果実ジャムを作る要領と同じで、水を加えないで砂糖だけで煮ますが、
味を調えるために、2~3日かけて砂糖を少しずつ加えて煮るのが本格的な作り方だとか。

我が家ではそんな悠長な事はできませんので、砂糖をどばっと入れて、
一日2~3時間程度弱火で煮るだけ。
それでも立派な「イチジクの甘露煮」が出来ますよ。
赤ワインに蜂蜜を加えて煮たものも、酸っぱさとほろ苦さがほどよく絡み合って美味ですね。

出来上がりの見た目を重視する場合は、爪楊枝などで前もって数カ所穴を開けておくと、
煮たときに「しわ」にならないようです。
これは隠れた裏技です。

そうして苦労して作った甘露煮も、あっという間に食べ尽くされてしまいますので、
DSライトさんは「もっと味わって食べろ!」と心の中で叫んでいるようです。


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高校ラグビーの決勝戦

2008-10-20 17:45:46 | 山形にて
このところ山形は連日秋晴れが続いていて、最高気温も21度前後と過ごしやすい毎日です。

昨日は山形県の高校ラグビーの決勝戦があり、天童のNDソフトスタジアム に行ってきました。
高校ラグビーの全国大会は毎年暮れも押し詰まった12/27から始まって、正月の1/7に、
決勝戦が行われます。
それに合わせて各地で予選が行われて、晴れて代表校が「花園」の切符を手にするのです。
山形は例年この時期に早々と県予選の代表校が決まります。

県予選の代表校が決まる時期は、秋の味覚の王者「サンマ」と同じように、北海道に始まって、
岩手、宮城と南下して行き、本格的な冬が始まる11月末に首都圏に到達します。
山形では他県に比べて代表校が早く決まりますので、準備万端かと言うとどうもそうでも無いらしく、
東北地方の中でも青森や秋田など比べて、成績がもう一つパッとしません。

山形はラグビーを支える風土の歴史が浅く、関係者の皆さんは必死に頑張っておられますが、
真の勝者になるには沢山のチームの中から必死に勝ち残っていかなければならないと言う、
要するに競争相手が多い他県とは違った構図があって、
このパイの小ささが好成績を残せない要因の一つではないかと思われます。

スポーツはどの種目も同じでしょうが、競技人口の多さ、すなわち底辺の層の厚さが決め手です。
整った体制と熱意を持った指導者の元で、小さい頃から少しでもいいから参加出来る環境を作り、
優秀な人材を見つけて、育成していく。
裾野が広がれば、自ずから実力の世界が成り立っていく。
これが理想でしょうが、言うは易し、行うは難し。
綿々とした伝統で培われるラグビーの世界を短期間で作るのは、難しそうですね。
山形のラグビーを愛するあまりの、厳しい話ですみません。

今年の山形の高校ラグビーは、21年ぶりに決勝戦に進出してきた勢いのある「鶴岡工」の守備に、
「山形中央」が前半戦に手こずる場面もありましたが、その後は自力で粘り勝ち、
常勝校の強みで、11年連続の出場を決めました。


                 


                 


当日は午後から社会人のトップリーグ戦が高校ラグビーの決勝戦に引き続いてあり、
こちらは「トヨタ自動車」が格下の「横河」に振り回されながらの勝利でした。
愛知から応援に来ていると言うの親父さんのヤジが、監督も脱帽しそうな名調子でヒートアップ。
あれで結構日頃のストレスを解消しているのかもしれませんね。
久し振りにスピード感あふれる試合で、ラグビーを満喫しました。

最近は肖像権云々で、素人の撮った選手のアップは御法度。
何れも豆粒のようなショットですが、雰囲気だけでもと言うことで、ご勘弁下さい。
ラグビースクールで頑張っている孫のパンダくんが、試合前のエスコートキッズで、
選手と共にグラウンドに立ちました。


                 


                 



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三崎公園で見た日本海

2008-10-18 09:40:20 | 旅行を楽しむ
今回の最後の立ち寄り先は国道7号沿いの秋田・山形県境に位置する三崎公園です。
「三崎」と言えば、横浜時代によく行った城ヶ崎周辺を思い出しますが、
ここでは観音崎、大師崎、不動崎の3つの崎が日本海に突き出ているところから、
「三崎」の名が付いているそうです。
鳥海山噴火の溶岩で形成され、海水の浸食で切り立った崖がそそり立っています。

