秋たけなわの先週末(10/13~14)、山形は抜けるような秋晴れでした。
天童の山形県総合運動公園では「第7回東北小学生ラグビーフットボール交流大会」が開催され、
東北の各県から15チームが参加して、2日間にわたる熱戦が展開されました。
孫のパンダちゃんは山形ラグビースクールに所属する小学校3年生の男の子。
試合には5、6年生が出場するので、パンダちゃんは応援団の一員として参加しました。
父親のライオンさんはスクールの指導者、母親のキリンさんはスクールの事務兼雑用係です。
二人ともコーチの方々や父兄の皆さんと一緒にチームの為に頑張っています。
横浜にいるボクシーさんも小学校の高学年から大学卒業までラグビーをやっていましたので、
デスクトップさんとDSライトさんは、過去に追っかけをした経験があります。
その当時が懐かしく、あれやこれやといろいろな思い出が重なる2日間でした。
(なにげに感傷的になっていますので、以下は多少くどくなります......済みません)
山形がラグビーに本腰を入れ始めたのは、平成4年に開催された「べにばな国体」がきっかけ。
他の都道府県に比べても歴史が浅く、まだまだ発展途上の段階?と言ったところでしょうか。
小学生とは言え、レベルの高い粒ぞろいの選手で構成される他県の選抜チームに対して、
山形は僅かな人数で4年前にスタートしたスクールで、それも試合経験が少ない単独チーム。
結果はどうあれ、試合が出来る人数も揃い、堂々とプレーが出来たのですから立派なものです。
最近のテレビで、高知県の某高校ラグビー部を指導する大八木さんの姿が紹介されていますが、
高校生でも目的をはっきりと意識付けさせるのが難しいのに、まして小学生では???....
デスクトップさんは専門家ではないので、偉そうなことをとお叱りを受けそうですが、
小学生とラグビースクールの接点は、ちょっと考えただけでも難しそうですね。
「ラグビーを仲間と共に楽しみ、ラグビーに親しむ」だけでは、試合に勝てそうにないし、
さりとて、「ラグビーの技術を学び、ラグビーの精神を覚える」には、到達する「しきい」が高いかも。
更に「ラグビーで元気な体力作り」には怪我がつきもので、父兄の理解と協力が得られるか...等々
これらに対して、歴史のあるチームは経験の積み重ねから某かの答えを持っていそうですが、
そうでないチームは、難題を抱えながらも、とにかく試行錯誤を重ねて答えを見つけて行くのでしょうね。
試合に勝つことや高度な知識と技術を身につけるのも大切だと思いますが、それよりも大切な事は、
「スクールのメンバーと触れあいながら、どのように人と接していけばよいか」、
「自分の思うようにならない時には、どのようにして辛抱や我慢をするか」、
「自分が出来ることは何か、相手の為にしなければならないことは何か」等々。
今の子供達が次第に苦手になってきた協調性や忍耐力、向上心の追求など、言い換えれば、
スクールの活動の中で小学生なりに「ラグビーの精神」を体感して、学んでくれる事だと思われます。
山形ラグビースクールは、次のステップへの夢を繋ぐ為にも、今後も地道に活動を続けるでしょう。
これからも子供達の元気で屈託のない笑い声と笑顔が、関係者の背中を押しをしてくれます。
いづれそのうちに、やっと芽吹いた大切な若木は、きっと立派な大樹になりますよ。
今回の大会では、遠征試合の機会が少ない小学生達が、いろいろと違った世界を体験しました。
応援だけだったパンダちゃんにとっても、勉強になった2日間だったと思われます。
山形ラグビースクールの皆さん、ご苦労様でした。
これからも頑張ってください。
山形ラグビースクールの詳細は次のホームページに紹介されています。
「関東協会」から「スクール」へ進んで、山形県の「山形ラグビースクール」を開いてください。
*
日本ラグビーフットボール協会のホームページ*
ラインアウトのボールは負けずに取るのだ....
さあ、みんなでボールを追いかけるぞ!
父兄の見守る中、これからの作戦は?
皆さん、頑張りました。お疲れさまでした。