憲政の神様、尾崎行雄は、ただ者ではなかった。
なにしろ、自分の演説会に木戸銭(入場料)を取ったのである。
それでも会場は毎回満員で、立錐の余地もなかった。
その尾崎が、
「雄弁は人格」
という言葉を残している。
「綸言汗のごとし」(君主が一度口にした言葉は、訂正できないほど重いもの)、
とニュアンスは似ていて、
政治家の言葉は、すなわち政治家の人格そのもの、
軽々しくあってはならない、といういましめである。
野田内閣の経済産業大臣が、最初の国会が始まる前に、辞任した。
「放射能をうつしてやる」と軽口を叩きながら、防災服の袖を
記者にすりつける仕種をしたらしい。
いま、中国は沖縄近海で、日中中間線を越えて日本側にわざと侵入し、威嚇をはじめている。
近年、フィリピンやベトナム相手に、中国が島を侵略していく前段階と、同じ動きである。
かと思えば、ロシアの爆撃機が日本列島を一周し、
宗谷海峡には20隻もの軍艦をそろえ、すでに4隻が海峡を通過した。
宗谷海峡は、稚内の目と鼻の先である。
一昨日も書いたが、覚悟も勉強も見識も足りない、二流の政治屋大臣など、
どうでもよい。
しかし、そういうくだらない大臣の件で、
限られた新聞の紙面や、テレビのニュース時間が割かれる。
というよりも、こんな内閣に果たして、中露の野望を防止する施策がとれるのか?
なにせ、防衛大臣は自他共に認める「素人」なのだから。
政治家の言葉は本来重いもので、だから明治の頃の政治家は言葉を大切にした。
そういう政治家の言葉を聴きに、人々は木戸銭まで払って、演説会を見に行ったのである。
しかし、今や民主党のおかげで、日本の政治家の言葉は信頼を失っている。
もう一度、尾崎行雄の言葉を記し、野田新総理に贈る。
「雄弁は人格」。
なにしろ、自分の演説会に木戸銭(入場料)を取ったのである。
それでも会場は毎回満員で、立錐の余地もなかった。
その尾崎が、
「雄弁は人格」
という言葉を残している。
「綸言汗のごとし」(君主が一度口にした言葉は、訂正できないほど重いもの)、
とニュアンスは似ていて、
政治家の言葉は、すなわち政治家の人格そのもの、
軽々しくあってはならない、といういましめである。
野田内閣の経済産業大臣が、最初の国会が始まる前に、辞任した。
「放射能をうつしてやる」と軽口を叩きながら、防災服の袖を
記者にすりつける仕種をしたらしい。
いま、中国は沖縄近海で、日中中間線を越えて日本側にわざと侵入し、威嚇をはじめている。
近年、フィリピンやベトナム相手に、中国が島を侵略していく前段階と、同じ動きである。
かと思えば、ロシアの爆撃機が日本列島を一周し、
宗谷海峡には20隻もの軍艦をそろえ、すでに4隻が海峡を通過した。
宗谷海峡は、稚内の目と鼻の先である。
一昨日も書いたが、覚悟も勉強も見識も足りない、二流の政治屋大臣など、
どうでもよい。
しかし、そういうくだらない大臣の件で、
限られた新聞の紙面や、テレビのニュース時間が割かれる。
というよりも、こんな内閣に果たして、中露の野望を防止する施策がとれるのか?
なにせ、防衛大臣は自他共に認める「素人」なのだから。
政治家の言葉は本来重いもので、だから明治の頃の政治家は言葉を大切にした。
そういう政治家の言葉を聴きに、人々は木戸銭まで払って、演説会を見に行ったのである。
しかし、今や民主党のおかげで、日本の政治家の言葉は信頼を失っている。
もう一度、尾崎行雄の言葉を記し、野田新総理に贈る。
「雄弁は人格」。