吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

テラス利用の物置と見積もり構成要素。

2011年02月08日 | 金属工事
今日は、朝から昼過ぎまで晴れ、次第に雲が多くなり予報の通り
雨が降って来た。しかし、この雨も夜だけで明日の朝には晴れると言う。
朝から、金属工事の見積もり依頼が2件、材料の卸業者と工場に
問合わせをして、返事をしておいた。
アルミテラスの施工図をフリーハンドで描いて、見積書を作成。
午後より、見積書を届けに行って来た。
予想以上に高かったのか、予算をオーバーしたのか、まず第一声
「こんなに掛かるんですか? 高いな~」 と。

戸建て住宅で良く依頼を受ける、テラスを利用した物置き小屋と言うか
雨除けの波板を張って周囲を囲ったやつ、見た事があるでしょう。
建物の壁から敷地いっぱいまで、ポリカなどの波板を張って、自転車や
家庭菜園用の道具やスコップなど或いは棚をつくったりして夏・冬の
不要な物を保管するスペースとしたり、簡単に建物の外壁を利用して
作るので結構便利ですね。
この保管用スペース、規格のテラスを利用して作るのですが、最初から
全て規格品としてあると思っておられるようだ。

今日も、「高いですね~、ホームセンターの広告に¥7万~¥8万円と
出ているのに、そんなにするの?」言われました。
ホームセンターの広告のテラスが¥7万円とあってもそれは、屋根と
前の両脇の柱が2本のみです。しかもサイズは決まっています。
だから安いんです。依頼を受けるのは、サイズはオーダーサイズで
当然周囲の波板は別途です。
波板を固定するアルミの型材もそれを支える柱も当然、何本か追加です。
波板を止めるフックボルトも全て追加になり、それは広告の金額には
含まれていません。工事費も当然、増えた柱を埋めたり、周囲の波板を
貼る手間代も全て追加です。

今回のアルミテラスの規格品は、サッシメーカーの型材で肉厚も充分
あります。ホームセンターの安いメーカーさんのテラスは、柱でも手で
握るとペコペコと凹んだりするほど肉厚の薄い部材が多いですね。
この様な金属製品は、重量が金額のウエートを占めます。
1本 L=5000   何kg @¥***-   で ¥何万円とか、
アルミ板  1mX1m=1m2X板厚2mmX比重2.7=5.4kg
5.4kg Xアルミ地金の相場 +表面処理代 +運賃などの諸経費が
アルミの板の金額です。当然、切断、曲げ加工、溶接などの加工が
増えればさらに加算されます。

でも、重量は金額構成要素の大事な部分です。
あとは、型材には定尺があって、それが L=5000 とする。
だが必要な長さが L=3500 で3本だとすると L=5000 が3本
1本につき ロスが L=1500、実に定尺1本分を捨てる事になります。
当然、これはお客さんの負担です。1本が1万円なら、捨てる材料ですが
¥1万円は払う事となります。
こうやって積み上げられたものが見積もりで、ロスの多い注文をされると
捨てる材料のお金を多く払わされる事となります。

今日のお客さんは、価格の構成要素を御存じ無いので出た言葉のようですが、
正直 私でも、たかが物置にと思うと高く感じますね、解ります。
でもこれは、どの業者に依頼されても同じ事、盗んで来た物を売らない限り、
捨てる端材のお金まで要求されます。
今日、訪問したお客様から言われた言葉の紹介と見積もりの根拠の説明
でした。少しでも御理解 頂ければと思います。

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