城ヶ崎の三崎は穏やかな海岸で、いたる所で磯遊びが楽しめますが、
日本海の三崎公園は荒涼とした日本海を実感できる格好のポイントの一つです。
象潟の道の駅で見た風景と似ていますが、海の色が心なしか暗く、寂しげです。
荒波が盛んに押し寄せて、古くから日本海側の街道の中で難所の一つとされた風景が、
目の前に広がります。
今日は比較的風が弱いのですが、日本海から吹き付ける風は半端なものではなく、
この地方は雪よりも風との戦いが昔からの宿命とか。

激しく移り変わる雲で遮られた陽の光りで、海の色が刻々変化していきます。
海岸近くで見るのと、崖の上から見るのとでは海の色合いが違って見えます。
同じ日本海なのに色々な表情が有りますね。


              


             


山形への帰路につこうとしたのは、夕日が日本海に沈むのには早すぎる時間でしたが、
それまで曇っていた空に少し晴れ間が見え始め、雲の隙間から陽がこぼれてきました。
光りの筋が海面をまぶしく照らしています。
遙か昔に何処かでこのような風景に出合ったことがあるなあ、と思いながら、
今回の日帰りバスツアーは幕引きです。


             


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象潟の九十九島

2008-10-17 15:32:33 | 旅行を楽しむ
象潟では道の駅「象潟ねむの丘」に立ち寄りました。
処で、象潟を「きさかた」と読める人は、よほどの学者か博識家、或いは東北地方に縁がある人で、
実はデスクトップさんも最近の雑誌「サライ」の特集記事(奥の細道)で初めて知った訳で、
大袈裟ながら、何とも不思議な読み方をするものですね。

「象潟ねむの丘」は4階に温泉があり、海産物や産直品なども売っていて、ちょっとした店構えです。
360度が見渡せる6階の展望台からは、日本海と鳥海山の麓に拡がる九十九島が眺望出来ます。

かつて象潟は、活火山であった鳥海山から噴出した泥流によって作られた入り江状の潟に、
大小の島々が浮かんでいましたが、約200年前の江戸時代に地震で地盤が2.4mも隆起して、
一夜にして陸地になってしまったそうです。

俳人松尾芭蕉が「東の松島、西の象潟」と賞賛したくらいですから、
当時は風光明媚な景勝地だったのでしょうね。
現在では田植え前に水の張った水田に写る島々が、当時の面影を伝えているといわれています。


             


             


秋のまっただ中とは言え、日本海の海岸は多少荒々しく、海の色も寒々としています。
日本海で見た風景は不思議なもので、秋田から新潟に至る海岸線では何処から見ても同じようです。
荒々しく岩や崖に打ち上げる波しぶきだけが鮮明に脳裏に焼き付いています。
でも、天気の良い日の日没は最高で、以前に訪れた近所の「十六羅漢岩」から見た夕日は圧巻でしたね。

このあとはいよいよ最後のビューポイントである三崎公園に向かいます。
三崎公園は象潟から約20分、酒田に向かって海岸線を走った処に有ります。


             


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奈曽渓谷の白滝

2008-10-16 09:24:52 | 旅行を楽しむ
バスは鳥海山の裾野に出て、象潟に向かって稲刈りの終えた田園地帯を走ります。
象潟の手前は防風林に囲まれた家々が点在する小さな集落がいくつかあって、
その内の一つにこんもりとした森に囲まれた奈曽渓谷と金峰神社があります。

金峰神社と対峙するように奈曽の白滝があり、
白滝は、高さ26m、幅が11mで、この地方では水量の豊富さを誇る名勝だそうです。

観光地の有名な滝の大部分は見学用のアクセスが整備されていて、
大抵は滝の近辺まではあまり苦労しないで近づけるのですが、
ここは余り有名な滝では無いようで、
神社境内から急勾配で濡れた石の階段や狭い道を、川に向かってずいぶんと下って行きます。

これがまた大変で、足下のおぼつかない皆さんは途中でリタイア組が続出。
それでも滝までたどり着いて、滝の流れる音や水しぶき、遠くに見える吊り橋などを鑑賞して、
しばし休息の時間が過ぎれば、「行きはよいよい、帰りは怖い」今度は登りがやっかいです。


                


登りが続く途中の70段の急な石段を一気に上がれば、息が切れて膝はがくがく。
デスクトップさんとDSライトさんは日頃運動をしているので、
多少の体力は付いているはずですが、かなり過酷な見物となりました。
(まあ、山寺の参道を登るよりは多少は楽だったかも知れませんがね)

案内役の添乗員さんも初めて見物した様子で、かなりきつかったですねと苦笑い。
ミステリーツアー宜しく、予定外の立ち寄り先で見物が出来たと喜んだのは良かったのですが、
思わぬハプニングの一幕となりました。

この日はとうとう五合目から山頂にかけては、寒々と雲がかかったままで、
鳥海山の全貌を目にすることは出来ませんでした。



             


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一足早い鳥海山の紅葉

2008-10-15 13:38:42 | 旅行を楽しむ
最上川の船下りを楽しんだ後は、鳥海山の五合目まで一気に登ります。
鳥海山は秋田県と山形県に跨る名峰で、出羽富士とも呼ばれて、標高は2,236メートル。
日本海側の遊佐町の海岸から眺望する姿は実に雄大です。

裾野の紅葉はまだまだと言う感じですが、途中から少しずつ紅葉が始まっていて、
標高1,150mの五合目の大駐車場付近は紅葉が真っ盛りのようです。

天気が良ければ、遠くに日本海と象潟を見下ろせるのでしょうが、
五合目付近はガスで一寸先も見えない真っ白な世界。
当然の事ながら皆さんはなすすべもなく、雲上人宜しく出発時間が来るまでの間は、
ひたすらビジターセンターの中で寒さを凌ぎます。
添乗員さんも心得たもので、早々と予定の時間を切り上げて次の目的地の象潟に向かいます。


             


             


バスが山を下り始めると徐々にガスも無くなって、
下界より一足早い紅葉が、次々とバスの窓越しに展開して行きます。
紅葉の最盛期には全ての木々が赤く染まるとか、きっと素晴らしい光景に成るのでしょうね。


             


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雨に煙る最上川船下り

2008-10-12 18:21:44 | 旅行を楽しむ
デスクトップさんとDSライトさんは10月11日からの三連休の初日に、
日帰りバスツアーで「奥の細道・最上川周辺巡り」をしてきました。

当日は前後が絶好の秋日和にもかかわらず、その日は一日だけ全国的に傘マークの天気予報。
やはり予報通りに朝から雨模様で、このところ「大曲の花火大会」からツキに見放されています。

山形を出発して最初に楽しんだのは「最上川の船下り」。
山形県内を縦断する最上川は、芭蕉の句 『五月雨をあつめて早し最上川』 でも有名で、
今回乗船したのは、尾花沢の近くの古口にある戸澤藩船番所を出発して、
草薙温泉で下船する約1時間のゆったりとした船旅です。

最上川の船下りは複数の会社が運行していて、
乗船場所や立ち寄りの場所など、多少パターンが違うようです。
今回乗船したのは古口~草薙間で、「最上峡芭蕉ライン観光」の観光船です。

途中は日本三大急流と言われる場所もありますが、渇水期のためか比較的穏やか。
全行程をゆったりと流れに乗るように最上川を下っていきます。


             


この地方特有の方言で紹介される船頭さんの舟唄とガイドは絶妙で、
乗船している人達とのやりとりも、情けないことに半分は理解不可能。
特に外人旅行客向けにサービスを始めた英訳版の舟唄は、実に難解でなんのことやらさっぱりで、
最後の「サンキュウー」だけが辛うじて聞き取れた単語でした。
日々に聞き取れるようになったと思われる方言ですが、奥が深いことを再認識した次第です。

四季折々に美しい表情をみせる最上峡の絶景は、特に冬の雪見船が最高だとか。
寒さと風を防ぐビニール張りの船も趣が有ります。
紅葉もまだまだ先の様子で、天気の良い紅葉の時期に是非もう一度訪れたい処です。


             


             

               


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ストレプトカーパス

2008-10-10 15:58:54 | 山形にて
先だって山形市の外れにある百目鬼温泉に行った時に、
温泉に併設された産直販売店で買い求めた草花が有ります。
草花の名前はストレプトカーパス。
可愛らしい小さな薄紫色の花が咲きます。

ストレプトカーパスは色々な種類が有るそうで、
茎のないものはセントポーリアと同じように、マニアの間では人気が有るようです。
買ったものは茎のあるもので、観葉植物としても部屋の片隅に置けそうです。


              


ここの産直販売店は近所の農家の人が、
庭先で育てたらしいと思われる草花を安く売っていて、
普通の園芸店のように同じ種類が数多くあるという品揃えは期待できず、
それ故に時々思わぬ草花に出合うことが有ります。

今回買い求めたストレプトカーパスは咲き終えた花が多く、
茎が伸び過ぎて、パッと見の姿形があまり良くありません。
但し、一鉢300円也と言うから安いと思われ、
DSライトさんがなんとかなるかな?と言うので、ついつい買ってしまいました。

子株ながらも茎が伸び放題にだらしなくなっていますので、
DSライトさんが枝を切って、形を整えました。

その数日後にDSライトさんのお友達から、
なんと同じ種類のストレプトカーパスが届きました。
挿し木で増えたので、一鉢お裾分けという事でした。
ご両人は同じような傾向の草花が好きなようで、
偶然とは言え、ちょっと微笑ましい出来事となりました。


              

買い求めたものを切り詰めたのが右。
真ん中がいただいたもの。
左が切り詰めた茎を挿し木したものです。

霜が降りる前に家に取り込んで、
西日が当たる窓際で長い冬を越すことになります。


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山形の書道展

2008-10-02 17:11:30 | 書道を楽しむ

デスクトップさんとDSライトさんは昨日、山形美術館で開催されている書道展を見てきました。

県美展とほぼ同じような規模で、書道のみの展覧会としては山形県内では由緒のある展覧会だそうです。
県内と本県出身の書道愛好家が制作した漢字、かな、調和体、近代詩文、少字数、刻字、篆刻(てんこく)を、
県書道連盟の役員の方々が審査して、県知事賞をはじめとする各賞と、入賞・入選作が選ばれました。

出品作は900点だったそうで、そのうち一般公募作品は約500点。
非審査分を除いても入賞と入選の合計が380点ですので、比較的広い門だと思われそうですが、
ところがそうでもなさそうで、役員・会友の作品を加えた合計777点の展示作品は何れも力作ばかりです。

展示された作品はほとんどが行書や草書の漢字で、楷書は数点。
仮名の少ないのも気になりますが、一方では篆書が相変わらず底堅い人気があるようです。
調和体、近代詩文、少字数は、デザイン風の書道が近頃は流行っていますので出品数も多くなっています。

流派が違えば筆の運びや文字の形態など表現の方法が全く異なりますので、
残念ながらデスクトップさんはこのレベルになると「技術的な上手下手」がわかりません。
従って、作品の見た目を重視しないで、その作品を制作したお方を名前から想像しながら、
作品から滲み出る作者の思い入れに重点をおいて見て廻りました。
それともう一つ、自分流の好みにあった作品を探し出す楽しみも有りますよね。

デスクトップさんが習得した書道は、筆使いが優しくて端正な字体の表現を目指していますので、
展示されている入賞や入選作品全体の傾向が自分の作風とはほど遠く、
自分流の感性にマッチした、ほっとするような作品にほとんど出会えませんでした。
この現実にいささかカルチュアーショックを受けています。

デスクトップさんも書道の師範免許を持っていますので、その気になれば、
条幅や扁額などの大きな書道用紙に向かって筆を進めることは出来ますが、
山形へ移住後は色々と横道ばかりが多くて、本気で書道用下敷きを広げたことが無いという有様です。
もっとも、春休みや夏休みには時間をもてあます孫のコアラさんやパンダくんを相手に、
書道教室のまねごとをしていますが、これはほんのお遊びと言ったところです。

人間は追い詰められたときに真価が発揮されるものですので、良い作品はその時に出来るのです。
ところがデスクトップさんの陶芸と書道は、それで生計をたてなければならない状況では無く、
寝る間も惜しんで必死に頑張ると言う、切迫感がずいぶんと欠如しています。
別に言い訳するつもりは有りませんが、
それが趣味の世界の甘さから脱却出来ない最大の要因では無いかと。

このところ山形美術館に出向き、皆さんがそれぞれの分野で頑張っておられるのを目の当たりにして、
実に情けないことだと反省をしております。
芸術の秋、悩みが深い時期になりましたね。
(笑われるかも知れませんが、本人は以外と本気なのですよ....)


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